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人間の檻 獄医立花登手控え4
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人間の檻 獄医立花登手控え4の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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立花昇シリーズの最終回。 青年の成長物語として、楽しく読めるシリーズです。 | ||||
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藤沢周平の作品としては中くらいの出来栄えだと思います。でも、もともと水準が高い作家だから十分楽しめます。ひとつひとつの作品は正直、地味目です。ミステリーというより活劇で読ませる。しかし、獄医である主人公の人柄がよく、かつ「赤ひげ」のように柔術もできる。この強い主人公が、叔父の家で居候をしていて、叔母にこき使われ、従妹からは馬鹿にされるという設定が面白い。ところが、この家庭内の人間関係が次第に変化していき、わがままだった従妹はやがて可愛げのある女性に成長し、そして。。思わずにっこりしてしまう展開が待っています。 | ||||
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ドラマとは一味違う原作者の作風が感じられて楽しく読んでいます。 | ||||
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NHKのドラマを見た後に読んだので、それほど時間もかからなく、またすらすら読めて楽しかったです。 | ||||
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藤沢周平らしい面白い作品です。シリーズなので順番に読むと楽しめます。(次々と先を読みたくなる) | ||||
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1~4を続けて読んだ。 主人公は強いけれどスーパーヒーロー的な人物ではなく当たり前の人。 同居人は頼りないおじさん、口やかましい叔母さん、粋がっている従姉妹。 最初はただの嫌な人だった同居人たちのことも話がすすむにつれて、 そうではないと気付かされる。分け隔てなく患者を見る叔父、それを支えるために質素倹約に務める叔母、 思春期で多少グレていたけれど本当は主人公が大好きな従姉妹。 また、牢獄にはさまざまな罪を犯した人間がいて、それぞれが、悪人とひとくくりにはできない様々な事情を抱えている。 ストーリーの面白さを保ちながら、人間ってこんな感じだよな~と気付かされる描写が素晴らしい。 | ||||
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牢屋という場は、ほかの時代小説作家さんも書くように「臭い飯」を食う所であり、始終すえたにおいの する所だと思います。 牢には牢のおきてがあり、役人からも囚人らからも責められることがあり、暗い気持ちにならざるを得ない と思います。 けれども、立花登は平凡でありながら暗くはない獄医として描かれています。 また、登の伴侶となるのがほぼ確実な従妹のおちえは決してしとやかな娘ではないですし、その両親である、 登の叔父は医師ながら大酒呑み、叔母は登をこき使うというキャラで、いったん小伝馬町を離れると、全く 異なる環境があります。 登が事件に首を突っ込みながらも、暗く厳しくなってしまわない絶妙なバランスが、この脇役たちの存在に 支えられているようです。 豊かな読後感が広がる作品でした。 | ||||
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4巻まとめ買いしました。BSテレビの放映と併せて楽しんでいます。各短編とも人情あり、謎解き要素ありでGoodです。 | ||||
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アクションあり、ロマンスあり、ドラマありで、女性でも充分に楽しめます! | ||||
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江戸時代の牢獄の日常がよくわかる本で、当時の監獄医の仕事がどの様なもので、役人との囚人との関係も詳しく書かれていた。 中井貴一が主人公でのドラマは見ていないが、面白かったと思う。 | ||||
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いつものことながら、最後まで気持ちよくお取引できました。ただ、マーケットプレース店は配送状況の確認ができないのが残念。 | ||||
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シリーズで読みましたが、大変面白かったです。やはり、藤沢周平は面白いです。 | ||||
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「明日、ご赦免になったら先生を狙うぜ。」 そういった男の正体は?登をうらむ理由とは?過去の因縁と、登の旅立ちを描いた「別れゆく季節」を 含む6編を収録。獄医立花登手控えシリーズ4。 今回のどの話も今までの作品同様、人間の心を興味深く描き出している。その中で特に、過去の罪が 何十年もたってから思わぬ形で現れる怖さを描いた「戻ってきた罪」、自分を慕ってくれる男の心を 利用し罪まで犯させた女を描いた「女の部屋」などが印象的だった。人の心は強くもあり弱くもあり。 さて、どうなることかと思った登とおちえの関係も、明るい未来を予測させる形で終わった。読者の 欲を言わせてもらえば、もう少しこの先が読みたかった。登がどう成長していくのか?おちえや叔父、 叔母とのこれからの関係は?楽しみながら読んできた獄医立花登手控えシリーズだが、これで終わり かと思うと少々残念な気がする。 | ||||
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獄医立花登手控えの最終巻。ストーリーはある意味予想通りの結末を迎える。なぜこんなにも読後感がよいのか考えてみる。おそらくそれは若い頃感じた感情を登に重ねているからだと思える。変貌し魅力を増してくる女性たちに驚く気持ちは男性は誰しも昔感じた気持ちだ。 藤沢周平の描く女たちに惹かれているのだと気がつく。 本作のおちえとおむらの描き方の旨さ。まさに藤沢文学を象徴している気がする。 | ||||
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これは全四巻に渡る大長編である。ここまで読み切ればわかることだと思うが、家人への文句が多い登と憎まれ口を叩くおちえ、どうしてなかなか良い関係ではないですか。しかも何だか、おちえはどんどん可愛くなってやいませんか。用心棒日月抄の佐知にはかなわないにしても、これはこれでニヤニヤ。あ、お話としては、殺陣が柔術だというのがちょっと拍子抜けという感じ。でもハッキリいって面白いです。 | ||||
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登は「おあきには会うたびに驚かされる」という。それほど、久しぶりにおあきに会うたび、彼女は変わっているのだ。男によって変わるというのも一番の要因ではあるが、それ以上に登は時の流れの速さを感じているようだ。 「若さにまかせて過ぎてきた日々は、終わって、人それぞれの、もはや交わることも少ない道をすすむ季節が来たのだ」 今人生のひとつの節目が終わって、また、新たな日々が始まろうとしている。 毎日が繰り返しのようであっても、いつの間にか本人も知らぬうちに新たな道が広がっている。 登が「春の世の柔らかい夜気にやや感傷を誘われたように」ぼんやりと寝転がっているように、私もこのシリーズが完結して、一抹の寂しさと、柔らかな春の日射しのような余韻がずっとつづいている。 | ||||
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