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(短編集)
谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ
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谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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面白いです。写真とカメラが好きでそれなりの知識があっても、ほぼ破綻していないと感じます。 おかげで逆にカメラの話がくどすぎたり押し付けがましいという感じも与えてしまうのが惜しい。 いや、自分もそうなりがちなのでリアリティがあるといえばそうではありますが。 ただ「カメラと海と満月と」だけはどうにも納得できないところがあります。 せっかく曲者のニコノスⅡを取り上げておきながら、独特のフィルム装填とコマ送りの特徴に触れて いないのはまぁ"残念"という程度の不満ですが、コダクロームを自家処理するという行為はいかにも 不自然では。エクタクロームのE-6ならなんとかできなくはないかと思いますがK-14は作中でも触れて いるとおり外式現像で、個人商店では薬剤の入手や調合も難しく仮に材料が揃っても処理工程自体が 何段階にも及ぶので推奨プロセスは実質不可能ともいえるレベルです。 変色や退色への耐性が高いというのも現像処理後の保存状態を指すものであり撮影済み未現像状態では 逆にほかのどのフィルムよりも敏感だった記憶があります。 知識と経験が豊富な主人公であればそこまで理解したうえでギリギリ画像を得るためにやむなくモノクロ 処理を行って、その過程でコーテイングを剥がさなければならない面倒臭さこそ書いてほしかったです。 「フィルムを取り出すのに分解しなきゃいけなかったんですか」「このカメラはこうするんです」 「なんかコマの間が不揃いですね、壊れていたんでしょうか」「いや、これで正常なんです」 「コダクロームって白黒?」「いえ、残念ながら今となってはこういう処理しかできないんです」 なんてエピソードを盛り込むと数ページ増えてしまうことになりますが。 フェイクライカの話だとか、ほかがよくできているだけにこの一編だけが残念でなりません。 | ||||
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最初から購入してます。読んで良かった(◔‿◔) | ||||
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