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忘れえぬ魔女の物語
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忘れえぬ魔女の物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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繰り返しものの変化球という印象を受けた。ジャンルは違うが、ミステリー小説で「七回死んだ男」の設定をより具体的にしたような感じだ。 設定は面白かったが、同性同士の恋愛描写に納得がいかなかったのと問題の解決が曖昧に感じたため、物語に入り込みにくかった。 | ||||
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ハッキリ理由は延べられませんが読んでいて古臭さと言うか懐かしさを感じました。 表紙から感じる様な百合要素はそれほど強くなく、比較的ライトに読めました。 余り詳しく書くとネタバレになってしまうんで避けますが、 ライトなSFモノにはある意味テイバンとも言えるループ物で、 表紙から受ける世界観を楽しめる人ならアリかもしれません。 オッサンにはちょいと受け付けなかったです。 | ||||
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高校で出会った女子たちが、明日を迎えるためにあがくお話です。 こういうと青春ものっぽいが実際はファンタジーで、主人公の一人は同じ日を何度か繰り返してその中から選択された一日の続きを生きるという毎日を高校生になるまで過ごしてきたと自覚している目立たない女子高校生で、もう一人は将来自分が魔女になると信じている人気者の女子高校生となっている。 結末の方まで来ると10年くらい前のアニメのストーリーを思い出さずにはいられないが、今やるなら新しい要素もあるのかもしれない。数年前にヒットした映画にもそういった要素はあったので、20年以上前のセカイ系が再構成されているという事なのかもしれない。 | ||||
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■気になる点■ ●ループものの定番の見せ場、同じ時の中で失敗を何度も繰り返す「時間の牢獄」とも言える場面。 その中で衰弱していく主人公。さあ、この難局をどう乗り切る? と期待していたら、デウスエクスマキナ降臨、ドラえもん的な便利キャラが何とかしてくれる、という展開。 「は? ご都合主義すぎる」と読者の私が思った直後、作中の主人公がセリフで「何それ……ご都合主義すぎるわ」と発言。 主人公を「読者の代弁者」にして良いのは、こういう場面ではないはずだ。 そう言えば、80年代~90年代にかけてギャグ漫画でつまらないネタをやった際にコマの外に「つまんねーギャグ」みたいな文を書いて漫画家がセルフツッコミを入れるのが流行った時期があった。うすらみっともない、と嘲笑されて消えた文化だが、本作の上記の場面にはその遺伝子を感じた。 この作者も、「ご都合主義」のセルフツッコミを入れることで、ちっぽけなプライドを守りたかったのだろうか。シリアス作品で、こういうことをされると非常に冷める。やめてほしい。 ●主人公が、補助者の協力を得て「失敗を繰り返す、時間の牢獄」に結果的に飛び込むことになるシーンについて。 読者視点では「補助者との打ち合わせ」が、全然終わっていないのに、主人公がいきなり「自分の肉体に対してグロいこと」をやり初めて、自ら「打ち合わせが出来ない状態」に陥る。 「補助者から情報をしっかり聞き出していないのに、何を勝手に始めているの、この人は? 頭おかしいの?」というのが正直な感想。明らかに必要なシーンが足りていない。完全に読者が置いてけぼりである。 このシーンに限らず、この作者は「自分の脳内で描いているシーン」と「読者に提示した情報」に時々、差が出ているように思う。 また、キャラが作品世界で自然に動いている感じではなくて、作者が描きたい「悲劇・ピンチ」に向かってキャラを走らせているように見受けられるシーンが多い。作者がキャラを操る「糸」が、残念なことに観客席から丸見えなのだ。シナリオの都合にキャラの心が引きずられている。 ●唐突に誰の発言か分からないセリフ(口調の個性が弱い)が単体で書かれ、数行読み進めると発言者を特定できる、という表現方法が、しばしば用いられている。私は脳内で状況を映像化しながら読み進めているタイプだが、そのせいで映像が時々止まってしまい、テンポが悪い。変化球は「ここぞ!」という時に理由があって使うものであって、意味もなく乱用すれば文章のクオリティが下がるだけである。基本が大切。 ●イラスト担当の「かも仮面」氏の作風について。 「どうやったらキャラの背景を描き込まずに、楽して埋められるか一生懸命考えました!」的な印象の白黒イラストが多数。カラーページと白黒ページのクオリティの差が激しい。 「キャラの背景が、『窓枠の一部のボンヤリしたシルエット』ならパースをとらずに済むよね!」とか、そういう描き手の無言の強い思いが伝わってくるイラストの数々。この人、恥ずかしくないのかな? 手抜き仕事を見せられているとイライラしてくる。後継作品では是非、手抜き仕事をしない別のイラストレーターに変えて欲しい。 なお、124ページの「主人公が優花ビンタしているイラスト」が作画ミス。優花の頬を右手で打ったのに、優花の頬に付いてる跡は左手の形である。イラストについては星の数に反映していない。 ■良い点■ ●比喩のセンスが良い。時々、言葉をこねくり回しすぎている傾向があるものの、状況を端的に表現した例えの使いこなしが巧みであった。 | ||||
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女の子同士の恋愛をはらんだ関係(百合)をベースにしたタイムリープもののお話です。 相澤綾香は一日を平均5回繰り返していて、どの一日が採用されるかは運次第。 恋愛感情を持つ同級生の女の子が死ぬ一日を回避するために同じ一日を気が狂うほど繰り返します。 タイムリープものというところで興味を持ったのですが、いとこの優香を始めとして、主人公を取り巻く百合の関係が馴染めませんでした。原理的な話も出てきますし、チート的な能力で繰り返しを回避したり昨日に戻ったりするところも、正直話が難しく分かりにくかったです。 百合好きなら楽しめるのかも。 | ||||
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作品分類としては、学園百合モノです。それに少々都合の良いSF設定(タイプリープ)を加味することで、エピソード展開を活性化させる創りになっています。 京アニの日常系アニメが好みであれば、違和感なく楽しめると思います。 但し、読みながら気になったのが、文章が生きていないことです。 面白い面白くない、好き嫌いという以前に、作者自身の内側から生み出された創作性が希薄であり、どうも薄味に感じます。 なんというか、既存のアニメ作品を文章でリライトしたような印象を受けるのです。 もちろん、原作アニメ?などは存在せず、作者が創造したオリジナルストーリーなのですが、ノベルではなくノベライズを読むような物足りなさのまま読了しました。 | ||||
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