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皆川博子随筆精華II 書物の森への招待
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【この小説が収録されている参考書籍】
皆川博子随筆精華II 書物の森への招待: 皆川博子随筆精華

皆川博子随筆精華II 書物の森への招待の評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt
Created with Highcharts 5.0.100件0.00%0件0.00%0件0.00%0件0.00%1件100.00%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

『万葉集』まで好きな皆川博子さんによる読書案内

本書の帯には「ブックガイド」とあります。
確かに読書案内です。
読みたくなった本が何冊もありました。

英語で「My Favourite Books」。これも帯。
でも、皆川博子さんの好きな本はベストセラーになるような本ではないようです。

編者の日下三蔵さんは、本書を「皆川博子解説&書評集成」(324頁)と名付けています。

皆川さんの読書の幅の広さには、ただただ感心するばかり。
こんなに広範囲の文学に好奇心を持てるなんて、驚くばかりです。

日本の文学のジャンルは年々細分化していくように見えます。
本好きの自分は、好きなジャンルの本にばかり集中しがちです。

一方、世間の注目を浴びるジャンル以外の本は、絶版になりがち。
例えば、エドワード・ケアリーの『望楼館追想』(190頁)なんか、古本も今や在庫なし。

手に入らない本を読んでみたくさせる、皆川さんの書評は、ある意味で罪です。

でも、ケアリーの愛好する作家名を、この本で知ることができたので、よかったです。
<ケアリーの愛好する作家>
   ブルーノ・シュルツ
   カーソン・マッカラーズ
   イタロ・カルヴィーノ
   村上春樹を「敬愛している」(192頁)

さて、本書『書物の森への招待』の目次は、四部構成。
第二部と第三部の「幕間」には、「推薦文」が収められています。
「幕間」があるなんて、お芝居のようですね。

第一部 ミステリ
第二部 時代小説
幕間|推薦文
第三部 海外文学/コミック/現代文学/ノンフィクション
第四部 幻想/SF/ホラー

笑ったのは、コミックまで文学の仲間入り。
『犬神家の一族』が漫画(222頁)になったものが入っています。

本書の書名は「書物の森への招待」となっていますが、
皆川さんの解説&書評は、かなり辺境の書物についてのもの。
辺境の迷宮のような、奥深い書物の森になっています。

第三部には、『万葉集』について書かれた文章(240頁)がありました。
『万葉集』まで好きな皆川さんとは驚きました。
『万葉集』は、海外文学ではないし、もちろんコミックでもない。
なんで、ここに? 入れられたの、と笑いましたけど。
現代文学でもないし、ノンフィクションでもないし。

読者としては『万葉集』を無理やり「現代文学」に入れたいと思いました。
現代は、『万葉集』に由来する<令和>の時代だから。

編者の日下さんが、『万葉集』は「書影の入れようがないため、空欄としてある」(331頁)
とわざわざ断り書きしているのがおかしかったです。苦しそうで。

編者も変じゃ。『万葉集』の原作者も空欄となっているし。
表紙カバーの装画は、植物の花や葉っぱの万葉調のイラストですし。

『万葉集』は、日本文学から外せない書物なんですね。
日本文学の原点。
皆川博子随筆精華II 書物の森への招待: 皆川博子随筆精華Amazon書評・レビュー:皆川博子随筆精華II 書物の森への招待: 皆川博子随筆精華より
4309029744

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