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ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論
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ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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純文学に疎い私では面白くないのでは? と、はじめは感じて読み進めたが、 気がつけば最後まで軽く読むことが出来た。 エンディングは一瞬でした。 | ||||
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面白い | ||||
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久しぶりに本を読もうと思い購入、文章も重くなく、話の内容に夢中になれ、この本を購入出来て良かったと思える1冊でした。 | ||||
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面白く読みました。芥川龍之介が盗作まがいのことをしていたかもしれないなど、私にとっては、新しい観点があって、興味深く読みました。 でも、内容に深みがなく、読んでしまったら、「ああ、そうか」というような、それだけのことでした。 | ||||
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今までとは、また違う松岡作品。ちょっと優しく、読みやすい。松岡イズムばっちり。さすが! | ||||
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松岡圭祐氏の新作「écriture新人作家・杉浦李奈の推論」。 著者の既刊本、小説ではない指南本(新書)「小説家になって億を稼ごう」が消化されて生まれたような作品である。 この本(億を…)は他の作品(Qシリーズとか…)とは違って万人が読むわけではなさそうだから、普通に考えれば、今回のエクリチュールを広める為に書いたわけではなくて、だけど同時に想像が膨らんで杉浦李奈が生まれてしまった、そんなふうに始めは感じた。 でもこの順序で両方行ける!という確信が既に著者にはあったというのが正ししいのかもしれない…。 今作では著者に古典的な文芸、純文学とかのベースもあるのだというのが顕になった。 ‘エクリチュール’はビブリア古書堂の事件手帖みたいに思い出の本が繋ぐ人と人に関して、栞子があらすじ、作品論、作家論を大輔に語り聞かせる中で事件を解決するとか、そういう感じではない。 名著の作品論、作家論(今回はマズローの心理学説を引用している)、それらと主に【登場人物の書いたもの】の解釈をからめながら真相を引き当てるという具合だ。 ヒロインは小説家だが何となく普通の娘(こ)で凜田莉子ほど博覧強記でもなく 岬美由紀のような鋭さとたくましさと広大な母性があるわけでもない。 でも普通で頼りないが結果的に真相を 最短距離で直観してしまうというか、真相を引き寄せてしまうみたいな感じがある(勿論今回は人との交流でマズローの5段階説も超えた成長に後押しされてはいるが…)。 そんなヒロインの推理小説。普通のTVでやってるようないわゆるサスペンスはさほど興味が無く、一見これもそんなサスペンスっぽく見えるが、流石、著者の力量で一味違ったものになっている。まずは真相が見えにくく創られている。 岩崎が1作と2作の間に書いた原稿だとか、昌哉の応募した書き写し文だとか とある人物(言えないが…)の立ち振る舞いが単純なはずの構造をミスリードさせる。 そして終わりにゆくほど密度が高くなる。 昌哉の貫いた無言、それの証明を梨奈が掘り出して見せる所は深さがある。全体的にこの作品は暗いけれど…。 随所に古典の名著が出てくるので読まないとなぁと思うが、たくさんの作品、番組が湧き出る昨今、個人的になかなか読む時間はなさそうだ。 夏目漱石はすっと入れるが、数年前に読んでみたカラマーゾフの兄弟(海外文学だけど…)なんかは読みにくかった。 特に松岡氏の本は複雑でも文章はとても読みやすい。なのでそれに慣れてしまうと古典は少しハードルが上がるかもと感じた。 また松岡氏がここに来て小説業の素晴らしさ、自らの軌跡を再確認し、なおかつミステリーの原点回帰を念頭に置いてみたのではと感じた。気合い入ってるなぁ…と感じる。 まぁともあれ次回と最近出た他の松岡作品にも期待したい。 | ||||
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ある作家の盗作疑惑。盗作されたと訴える作家の、不自然な事前の行動。盗作したとされる作家の失踪。事件の真相の解明を託されたのは、若い女性作家だった。 あちこちに散りばめられた、近代文学の巨匠たちのエピソード。特に、芥川龍之介と太宰治。作品と作者の生い立ちについて、知っておいた方がより楽しめる。できれば、川端康成と三島由紀夫も。これらの作家に共通するのは、自殺したということ。では、失踪した作家は自殺なのか。そうではなかった辻邦生の作品が登場する意味は?『高校事変』の作者が、ここまで純文学に傾倒しているとは思わなかった。 | ||||
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書店で平積みされているのを見てジャケ買い。 序盤から引き込まれる展開でノンストップで読破。 12月に新たに新刊が出るとのことで非常に楽しみ。 | ||||
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どのシリーズも、味付けと道具立てが違うだけでほぼ同じ展開であるにもかかわらず、 毎回毎回楽しませてくれる、松岡先生大好きです。 『小説家になって億を稼ごう』はこれの布石だったのですね。事前に読んでおくと今作の業界ネタにすんなり入っていきやすくなります。 | ||||
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版元が実名で登場、なんと最初は講談社の社内から始まります(角川文庫なのに)。 太宰と芥川の文豪ビブリオミステリーと現代の直木賞候補作家の盗作騒動、失踪事件が同時に進行します。 最初は何も出来なかった新人作家のヒロインが成長していき、出版業界の裏側や有名文学のエピソードを絡めつつ、意外な展開に!最後の余韻もまた素晴らしいです。著者の愛読者以外の本好きの方々、「ビブリア古書堂」の愛読者にもお勧めです。 | ||||
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