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ノロワレ参 虫おくり
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ノロワレ参 虫おくりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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前回までから一転し、今回は猟奇色が多かったように思います。この手の作品が人を惹きつける要素の一つにはやはり人の「死」があるでしょう。 今回は虐めを苦に自殺した少年を皮切りにした強烈な呪いが棄谷という小さな集落に蔓延ります。同時に田舎の因習、村社会の暗さといったものがまざまざと見せつけられているのも物語を盛り上げる一因となっており、1・2巻と比べて3巻が一番面白いと言えるかと思います。 特に「むしおくり」祭りの穢れを集めて捨てるという風習と虐めの中にある「呪い」の基本認識の絡め方は秀逸と言うほかなく、夢人の解説には感嘆の一言。虐める側の思考・虐められる側の思考と合わさってより本作の陰鬱さを際立たせていると言えます。 ただやはり夢人・現人が呪いの中心におらず、傍観者でしかない感が捨てきれません。呪いの正体も予想を裏切るものは無く、もうひとひねり後味の悪さが欲しかったかと思います。完成度は非常に高く面白いものの、☆4は付けられないといったところでした。 | ||||
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