■スポンサードリンク


忘れえぬ魔女の物語



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)

忘れえぬ魔女の物語の評価: 4.04/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.04pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 41~46 3/3ページ
<<123
No.6:
(5pt)

設定が面白い。

主人公たちの揺れ動く心の描写もとても興味深く惹かれる。
それ以上に、「一日」を何回も繰り返しそれがすべて記憶に残るっていう設定がなんとも面白い。
現実は、その過ごした「一日」の1回だけが残るという設定もなんともいい。
たんなるGL要素だけでなくて、SFっぽい要素・設定が組み込まれているというのは本当に興味深くおもしろかった。
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)Amazon書評・レビュー:忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)より
4815607702
No.5:
(4pt)

忘れえぬ魔女の物語

タイトルがいいですね♡
互いを思い合う少女の切なさに酔える百合なSFファンタジー。
現実はとりかえしのつかないことばかりだけれどあの日あの時のifに想いを馳せて・・・
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)Amazon書評・レビュー:忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)より
4815607702
No.4:
(4pt)

過去一のループ作品

強制的に発動されるループに比べて自発的に発動するループの恐ろしさ。大切な人を想うからこそ無限に繰り返す毎日。
ループの回数は凄いですが、やはり介入からの終わりまでの展開は少しありきたりで、会話は新鮮でした。
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)Amazon書評・レビュー:忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)より
4815607702
No.3:
(5pt)

かつて読んだことがないタイムループ作品。

男性キャラクターは登場しません。タイムループが絡む百合ものですが、最大はキスまで。頻度もかなり少なめです。

綾香(主人公)は何度か同じ日付の日々を過ごしてから次の日へ進むという特殊体質。平均で5回同じ日付を繰り返す。一日の内容は全て同じ…ということはなく、会話内容や出来事が多少変わる。そして、繰り返した日々のうち、どの日が”昨日”として採用されるかは綾香にも分からない。が、綾香だけはタイムループで過ごした日々の全てを記憶している。そんなぷちタイムループを繰り返す少女に起こった奇跡の物語です。

物語の開始は高校の入学式の日。月日としては15年でも、綾香の体感では75年程度の月日が流れている。他の人とは異なる時間感覚を持つ綾香は友人など作れないと諦めの境地に至っていたが、この日奇跡が訪れる。未散の登場です。未散は教室で読書する綾香に話し掛け、明るく接してくれることで綾香に友情の感情が芽生えます。入学式の日は3回訪れたが、どの日でも未散と知り合いになることができ、綾香にとって未散は重要な存在になっていきます。

タイトルにある”魔女”は綾香を指します。彼女は両親との仲が良くありません。幼少の頃から子どもらしくなく、3歳の時点で大人と対等に話し、試験も完璧にこなし”神童”とまで呼ばれました。彼女は自身の感覚を両親に打ち明けますが、信じてもらえずに気味悪がられる始末。子どもの頃に飼っていた猫が亡くなった時も既に8回目のループで涙も出ず、母親から”魔女”と責められた。10歳になる前に両親に見限られ、その新学期から庭に建てられたプレハブ小屋で過ごすようになります。高校に進学した今なお、母屋の玄関を跨ぐことは許されていません。

物語の中盤〜後半に未散に逃れられない運命とでも言うべき不幸が訪れます。彼女を救うべく綾香はとんでもない方法で不幸が訪れた日をタイムループし、未散を救う方法を模索します。(タイムループした回数は今までの比ではありません。) 綾香がボロボロになるまで頑張ります。綾香の想いや必死さが伝わり、胸が熱くなりました。最後にどんな結末が待ち受けているかは読んで確かめてみてください。おすすめはもう一人の主要な登場人物の”優香”という人物に着目して読むことです。
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)Amazon書評・レビュー:忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)より
4815607702
No.2:
(5pt)

買ってよかった

たまたま新刊情報で見かけて気になっており、買ってみました。
出かける用事をすっぽかしそうになるくらい一気に読んでしまいました。

ネタバレにならないよう簡潔にご紹介
・純度100%百合です。挿絵サンプル見ていただければわかるかと思いますが、両思いです。
・ストーリーは重めです。かなり過酷な運命です。

2巻の商品ページがすでにあったので、続巻楽しみにしております。
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)Amazon書評・レビュー:忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)より
4815607702
No.1:
(5pt)

少女たちの本当の魔法は朽ちた心の架け橋の再生なのだろう。キラキラと霧氷のような小さな無数の輝きが終章にむかって文面を彩るようで美しい。

一日は一日でしかないはずなのに、相澤綾香には何度も一日がやってきた。それは数こそ定まっていなくてもなべて5回は一日が訪れた。そして彼女はひどく記憶力が良く、すべての一日を覚えていた。時間の神のきまぐれかようやく次の日が訪れて初めて何回も繰り返した前日のどれかが採用されたとわかる。一番ましな前日ならまだしも、最悪な前日なら目も当てられない。彼女はそんな目も当てられない明日を数えきれないほど迎えてきた。時間の流れと運命の分岐点を何度も目の当たりにする日々は彼女を家族から遠ざけた。ひとりのいとこを除いて。
そんな中、高校で稲葉未散と出会う。だれとも距離をとらざるを得なかった綾香にとって未散が何の違和感もなく距離を詰めてきたことは驚きだった。そしてそこから彼女の時間と周りの人との距離が変わり始める。
少女たちの本当の魔法は朽ちた心の架け橋の再生なのだろうか。とにかく、キラキラと霧氷のような小さな無数の輝きが終章にむかって文面を彩るようで美しい。忘れえぬ魔女の物語は読者の心に静かに根を下ろします。
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)Amazon書評・レビュー:忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)より
4815607702

スポンサードリンク

  



<<123
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!