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【倉野憲比古】
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弔い月の下にての評価:
4.50/5点 レビュー 2件。 - ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
「変格探偵小説」とはなんぞや?
変格ミステリの入門として
で、読後の感想はといえば……結局「変格探偵小説」って何なの?
キリシタンゆかりの孤島兼洋館で起こる連続殺人の顛末。
冒頭の四十ページ近くは壱岐に遊びにきた主人公三人によるコントと駄弁で、その後、登場人物の紹介だけで百ページかかり、(この小説は大丈夫なのか?と)先行きが不安になったところで第一の殺人が発生してからは推理合戦の連続! 連続! であります。
ただ、主人公たちによる推理合戦、根拠の乏しい想像というのが正直な印象でして、「顔のない死体」というだけで自信満々に「被害者と加害者の入れ替わり」だと決め込んでしまったりします。なんでそんな推理に語り手も聞き手も納得するんですか……
そして、結末ではいちおうの解決があった後、オカルトな解釈もできるよね? という衝撃のオチ。
もっとも、いちおうの解決の方も、説明はついても証明はできないだろ! というたぐいの推理なものでして、オカルトな解釈の方が現実的に思えてしまうんだから困ったもの。なんだか奇妙な味わいの読後感でした。
……つまり、これが「変格探偵小説」ということでいいの?