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梅安冬時雨: 仕掛人・藤枝梅安7



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梅安冬時雨: 仕掛人・藤枝梅安7の評価: 4.32/5点 レビュー 19件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

表紙と中身が違う

表紙は注文した品『梅安冬時雨―仕掛人・藤枝梅安』でしたが、中は『刀 十時半睡事件帖』白石一郎著でした。表紙と中身が違っていてびっくり、しばらく読んで主人公が一向に現れる気配がないのでよくよく見てみると中身が違った本でした。
梅安冬時雨―仕掛人・藤枝梅安Amazon書評・レビュー:梅安冬時雨―仕掛人・藤枝梅安より
4062050153
No.1:
(3pt)

矛盾をはらむストーリー展開

これが最後ですか。全編にわたって終末というか幕引きの臭いが充満した作品との印象を強く受けました。と言いながらもいくつか先の展開と布石の跡があちこちに残るのもさすが人気作家池波正太郎の見事な手際です。
おもんは作品にはもはや当事者としては登場しません。後半では、おもんとの別れが示唆されています。それに代わり独特の存在感を持ち新しく登場してくるのが、おしまです。前巻にも登場していたおしまですが、この巻ではおしまは一線を超えることになります。おそらく「おしま」は著者の女性に対するアンビバレントな思いが具体化した人物のようで、著者の持つ女性の負のイメージを放射しながらも、ユニークな役回りを演じます。また梅安による家の建設も不思議な布石です。鍼治療の場でもあり仕掛け人の家でもあるという描写は将来の梅安の役割の変貌も予見しているようです。竹の市もユニークな人物で、もしかすると新たな話の展開の中で、新しい役回りが予定されていたのかもしれません。
梅安に仕掛を向ける二人の人物も描かれ方はのんびりとしたものです。新たに雇われた二人の動きはのんびりとしたもので、「平尾」に至っては、もはや仕掛け人としての役割を演じることが難しくなってしまうほどの低たらくぶりです。いくつかの仕掛けの現場も描かれますが、もはや仕掛のディテールは作品の主要な構成要素としての役割を放棄しているようです。
梅安冬時雨―仕掛人・藤枝梅安Amazon書評・レビュー:梅安冬時雨―仕掛人・藤枝梅安より
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