(短編集)

瓦礫の死角

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評判

瓦礫の死角の評価:

3.88/5点 レビュー 16件。 B ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(4pt)

母親登場!

ついに著者の作中に著者の母親が登場した。当然、次は父親の登場を期待したいところだが、まあ、そう焦らなくても、著者がまだ書いてない話をこれからもじっくり読んで行きたいと思う。西村先生、焦らずじわじわやってください。
瓦礫の死角 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角 (講談社文庫)より
4065280362
No.11
(5pt)

落日堂店主登場の「四冊目の『根津権現裏』」収録

貫多と長い付き合いになる落日堂店主が登場。
小説内で自分のみっともないエピソードを暴露され激怒。
彼の意外な一面を知ることができる「快作」です。
貫多の藤澤清造研究になくてはならない重要人物だということがよくわかります。

2022年2月8日追記:
先般、西村賢太先生が逝去されました。
貫多が執念、というか生命そのものを燃やして蒐集した藤澤清造コレクションは、落日堂店主が遺族(が名乗り出るかどうかは知りませんが)から買い取ることになるのでしょうか…。
瓦礫の死角 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角 (講談社文庫)より
4065280362
No.10
(5pt)

最高です

表題作の「瓦礫の死角」は家族の話であるため、これまでの作品と比べて少しセンチメンタルな印象を受けました。「病院裏に埋める」では西村節が炸裂しています。西村作品はほとんど読んでいますが、他ニ篇も含めて、今作には非常に新鮮な思いを抱きました。
瓦礫の死角 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角 (講談社文庫)より
4065280362
No.9
(4pt)

孤狼に幸あれ

随所でお父上の影が見え隠れするも、正対でその話を取り扱うまではもう暫く時間がかかりそうですね。

とは言え、抜群の言語センスは唯一無二。「魔太郎めいた」、「悪夢みたいな馬鈴薯ブス」等相変わらずの切れ味。

楽しく拝読させていただきました。
瓦礫の死角 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角 (講談社文庫)より
4065280362
No.8
(4pt)

作品内における趣向について

本作においてもこれまで通り堪能することができた。
作品そのものに関しては何の不満もない。

が、気になった点が一つある。

別作品との関連付けを示す但し書きが、そこかしこに見られるのだ。
例えば単行本75頁を開くと、以下のような記述が目に飛び込んでくる。

『---この日の貫太は、午前中のうちに町田のアパートを後にしてきた(「瓦礫の死角」参照)。』

……これは一体なんだろうか。

無論、言いたいことは分かる。
作者の分身である北町貫太の辿った人生のドラマを読者の脳内に構築する際に、
その時系列配置を容易にするうえでの作者なりの「老婆心」を示すものなのだろう。

それはいいが、読み進める先の所々にこうした「読書ガイド」的な注記が視覚に入ってくる
という状況についての考察が浅いようにも思えるのだ。

つまり、昭和五十年代かそこらの東京での時空間が作品世界に没入する読者の脳裏に拡がっている、
まさにその読書体験のさ中に、「××参照」などという文字が割り込んでくれば、
それが例え一瞬であっても、読者固有の読書体験が、例外なく中断の憂き目を見ることになるのである。

やはり、「作品」と「読書ガイド」は、決然と分けられるべきなのだ。
作者自らの手で自作を汚すようなことにもなりかねないこのような趣向は、
すみやかに排除されるべきだと考えるものである。
瓦礫の死角 Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角より
4065178932
No.7
(5pt)

よかった

もういい加減に賞味期限切れではと思いつつ、性懲りもなく読んでみたが、意外(失礼)に傑作。下手すればこれまでの渠の最高作か。芥川賞作家寿命5年説からすると長寿。理由は「藤澤淸造」という精神的支柱に尽きよう。バックボーンがある人は強い。ただ、連作の趣がある故、初心者はとっつきにくいかも。「このことは以前散々書いた」というようなことを述べられても、読んでない者にとっては「知らんがな」。スターウォーズや鬼滅の刃のようにちょっと予習が必要かな…。以下各に一言感想。
「瓦礫の死角」…ラスボスとしての父親の幻影
「病院裏に埋める」…「ラクと退屈では大いなる違い」
「四冊目の「根津権現裏」」…神は細部に宿る
「崩折れるにはまだ早い」…軽い変化。心地よき裏切り
最後に興味本位と誹られるのを承知で提言。お父さんもだが、お姉さんのことも非常に気になる。一度書いてほしい。
瓦礫の死角 Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角より
4065178932
No.6
(3pt)

貫多にも一分の理

表題作は、コック見習いをクビになった北町貫多が絶縁したはずの母の住居に転がり込む。
母は性犯罪で服役中の父が戻ってくるのを恐れている。絵に描いたような崩壊家庭だ。
退職金で些細な贅沢(中華の出前)を楽しむ自堕落な様子に親近感をおぼえる。

『病院裏に埋める』貫多は駅構内の軽食堂に勤め始める。
珍しく上手くやっているようだが、このままですむわけがない。
いつ地雷を踏むかが、勤労貫多ものの見どころだ。今回は比較的まともかな。貫多にも一分の理。
この店長、気持ち悪いし。
『四冊目の『根津権現裏』』大正時代に数十冊出版された本のバージョン違いを探す。
昔の私小説は守備範囲外だけど、読書家で本好きなので気持ちはわかる。乱歩や正史の名が出てくるのは嬉しい。古書店主人との交流は、腐れ縁というべきか美しい友情というべきか。まあ、両方だろうね。

『崩折れるにはまだ早い』視点人物が渠(かれ)という珍しい表現で呼ばれる。
私小説だと思ったら、途中で驚く。西村のくせに叙述トリックである。
衝撃的な作品はないけど、いつもの作者らしい本だった。
瓦礫の死角 Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角より
4065178932
No.5
(5pt)

小説は楽しい❤️

近年話題になりベストセラーとなった小説を多くを読み、ヘェーこういうものが『小説』と称されるつまんない時代なんだと思っていた(笑)。作家が先ずはともあれ、この時代に何が受けるかを逆算しながら作品を作っているのがバレバレのこの時に、西村先生が、小説家として、文章も内容も大きく変化し骨格が半端無いお姿に接し、まだまだ日本の文学も大丈夫だよねと、とにかく嬉しくなりました。
瓦礫の死角 Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角より
4065178932
No.4
(4pt)

母親登場!

ついに著者の作中に著者の母親が登場した。当然、次は父親の登場を期待したいところだが、まあ、そう焦らなくても、著者がまだ書いてない話をこれからもじっくり読んで行きたいと思う。西村先生、焦らずじわじわやってください。
瓦礫の死角 Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角より
4065178932
No.3
(5pt)

落日堂店主登場の「四冊目の『根津権現裏』」収録

貫多と長い付き合いになる落日堂店主が登場。
小説内で自分のみっともないエピソードを暴露され激怒。
彼の意外な一面を知ることができる「快作」です。
貫多の藤澤清造研究になくてはならない重要人物だということがよくわかります。

2022年2月8日追記:
先般、西村賢太先生が逝去されました。
貫多が執念、というか生命そのものを燃やして蒐集した藤澤清造コレクションは、落日堂店主が遺族(が名乗り出るかどうかは知りませんが)から買い取ることになるのでしょうか…。
瓦礫の死角 Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角より
4065178932
No.2
(5pt)

最高です

表題作の「瓦礫の死角」は家族の話であるため、これまでの作品と比べて少しセンチメンタルな印象を受けました。「病院裏に埋める」では西村節が炸裂しています。西村作品はほとんど読んでいますが、他ニ篇も含めて、今作には非常に新鮮な思いを抱きました。
瓦礫の死角 Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角より
4065178932
No.1
(4pt)

孤狼に幸あれ

随所でお父上の影が見え隠れするも、正対でその話を取り扱うまではもう暫く時間がかかりそうですね。

とは言え、抜群の言語センスは唯一無二。「魔太郎めいた」、「悪夢みたいな馬鈴薯ブス」等相変わらずの切れ味。

楽しく拝読させていただきました。
瓦礫の死角 Amazon書評・レビュー: 瓦礫の死角より
4065178932