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三屋清左衛門残日録



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【この小説が収録されている参考書籍】
三屋清左衛門残日録 (文春文庫)

三屋清左衛門残日録の評価: 4.50/5点 レビュー 96件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 41~60 3/5ページ
No.46:
(5pt)

頼まれて購入

老齢の父に頼まれてこの本を購入しました。
とても喜んでくれました。
三屋清左衛門残日録 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:三屋清左衛門残日録 (文春文庫)より
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No.45:
(4pt)

定年後に読む本か

定年後の人口の増える日本にあって、若干、参考になる時代物です。
藤沢作品の中でも、いぶし銀の作品か。
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No.44:
(5pt)

とてもイイ感じ

面白かったです。藤沢周平の本の中でもこういうタイプがいちばん好みです。
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No.43:
(5pt)

現役を退いた用人の残光

藩の将来を愁えていても、現役でない立場上何もできない自分を歯がゆく思う老人の気持ちが描かれていて、共感できる噺で面白く拝見しました。
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No.42:
(5pt)

寂寥感の中にも人間らしさが

仕えた藩主の死を機に、用人を辞し、釣りを趣味としながら故郷に隠棲する
三屋清左衛門、しかし藩内の政争は彼を放っておいてはくれない。隠居した老
人(といってもまだ五十代!)の日々の静かな生活を縦糸に、ドロドロした政
争を横糸に展開する見事な歴史小説。たんたんと、そして抑揚を抑えた著者の
筆致は、静謐で、そこはかとない高貴な心の世界へ読者を誘う。池波正太郎の
世界とはまた違った世界がそこにはある。
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No.41:
(5pt)

2度目購入

2回目の購入です。読み返しましたがやっぱり藤沢周平最高です。
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No.40:
(5pt)

面白いです

かなり古いものです平成元年ですから紙も茶色に変色してました
中身は短編15ですが内容はそれぞれに面白くて夢中になりました
隠居した三屋清左衛門が日々の暮らしの中で起こった事件や心の動きが主です
短編のために疲れなくてほのぼのしたり安心したり爽やかな気持ちになります。
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No.39:
(5pt)

もっと早く読めばよかった

あるネット番組で激賞されていたのを見て本書を手に取ったが、もっと早く読めばよかったと後悔したほど面白い作品だった。過去敬遠していた理由は本書の紹介の仕方にある。「世間から隔てられた寂寥感、老いた身を襲う悔恨」などと書かれると、隠居した老人の暗い物語ではないかと勘違いして手に取るのをためらってしまっていたのだ。

ところが、主人公の清左衛門は隠居したといっても50を超えたばかりで、現代の50代とは違うと思うがそれほどの老人ではなく、剣術の稽古を再開するなど、まだまだ元気である。実際、本書の中でも、年下の女性とちょっとしたロマンスっぽいエピソードまで出てくる。

本書は、15の短編集でありそれぞれが楽しめるが、それが集まると大きな物語が構成される仕掛けになっている。一旦隠居した主人公が、現役時代に培った知恵や人脈を生かして、難題に立ち向かっていく姿は共感が持てるし、読後感も爽やかな傑作であった。
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No.38:
(5pt)

とてもよかったです

題名からどうかなと思ってましたが、武家社会を描くと藤沢周平ははずれがないです。特にこの本のような長編がいいですね。
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No.37:
(5pt)

主人公と同じ56歳同年代は響く

2度読んでも飽きない本でした。活躍した奉公時代から隠居後の心の描写が響くものがあった。真面目で素朴な性格の主人公が淡々と部隊の主役になるところに面白味がある本です。若いころに読んでも響かないかもしれないほんですね。
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No.36:
(4pt)

ninomaemakoto

配送期日、表装、価格ともに 予想通りの内容でした。 満足しています
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No.35:
(5pt)

三度読みかえしても、面白い

主人公と同じぐらいの年配になり、もう一度よみかえしたが、感慨深く、読めた。
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No.34:
(5pt)

心が疲れた時にいい

もともと好きな作家でしたので一気に読み終えました。含蓄のある文章でした
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No.33:
(5pt)

ファンになりそうです。

初めて、この手のジャンルの本を読みました。人情ものの時代劇と簡単に思っていましたが、あにはからんや...。
深い。味わい深い。渋いといってもいいです。
軽んずべからずです。機微とはこういうものですね。
主人公の凛とした姿勢が大変好もしかったです。
また別の作品を読んでみたいと思います。
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No.32:
(5pt)

定年後の自分を見つめるのに読んで良かった。

清左衛門の隠居後は自分にも人の役に立つ役割や出番が多いにあるのだと思わせる生涯現役の活力を呼び起こさせてくれます。
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No.31:
(4pt)

人間は死ぬまで「成長」してゆくもの

タイトルに「残日録」とある様に、用人と言う重職を無事に終え隠居した後の「日記」と言う体裁になっています。
物語を通しては、人の集まる社会にはどこでもある「派閥争い」を描いています。
そこでは、どちらにつくかで将来の決まる虚しさの様なものが滲み出ています。
それでも、食ってゆくためには「出世」をしなくてはいけない、勤め人の悲しい性です。
私自身も長らくサラリーマンとして、大きな企業の中で働いてきたので良く解かります。

それと同時に、この小説は15編の連作短編の形態を取っています。
その15編の中で、隠居し前線から退いた主人公の生活と心情の変化を描いています。
私も定年退職して5年以上経ちますが、在職中に考えていたこととは全く違った生活が待っていました。
主人公も、のんびりした生活を考えて居たようですが、なかなかそうはいきません。
様々な相談事が持ち込まれ、のんびりさせてくれません。
又、同年配のかつての同僚たちの現在をも目撃します。
そうした中で、主人公の人間性が一層研ぎ澄まされてゆくように思えます。
「隠居」は、一つの区切りであったかも知れませんが、人間は死ぬまで「成長」してゆくものなのでしょう。
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No.30:
(5pt)

徳川時代の日常性

皆徳川時代によくわからない幻想を抱いているようだ。人間が人間として生きる場所は、いつの時代も混沌としている筈である。その混沌の中に、悪と善がはっきりしている場所が、果たして存在するだろうか、するはずが無い。しかし徳川時代は勧善懲悪が達成された時代だとかいう根も葉もない幻想が、現代人には蔓延っている。水戸黄門は娯楽としては面白いが、リアリティーは皆無である。
全ての問題が、根拠の無い剣術やら妖術で解決されるような勧善懲悪本や、シチュエーションとしてあり得ない設定を使いながら全く工夫がなされていないものを、「時代小説」と銘打って出版するバカがいるが、そのような三流物書きはこの小説を読むことである。
この作品は、徳川時代の社会の日常性に、人間の生きる感動を見出す作品を多く発表し続けた藤沢周平の、一つの最高点に達したものである。現代人から見れば特異な空間である徳川時代の人間を、虚飾する事無く克明に描いている。藩の用人という大役を退き、自分の生きたいように生きる時どうするか。今蔓延する自称「時代小説」の人生を達観した様な、取っ付きにくそうな老人では無く、迷い、悩み、日々を過ごす。そこには誰もが共通するリアリティーが存在し、作品内の登場人物が、存在が現実的に確証されたということは、虚構に現実性を持たすことに成功したのである。
この偉業を徳川時代を舞台にした作品で無意識レベルで達成したのは、藤沢周平のこの作品を含めてもそう多く無い。そういう面でも、この作品の価値は非常に高い。バカげたシリーズものの自称「時代小説」を買って読むなら、こっちを一回読むのがオススメである。人間の根本にある心理は、多彩な登場人物一人一人に溢れ出ている。とくに「零落」のラストは傑作。
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No.29:
(5pt)

静かに雨の降る日には、藤沢周平

おだやかに雨の降る日には藤沢周平の小説が似合う。
風景描写の名手である藤沢は、山形・庄内地方の四季のうつろいを、「海坂藩」もののあらゆる作品で見せてくれる。「三屋清左衛門残日録」も15の短編すべて季節が明示されている。まるで俳句に季語が必要なように、日本の江戸時代を舞台にした小説に季節がないなどありえないと考えているかのようだ。
どうして藤沢周平の作品は雨の日に、わけても梅雨に似合うのだろうか。
秋田・山形の梅雨はおおむね6月中旬。田植えの終わった田んぼに、静かに振る。遠方はかすみ、これから来る猛暑の前に、稲はたっぷりと水分を蓄える。田植えの繁忙が終わり、炎天下での草取りがやってくる前の、束の間の安らぎが梅雨の時期であったような気がする。
今から60年近く前、田起こしは耕運機ではなく馬や牛であった時代。田植えや草取りはすべて人力であった時代。秋田県の農家の次男坊だった6~7歳の私にも、父や母が束の間の休息をしている姿が記憶に残っている。
藤沢周平の作品は、必死と働いている人々が、ほっと一息つくつかの間の休息に、よく似合う。
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No.28:
(4pt)

澤田 正行

江戸時代のお家騒動が短編の積み重ねで書かれており、読みやすい小説である。
いつの時代も権力闘争があるということである。
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No.27:
(4pt)

この黄昏時の感覚

「島耕作」シリーズで有名な漫画家・弘兼憲史の作品に「黄昏流星群」という作品群がある。「黄昏流星群」は名作だ。人生の夕暮れどきの哀しさや深み命の輝きを伝えてくる。

この三屋清左衛門残日録も、人生の夕暮れどきを描いている。伝わってくる、いやより正確には「滲み出てくる」この「夕暮れどき」の感覚にはとても心を揺さぶるものがある。

名作だと思う。
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