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相嵌: 禁裏付雅帳6
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相嵌: 禁裏付雅帳6の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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一度絶版にして書き直した方がいいんじゃないかと思うくらい設定が滅茶苦茶に破綻していた前巻に比べれば、細かなミスはあるものの破綻というほどのミスは無いし、展開としても面白かったけれど、そもそも論としてこの主人公、強いのか弱いのか良くわからない。 最近は逃げようとする敵の背中を切ったら、刃筋が立っていないので軽傷しか負わせられなかった、というレベルの強さ(弱さ?)だという設定のようだが・・・ シリーズ第1巻では、公儀巡察使として任地に赴く際、東海道の「七里の渡し」を渡舟に乗って移動中、刺客が乗った別の渡舟に飛び移りながら、切り付けてくる敵の刀の腹を蹴り離すと同時に首筋を切り裂く、という牛若丸のような妙技を見せてたような・・・ その他にも第1巻の頃には、別の刺客を何人か返り討ちにしているのだから、かなり使えるという設定の筈だったと思うのだが、禁裏付に就任した途端、弱くなってしまったとか・・・。 それに主人公の剣の師匠は、型と素振りと見切りを徹底的に教え込むという主義で、主人公はその師匠から「足りないところはあるが家督相続の祝儀として」という留保つきながらも免許を貰ってるので、少なくとも切紙、目録、印可、免許、皆伝、口決のうち印可よりも上の腕前にはなっていた筈なんだが・・・ 型にしろ素振りにしろ、当然刃筋が立つように振ることを指導されるし、見切りというのは要するに瞬時に敵との距離を正確に把握するということなのだから、背中を見せて逃げる敵に切りつけたけど刃筋が立っていないので浅手で終わった、なんて情けない結果になるのはどうなのかね。 尚細かなミスを一つ挙げると、松波雅楽守の指示で禁裏付屋敷に乗り込んだはいいが、禁裏付の同心に捕縛された六位の南条蔵人が、出世のため人身御供に差し出した娘に縁切りを告げられた場面で、絶望して「頭を抱えた」と書いてあるが、縛られた状態で頭を抱えるのはかなり難しいと思うんですけど・・・ | ||||
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