戦艦陸奥

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

戦艦陸奥の評価:

5.00/5点 レビュー 3件。 - ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(5pt)

狂気

先の世界大戦。日本人に取り憑いて破滅の淵に引きずり込んだ狂気。極限状態の中で、原初に還ってしまう食欲、性欲。壊れていく精神。悲惨、理不尽、絶望、虚無。戦中派天才老人・山田風太郎の胸の内を覗くよう。そういう話ばかりかと思えば、最後の『太陽黒点』は実は本格的ミステリーだったという驚き。
戦艦陸奥 戦争篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈5〉 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 戦艦陸奥 戦争篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈5〉 (光文社文庫)より
4334732089
No.2
(5pt)

多方面に渡る著者の執筆能力の高さが光る

死言状、千日の晩飯等著者の思考様式を知った後に読むと作家としての作品における人物描写が生き生きと目てくる。
戦艦陸奥 戦争篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈5〉 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 戦艦陸奥 戦争篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈5〉 (光文社文庫)より
4334732089
No.1
(5pt)

太陽黒点

辛気臭い戦争ものと思いきや,さすがに山田風太郎,そんな心配は杞憂に終わった。昭和25年〜38年にかけて発表された,ハズレなしの中短編11本。

 「ミステリー傑作選」と言うとおり,舞台設定が戦時下でも,描き出していくのは人間の欲望,運命の皮肉,そして聖なるものと俗っぽさの対比をミステリータッチ,あるいは幻想的なファンタジーで見事に昇華している。

 表題作も優れているが,なんといっても「太陽黒点」。著者のミステリー作品の最高傑作であるばかりでなく,昭和ミステリーの金字塔といってもいいほど素晴らしい。甘ったるい男女の恋愛ストーリーと思わせて最後の大ドンデン返し。慌ててページをさかのぼって読み返し納得。

 ともかくすごい話です。オススメ!

戦艦陸奥 戦争篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈5〉 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 戦艦陸奥 戦争篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈5〉 (光文社文庫)より
4334732089