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暗殺者の献身
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暗殺者の献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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素晴らしく面白い | ||||
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最新作はさらに面白くなっている。作者のあたかも現実かと思わせるような描写力、想像力には脱帽だ。 もしこんなテロが現実に起きたら制圧できる国はあるだろうか。もしテロリストがグリーニーの本を読んだら大変だとか、当然、CIAだって読んで対策を練っているに違いないとか、一般人として余計な心配をする。 それとも、もしかして現実は更に進んでいるのだろうか。 人物造形も素晴らしい。ジェントリーの性格の良さを愛さずにはいられないし、ザック、ハンリー、そしてスーザンの三人はとても面白い。ゾーヤは欠点が無いがために心に食い込んでこないが、これからの展開に期待する。そう、次作ではアクの強いがゆえに非常に魅力的なスーザンが本部長となってどういう風に我らがヒーローたちを虐めてくれるのか、楽しみにしている。 | ||||
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今までのような爽快な働きはなく、病身でハンデをつけなければ強すぎるのか。 物語としても前半は、いろいろな組織の解説があまりにもバラバラの紹介が多すぎて面白くない。 いくら強くて結構なので活躍を下巻に期待して上巻の評価を渋くつけた | ||||
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何かのC Mではないが、グレイマンシリーズにはこんな魅力がある。 本編の解説者の100%同意で、自分の言いたい事を如実に語っている。 何か新たな展開が出て来そうな予感がする、ハンリーとブルーア | ||||
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冒頭から感染症に罹患し大して動けない設定にはなっているが、どうしてどうして、いつもと変らぬ大活躍ぶり。ただ今回の異なる点は、ハンリーが降格されパプアに左遷され、変わってブルーアが昇格。かくしてジェントリーを憎むブルーアが後釜に座ったことことから、またしてもジェントリーはお尋ね者にされそう。つまり第一作の展開に戻ると言う。ハンリーがバックアップすると誓っているが、果たしてどうなるやら。ところで今回の読みどころは、殺人型のドローンが登場したこと。最先端を突っ走っているようだ。 | ||||
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説明どおりの内容でとても満足しています. | ||||
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説明通りの内容でとても満足しています。 | ||||
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毎年の発刊を楽しみにしています。今回も次々と新たな展開に、ワクワクして読むことができました。この描写は、数々の作品を読んでいますが他に類を見ない繊細さと躍動感があります。 また一年後、新たな展開を今から楽しみにしています。 | ||||
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無敵のグレイマンを窮地に立たせるため、今回は病み上がりの設定。イランの将軍暗殺という現実の事件とリンクする陰謀や国際情勢をきちんと織り混ぜて、しかもアクションも多彩で楽しい。次回作あたりでメッキの剥げてきた女上司のスーザンをバッサリやっつけてすっきりさせてもらいたい。満足度高め。 | ||||
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完全無欠の暗殺者グレイマンはCIAとの契約によりベルリンでアメリカ大使館へのテロを阻止すべく八面六臂の大活躍。彼の唯一の弱みは「善良すぎること」。感染症で最悪の体調ながら複雑な背景を暴き、愛するひとも徹底的に守るという多重のミッションに挑みます。 終盤のテロの場面は下手なハリウッド映画よりも緊迫感がありますし、チームとして機能するための信頼、込み入った謀略も見事な描写です。特に詳しくは書きませんがラストがほんとうにすごい。ちょっと派手なドンパチに頼りすぎてマンネリも感じる近作でしたが、本作は間違いなく10作中のベストワンでした。ぜひ11作目もお願いします。 | ||||
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コートランド ジェントリーのグレイマンシリーズ10作目。 屈指の身体能力を持つ孤独な男が命のやりとりに孤軍奮闘するスタイルはリー チャイルド描くジャック リーチャーに似通っていますが、 真理を求める修行者のようなリーチャーとは正反対。イチロー選手と大谷翔平選手との対比のようで面白い。 ちょっと間が抜けててお人好し、人間的な感情を垣間見せながら満身創痍となっての活躍は今回も退屈させません。 シリーズ5作目の「暗殺者の反撃」から上・下2巻セットとなる実質値上げ。以降、Paperbackでささやかな節約をしていましたが、 今回は新刊ともあって邦訳上下2巻と原著の価格がほぼ同じのため邦訳を購入。 原著の雰囲気や空気感は価格高めの邦訳本も同じ迫力でも価格差が悩ましい。原文の躍動感を損なわずに邦訳されている翻訳者には敬意を表します。 | ||||
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気がつけばもう10作目のグレイマン暗殺者シリーズです。カラカスでのミッション終了後にベルリンに飛ぶグレイマンは今回は感染症の真っただ中で極めて体調不良です。背中に毒矢が刺さったまま逃亡したり、大きな傷の治療を医学生にお願いしたり、いつもハンディを負ったままでも最高のパフォーマンスを発揮する彼はさあどうする! ベルリンに集うのは最低でも9か国の情報機関24人。派手なドンパチに依存傾向が強くなった前作までの展開とはうって変わってアメリカ、ロシア、イラン、UAE、イスラエル、ドイツ、民間傭兵組織などがそれぞれの理由でそれぞれのターゲットを狙い心理戦と実戦を遂行するために資産(アセット)を投入します。アナログな暗殺テクニックは、超高精度な顔認証システムや盗撮、盗聴、ハッキングなどのITテクニックを上回ることが可能なのか?という大命題に挑戦してゆくところが上巻でした。 | ||||
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<グレイマン>シリーズ10弾。舞台は南米ベネズエラから始まって、ドイツ/ベルリンへ飛ぶ。 登場人物が非常に多い上、アメリカ、アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、ロシア、ドイツ、それぞれの国の離反者の思惑が複雑に絡み合って混在する。前半は読みながらたびたび頭の中を整理しなければならなかったが、中盤あたりから焦点が絞られていった。混乱が続く中東諸国と欧米の関係性がリアルに描かれている。 タイトルの「献身」については、文字通り “病を押して働くジェントリー” ――負傷後 骨感染まで至り体調がかなり悪いにも関わらず、上司マット・ハンリーの指示で治療を中断して現場に赴く――を指している。その比類なき正義感から。加えて(ここが主だが)愛する女性が危険にさらされていると知るや、上司の指示範囲を超えて、病身のまま南米からヨーロッパへ飛び、密かにバックアップを行う。 患部の激痛、発熱、倦怠感等により、格闘となればいつもの力を出せず追跡すらやっとの状態を、気力で凌ぐ。銃撃はそこそこだが。 現場で断片的な治療は受けるが、本来ならもっと重篤に悪化するだろうし後遺症すら残しかねないけど、そこはフィクションだ。 ジェントリー本来の目を見張る活躍が霞んで寂しかったが、途中からはCIA超極秘契約工作員(ポイズン・アップル・プログラム)同僚で 私の個人的お気に入りのゾーヤとザックとの協力態勢になり、心強かった。 女性関係においてはいろいろ遍歴があったジェントリーだが、ゾーヤに対しては「愛」という気持ちが宿るほど本気だ。愛する人とのかなわぬ将来を想う気持ち、死の覚悟、レギュラー陣総出演などから、このシリーズも終わりに近いのかと懸念したが、少なくともまだそうではないようで、ちょっと安心した。 今回もストーリーは壮大、迫力満点で、全く退屈しない。期待を裏切らないおもしろさで、たいへんよかった。 具体的なことはネタバレに繋がりそうなので控えるが、ひとつ、これだけはどうしても言いたい。 「奴はどうしたってやっぱり許せない!!!」 さっさとたたきのめしてほしい。 | ||||
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マーク・グリーニー・ファナティック達にとっては、いいニュースが目白押しです。Netflixによる映画化作品「暗殺者グレイマン」。本国では、今回の「・・・献身」に続くシリーズ11作、"Sierra Six"が2022/2月にリリースされる予定です(タイトルから、過去に遡るのだろうか?)。そして、次作は"Armored"(仮題)(グレイマン・シリーズではないらしい)、"Red Metal 2"と目が離せません。 前フリはともかく、2020/11月に読んだ「暗殺者の悔恨」に続く「暗殺者の献身 "Relentless"(上・下)」(マーク・グリーニー 早川書房)を一気読みしました。 舞台は、ほぼベルリン。今回のヴァイオレーターは、前任務で患った「感染症」を背負いながらの(伝説"レジェンド"は、ハンディを背負いながらの)登場。ベネズエラに囚えられた元NSAのソフトウェア科学者・ドラモンドが開発したシステム"パワースレイヴ"を巡って暗躍する民間会社。ハンリーの命により彼を拉致すべくカラカスに向かうグレイマン(コート・ジェントリー)。一方、ドラモンドを巡っては、或るクライアントからの命により傭兵チームが向かっていました。炸裂するアクション。いつものように快調のイントロダクション。 そして、ベルリン。暗躍する民間会社。アラブ首長国連合。イラン。残念ながら、これ以上メイン・ストーリーを語ることはできませんが、今回は調査の行き届いた中東情勢を背景に「弱腰」の欧米を見据えつつ、ある壮大な謀略が緻密に、時に大胆な視点から描かれていきます。勿論、テーマは活劇、アクションにあり、そのアクションは巻を追うに従い、視点を変えて小出しにされた<時系列>を収斂しながら、そのスケール、密度を増し、クライマックスへと到達します。こたえられません(笑)。 繰り返されるSDR、ソーシャル・エンジニアリング、いつものように炸裂する兵器、銃火器、心持ち元気のないCIA(笑)。最強のロシア・アサシン。アッラーの利益。マーク・グリーニー・ファナティック達に宛ては、ハンリーは言うに及ばす、スーザン・ブルーア、あの"ロマンティック"も登場し、そして嗚呼、愛しのゾーヤ・ザハロワが満を持してその姿を現します。闘いの中で交わされるジェントリー、ゾーヤ、"ロマンティック"たちのワイズクラックの応酬には、作者の円熟味すら感じられました。 今回は、邦題の「---献身」に思いを馳せることにもなりました。常に満身創痍のヴァイオレーターは、献身的にゾーヤを守り、バックアップし、しかしながらそのことによって何かを得ようとも、自己を変えようともしていません。そして、ゾーヤもまた「守られる」ことに一点の疑いも持っているようには見えませんね。(マーク・グリーニーは、2020/9月に結婚し、本作を「献辞」の中で愛する人に捧げています。) 「守られること」もまた、「守ること」だとするならば、そこには何と深い<不屈の意志>が存在しているのでしょう。 | ||||
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