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死んでも治らない



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死んでも治らないの評価: 4.38/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(3pt)

やるせない

元刑事の大道寺圭は幼馴染の編集者に強引に勧められて、刑事の時に遭遇したおまぬけな犯罪者たちの本を出版する。ところが、本に取り上げた犯罪者たちが、出版をきっかけに様々なトラブルを持ち込んでくる。命の危機さえ訪れるが、なんとか頭を働かせて解決する。出てくる登場人物たちがなにか間が抜けていて笑えるのだが、どうも自分勝手な奴らばかりでやれやれという感じである。それぞれの短編の終わり方も笑えないというか、結構ダークだ。間に挟まれた刑事時代の事件が最後に他の短編とつながってくる。若竹さんの小説って、こんな感じで人間の嫌なところばかりを描いていて、ちょっとやるせない気分になる。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
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No.15:
(3pt)

隠れハードボイルド小説

元警察官・犯罪ノンフィクションライターの大道寺氏が珍事件に次々と巻き込まれるお話。
若竹作品常連の彦坂夏見さんや角田先生、「製造迷夢」で一条刑事の相棒役の西村刑事が登場するのはファンとしては嬉しく、また、どこか間が抜けた犯罪者が起こす滑稽な事件だが、主人公が清濁併せ持つタイプのため、いまいち笑えない。一見コメディのようで、実はハードボイルド。

過去の事件と現在の事件を絡ませて、最後から最初に繋がるような物語の構成は面白い。伏線はあちこちに張り巡らされているのだが多くは後になって気付いた。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
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No.14:
(5pt)

今のところ私の中では若竹作品でナンバーワン!

あまり期待しないで購入した分余計に面白かったです。
こちらを読む前に「古書店アゼリアの死体」を読んでいたので若竹作品でおなじみの葉崎市が出てきたり前田家が出てきたりで楽しく読めました。
私は若竹作品の中で今のところこちらの作品が1番好きです。
長編が好きではない方には読みやすいと思います。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
4334074545
No.13:
(2pt)

時系列が分かりにくい・・・

若竹七海さんが好きなので、敢えて辛口評価です。登場人物は魅力的で、一つ一つのエピソードは面白いのですが、過去と現在を複雑に行き来するので、時々勘違いしてしまって読みにくかったです。もう少しシンプルの方が物語に入り込めたかなと思います。この主人公で長編があったら読みたいです。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
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No.12:
(4pt)

飄々としていて、感情が

あまりよくわからないキャラな人だなぁ、、と思うんですが、ラストまで読むと なるほどと思います。最後の事件と現在の交互で 短編集です、がやはりそこは繋がりがあるのが 読む前からわかります。わかっていても楽しめました。
「最後の事件」の先輩刑事の小泉さんも、もっと緻密な約束をしとけばよかったと きっと頭痛くしたと思います(笑)
「現在」では元刑事が 出会ったマヌケな犯罪者たちという内容で タイトルと同じ本を 書いてなんとか生活しているアマチュア作家?です。いろんなニックネームの 犯罪者たちが登場しますが お気に入りは「マーメイド」でした(^^)
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
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No.11:
(5pt)

おすすめです

短編集です。

私はこの本をブックオフで見つけ、タイトルに惹かれて買いました。
面白くて一気読みしました。
特に汚れ等が目立った中古ではありましたが、
若竹 七海さんに印税が入らないのは申し訳ないので
アマゾンで買い直しました。
もう1回読みました。
感想は「完璧」の一言だけです。

「短編集は嫌い」という人以外にはおすすめします。

これ以上は何を書いてもネタバレになってしまいそうなので書けません。

推理小説のレビューって皆さんどのように書いているのでしょうか・・・?
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
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No.10:
(5pt)

油断するなかれ

軽〜く読める連作短編集。
なのに、徐々にそれぞれの短編の繋がりが見えてきます。
作者の持つ毒と人間に対するシニカルな視線はこの作品でも健在。
最後の最後までブラックな味わいを作品に与え続ける
作者の手管には喝采をあげたくなる。

読後のすっきり感はピカイチ。
ほろ苦い結末が心地いい作品だ。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
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No.9:
(5pt)

油断するなかれ

軽〜く読める連作短編集。
なのに、徐々にそれぞれの短編の繋がりが見えてきます。
作者の持つ毒と人間に対するシニカルな視線はこの作品でも健在。
最後の最後までブラックな味わいを作品に与え続ける
作者の手管には喝采をあげたくなる。
読後のすっきり感はピカイチ。
ほろ苦い結末が心地いい作品だ。
死んでも治らない (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない (光文社文庫)より
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No.8:
(5pt)

たくさんの仕掛け

おバカな犯罪者のエピソード、というので、抱腹絶倒どたばたコメディーみたいなものを想像していたら、見事に裏切られました。最後まで読んで、「オムニバスミステリー」と表紙に書いてあった理由が分かりました。なるほど、こういう設定にする深い意味があったのだと。

 いつもながらの「毒」。登場人物がそこらにいる普通の人々のように描かれながら、実はとんでもない「毒」をはらんでいる。事件は特別な人が起こすのではなくて、私たちのような「普通の人々」が起こすものなのです。かといって、作品全体が重くならない。だからこそ、返ってリアリティを感じてしまうのです。

 おかしな犯罪者が次々出てくるエピソード集みたいな作品だと思って読み始めたため、途中で「こりゃなんだか違うぞ」と気づいたあたりから、先が気になって気になって、一気に読んでしまいました。最後は不思議な爽快感。

 かる〜く書いているように見えて、実は何十もの仕掛けが施された作品です。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
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No.7:
(5pt)

たくさんの仕掛け

 おバカな犯罪者のエピソード、というので、抱腹絶倒どたばたコメディーみたいなものを想像していたら、見事に裏切られました。最後まで読んで、「オムニバスミステリー」と表紙に書いてあった理由が分かりました。なるほど、こういう設定にする深い意味があったのだと。
 いつもながらの「毒」。登場人物がそこらにいる普通の人々のように描かれながら、実はとんでもない「毒」をはらんでいる。事件は特別な人が起こすのではなくて、私たちのような「普通の人々」が起こすものなのです。かといって、作品全体が重くならない。だからこそ、返ってリアリティを感じてしまうのです。
 おかしな犯罪者が次々出てくるエピソード集みたいな作品だと思って読み始めたため、途中で「こりゃなんだか違うぞ」と気づいたあたりから、先が気になって気になって、一気に読んでしまいました。最後は不思議な爽快感。
 かる〜く書いているように見えて、実は何十もの仕掛けが施された作品です。
死んでも治らない (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない (光文社文庫)より
4334738141
No.6:
(5pt)

どっちがマヌケ?

一見、ふざけているように感じるけれど、“ホロリ”とさせられます。暗い話でも、登場人物が陽気なので、重く感じさせません。

大道寺圭が警官として経験した最後の事件と、作家もどきになった後、マヌケな犯罪者によって事件に巻き込まれる経験が交互に出てきます。

その形式になっている理由が、最後まで読むと分かります。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
4334074545
No.5:
(5pt)

どっちがマヌケ?

一見、ふざけているように感じるけれど、“ホロリ”とさせられます。暗い話でも、登場人物が陽気なので、重く感じさせません。
大道寺圭が警官として経験した最後の事件と、作家もどきになった後、マヌケな犯罪者によって事件に巻き込まれる経験が交互に出てきます。
その形式になっている理由が、最後まで読むと分かります。
死んでも治らない (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない (光文社文庫)より
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No.4:
(5pt)

やっぱりおもしろい

若竹さんらしい感じがする作品です。
各話の間に最後の事件の話を入れているのには最初は「んっ?」と感じますが読み終えた時はこの形式がよかったなと感じます。
登場人物の個性がおもしろく楽しく?読める作品だと思います。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
4334074545
No.3:
(5pt)

やっぱりおもしろい

若竹さんらしい感じがする作品です。各話の間に最後の事件の話を入れているのには最初は「んっ?」と感じますが読み終えた時はこの形式がよかったなと感じます。登場人物の個性がおもしろく楽しく?読める作品だと思います。
死んでも治らない (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない (光文社文庫)より
4334738141
No.2:
(4pt)

笑えませんでした

元警官の主人公の前に現れる、おまぬな犯罪者達。設定だけ聴くと、コミカル系なのですが、ほとんど笑えませんでした。むしろ、おまぬな人達の弱さや、哀れさが感じられ、しんみりさせられちゃいます。作品全体の構成をみると、連作ものの得意な若竹さんらしく、よく出来ているので、ミステリーファンなら、読んで、損はない一冊だと思いますが、楽しいお話を期待すると、ちょっと、あてが外れてしまうので、気をつけてくださいね。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
4334074545
No.1:
(4pt)

楽しい推理小説

若竹さんの小説は、初めてだったのですが見事つぼにはまりました。オムニバス形式で進むストーリーにどこか毒のある元刑事 大道寺圭、そして憎めないまぬけな犯人達、そんな話が詰まっているこの本はミステリー好きにも推理小説を読まない人でもハマル1冊です。
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)より
4334074545

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