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よろずや平四郎活人剣
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【この小説が収録されている参考書籍】
よろずや平四郎活人剣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 21~40 2/4ページ
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面白くない | ||||
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思ったより綺麗で良かったです | ||||
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この物語は、水野忠邦が「天保の改革」を行い始めた天保12年(1841年)頃から、天保14年の老中水野忠邦が失脚するまでを時代背景として描かれている。 平四朗のよろずや稼業でのエピソードを語りながら、平四郎の兄で目付の神名監物と水野忠邦の腹心である目付鳥居耀蔵との対立を縦軸のテーマとして描いている。 目付鳥居耀蔵は、南町奉行矢部定謙を讒言により失脚させ、その後任として南町奉行となるという卑劣な男だった史実もの残っている。 この時期に北町奉行だった遠山景元(遠山の金さん)が改革に批判的だったことも史実であり、物語のなかでもたびたびそのことが語られている。 反水野派として平四朗の兄の監物が語った人たちは、老中堀田正篤をはじめとして、お側御用取次の新見伊賀守正路、阿部正蔵、川路聖謨など実在した人物をあげているが、これも史実として知られていることである。 兄監物の配下の樫村喜左衛門や、その手下の仙吉もこの物語に欠かせないキャラクターである。 そして鳥居配下の薄気味の悪い剣客奥田伝之丞との争いも、いつ結末を迎えるのかと読者に気をもたせながら物語は進んでゆく。 平四郎の忘れることのできない元許婚の早苗との恋の行方は如何に? 友人の北見十蔵と明石半太夫と始めようとして頓挫した雲弘流の剣道場を開くことができるのか? 登場人物や物語のなかに設定したエピソードなど、藤沢時代小説の本骨頂を感じさせてくれるストーリー構成である。 天保の改革の嵐が吹きすさぶ江戸の裏長屋に住まう市井の人たちの暮らしを、読者が眼の前にするような筆の冴えも欠かせない魅力となっている。 藤沢作品でこの『よろずや平四朗活人剣』は、氏の作品のなかでも上位に置きたい秀作だと思いながら楽しく読み終えました。 | ||||
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頼んである本が届かないので、なにか読もうと思い、本棚から藤沢周平の『よろずや平四郎活人剣』(上)(文春文庫)を、取り出して読むことにした。 奥付を見ると1993年8月1日第17刷と記してあるから、評者が再読もせず26年も過ぎたことになり、その内容は完全に忘れていた。 時は、天保年間の始めの頃、「天保の改革」の行きすぎから江戸の町も活気を失っていた。 この物語の主人公の神名平四朗は、旗本神名家の先代が下女に産ませた末弟の厄介者の冷や飯喰い。 友人の明石半太夫・北見十蔵と剣術道場を共同経営しようとした平四郎が、明石にだまされてやむを得ず長屋に移り住むことになったことから話が始まる。 いまさら剣道場を開くといって家を出たてまえ、おめおめ家にも帰れなくなった平四朗は、苦肉の策として始めた商売が変っている。 長屋に「よろずもめごと仲裁つかまつり候」の看板を掲げ、平四郎が離縁話の仲裁や盗人仲間の手打ちなど「よろずもめごと仲裁」を請け負う商売である。 平四郎が依頼された仕事を解決してゆくことを、一話一話を語ることによって物語は進んでゆく。 物語の背景には、蛮社の獄で幽閉された高野長英や渡辺崋山、そして老中水野忠邦が次々禁令を出し、厳しい取り締まりを強行して江戸市民から反感を買った鳥居耀蔵など、実在した人物や事件なども取り入れて物語に色を添えている。 江戸末期の庶民の暮らしや人情も物語の端々にちりばめ、そして殺伐とした立ち回りを描写するなかにも諧謔を忘れていない。 藤沢周平の読者を楽しませるプロ意識を感じさせる肩の凝らない作品になっている。 時間稼ぎに本棚から取り出した本でしたが、なんだか上巻だけで止めるのは心残りであり、これから下巻も読もうと決めました。 | ||||
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神名(かんな)平四郎は、知行千石の旗本の子弟。しかし実質は、祝福されざる冷や飯食いで、妾腹の子である。思い屈して実家を出奔、友人たちと剣の腕を生かして道場を立ち上げようとするが、資金持ち逃げにあい、結局、裏店に棲みつく。暮らしに窮して、思案のあげく、やがて平四郎は奇妙な看板を掲げる。……喧嘩五十文、口論二十文、とりもどし物百文、よろずもめごと仲裁つかまつり候。世間知らずの平四郎の奇妙な商売、果たして依頼主はいるのだろうか? | ||||
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よろず仲裁を請け負う平四郎にもち込まれる話はさまざまだ。中年夫婦の離縁話、勘当息子の連れ戻し、駆け落ち娘のゆくえを探索……。武家と違い、万事気ままな裏店にも、悲哀にみちた人生絵図がある。初恋の女性の不遇には心を痛め、目付をつとめる長兄には幕府の捜査にこき使われ、剣を抜くことも。いつの間にか平四郎は大忙し。藤沢周平、円熟期の代表的シリーズ、愈々佳境に! | ||||
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やっと読めました。 葉室麟さんが描く静謐さあふれる武士も好きですが、平四郎のように柔軟な対応ができる武士も大好きです。 柔軟な対応は、平四郎の仕事柄欠かせないものでもあり、性格とマッチした仕事だと思います。 剣の腕も立派で、平気で裏店に住んで、煙たい実家に時々顔を出し、離れた早苗を思う平四郎。 素敵です。 | ||||
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事件を解決してゆくのですが、短い話しに分かれていて少しの時間しか無い時などによいです。 明るく楽しい本が好きな方にお薦め。 | ||||
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何かとても元気になります。平四郎が一生懸命生きていく様にとても感動します。文章は美しく人の性格や情景が目に浮かびます。さすがの藤沢文学!素晴らしい! | ||||
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時代劇がテレビで作られなくなりました。主な役者もすっかり居なくなりました。とても際しい事です、 | ||||
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個人的には蝉しぐれより好きかな。活き活きと人物と四季折々の風景の活写がなされていて、映像が頭の中を流れるかのようです。物語の筋としては、章ごとに一話完結するよろず屋稼業の筋と全編にわたって繰り広げられる政争の筋と平四郎のプライベートな筋があり、総ての筋が爽やかに帰結するのが良い。 | ||||
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彼の作品はほとんど読みました。一番私が気に入っているのは人物の描き方です。誰にも温かみを感じる | ||||
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この夏から、藤沢周平さんの作品の数々を読んでいます。 故郷山形を舞台にした話もいいですが、江戸を舞台にしたこの作品も素晴らしかったです。 平四郎は、自分の仕事である「小さめの事件」、目付の兄から言われる「大きめの事件」をだんだんに 片づけていきます。 いつもいつも血が流れる話ではなく、流れない話のほうが多かったかと思います。 江戸の人々の温かい人情、寂しがり屋の人情なども十分に盛り込まれています。 そんな日々を過ごしながら、遠回りにはなったかもしれないけれども早苗とやっと結ばれたのは ほっとする終わり方でした。 | ||||
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秘剣、暗黒街の住人、悲劇、政争、人情、友情、愛情、若々しさ、こまやかな描写、そして珍しい全編に漂うユーモアと 藤沢作品の魅力を全て入れた傑作。 実際の江戸時代後期の幕府の政治改革「天保の改革」と、それの中心人物で高級官吏の武士・旗本、 実在の怪人物「鳥居耀蔵」(多数の小説・アニメにも取り上げられてます)との暗闘を縦糸に話は進みます。 最終話も、庶民には無茶だった天保の改革がとうとう頓挫したところで終幕。 主人公の青年、平四郎は剣の達人で人情あるが、調子が良くてずうずうしい(悪に対してもふてぶてしい) というのも珍しい主人公像で気に入ってます。 主人公の「神名平四郎」って名も設定も、戦前の大ヒット伝奇時代小説「髑髏銭」の主人公の「神奈三四郎」 のパロディ・オマージュのような・・。 平四郎と同じ道場仲間の年上の友人たちとのやりとりも実にいいんです。 次の住居へも、よろずもめごと仲裁の看板を抱え、平四郎の妙な仕事は続いていくのです。 | ||||
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古本買って、何を書くの? 書く事がない。 後、11文字クリア。。 | ||||
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古本買って、何を書くの? 書く事がない。 後、11文字クリア。。 | ||||
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「霧の果て 神谷玄次郎捕物控」などに比べて、若々しくのびやかな主人公の活躍に、心がホカッとするような読後感です。藤沢周平はどれを読んでもハズレ皆無! | ||||
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藤沢修平の作品は、全て面白く読ませて頂いています。此れからは、カバーの用紙を付けてください。 | ||||
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藤沢周平さんの人の世の見方はこうだったのかと思わせられるような本だと思います。暖かい。 | ||||
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