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焦眉: 警視庁強行犯係・樋口顕



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焦眉: 警視庁強行犯係・樋口顕の評価: 4.10/5点 レビュー 20件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(2pt)

「一般小説」の顔をしたラノベ

短文で改行、長々とした風景描写など皆無ですごく読みやすい。
ただストーリーはあまりに都合がいい展開が多すぎだし警察としてあり得ない行動が多すぎる。
丹念な裏取りもしないで「某人物は正しい」と思い込んで捜査を続けてるのをみてるとあまりに敵側の検察とやってることがそっくりで、主人公が自分でもおかしいと気づかないところが恐ろしい。

しかも"警察VS検察"というわかりやすい図式は善悪がはっきりと分かれていて揺らぐことがない。おもしろい物語を作るなら、警察側にだってもう少し検察よりの立場から捜査を制限するような嫌な役目のキャラがいてほしかったし、主人公も両方の立場に揺れ動きながらも刑事としての信念を貫く物語が読みたかった。
さらに周りの人物が「ひぐっちゃんらしい」と言い、それに対して主人公は自分はそんな優れた人物じゃないと心の中で否定するが、シリーズものを知らない自分としては何度も他のキャラが主人公をよいしょする光景は食べ過ぎた胃のように不快感しかなかった。
そしてすべてはあらかじめ決められたレールの上に沿って動くだけで意外感も驚きもなく、予定調和で終わる様は少しだけ大人な人ら向けのラノベにしか思えなかった(つまらないわけではないが圧倒的に物足りない)

これを読むなら「クライマーズ・ハイ」がオススメだ。何度も社内でぶつかり合い、批判や失望をくらいながらそれでも上司や後輩らとの関係が多彩に変化していくストーリーは素晴らしいし、むだのない短い文章ですべてを説明するような表現力が見事だからだ。
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No.19:
(5pt)

安心

このシリーズは全作読んでいるが、途中で読むのをやめたくなるような退屈な作品は一冊もなかった。今回もおなじみのメンバーと時に感情移入してしまいながら楽しく読ませてもらった。隠蔽捜査、樋口顕、安積班の3シリーズはハズレがないので安心して買うことができる。
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No.18:
(5pt)

なし

なし
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No.17:
(4pt)

面白かったです。

本書の文庫化を受けて久々に読んだ本シリーズ。刑事らしくなく家庭とのワークバランスを重視する人間味溢れる主人公の感情を描写しながら事件捜査が進展してゆく展開はシリーズに一貫している。組織や家庭の中で揺れ動く主人公の心の動きには共感する点も多く、相変わらず楽しく読めた。
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No.16:
(5pt)

爽快でした。

いつもながら、樋口さんは冷静でまっすぐな感じが変わらず良かったです。この副総監や検事正の様な人が、現在の検察、警察にいらっしゃればと切にねがいます。
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No.15:
(5pt)

スッキリ

検察の横やりと暴走にはらはらでした。
一件落着とエンディングが良いですね。スッキリしました。
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No.14:
(4pt)

「処世」とは

いかにご立派な立場があろうと、それを振りかざして生きていけるものだろうか。
世間は甘くない。社会に出て久しい者が誰しも感じることが、物語を通して伝えられる。

主人公は、与えられた役目に精一杯誠実に取り組む。
はっきり言って、断れない性格から貧乏くじをかなりひかされているように見えるが、卑屈にはならない。
前を向いて時には危ない橋も渡る。結局それが、この厳しい世間を生き抜く最良の方法なのだろう。
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No.13:
(5pt)

安定した面白さ

正しい方法、正しいやり方でことを進める…当たり前のことを徹底的に極める、地道な取組みやその時々の心情も描かれていて今回も楽しませていただきました。
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No.12:
(4pt)

安定した満足度

会話文を主体とした流れで、一気に読めた。ここが今野氏の、特に警察モノの良さ。当然、☆五つの評価。
では、何故☆を一つ減らしたのか?

本作品は今野氏の幾つか有る警察モノシリーズの一つ。どの警察モノもパターンは同じ。実直な主人公(自分に自信が無いか、正義を貫いているので自信を持っているかのどちらか)と、少しくだけた感じの同僚(か相棒)。
事件が起こり主人公は捜査本部に入る事になる。そこには主人公を買っている上司と、主人公に反目しているかの様な主人公と同等か上の役職の人物。
起こった事件では、警察(今回は検事)等の他部署の人間が関わり、主人公に対して無理難題を要求したりするが、主人公は正義を貫き続ける。
やがて事件は解決するが、その過程で主人公に反目したり無理難題を要求した人物は、実は味方だったりその人自身も正義を貫いている為に反目している様に感じたか。または失脚したり移動したりするが、その上司は案外主人公を買っていたり。

だから、今野氏の作品を多数読んでいる人だと、「あぁ、またこのパターンか」と思うか、「うんうん、安定の内容だ!」と感じるかのどちらかだと思う。

ストーリー展開(と情景描写)にも無理が無くなったと思う。ハンチョウシリーズやSTシリーズがTV化された時、その後に出された作品はTV化を意識した様な作品が多かったと感じる。
本作品は、情景が非常に良く頭の中に浮かび上がる。最後の方に登場するくだけた感じの警視庁副総監なんか、「あぁ、あの俳優にぴったりだな」とか。
でも、それがTV化を意識し過ぎていた一時の作品と比べ、自然に消化されている感じがして返って面白かった。あぁ、このシーンではこのカメラアングルで、エキストラの警察官役が一斉に立ち上がって「はいっ!」と言うんだろうな、とか。

また、ストーリーの中で二度ほど村木厚子元事務次官の件が出てくる。本書は小説幻冬に連載されたもので、連載時期が書かれていないのでわからないが、初版発行日とNHKで今野氏と村木氏の対談があったのが同じ時期。偶々なのかどうかわからないが、対談で本作のプロットを思いついたのか、本作のプロットを考えた時に対談相手として村木氏を指名したのか?その辺りを知りたいと思った。

さて、☆を一つ落とした理由。それは本作で主人公樋口の相棒となる氏家のセリフ。樋口に対して終始タメ口だ。それは本書5頁にも、「氏家は年下だが、いつもタメ口だ。樋口はそれを気にしたことがない。彼ほど馬の合うやつは同期にもいなかった」と書かれているが、読んでいて最後までむず痒く感じた。
再三再四、警察では上下関係が厳しいと今野氏は著作の中で書いている。二人とも浪人をせず採用試験に受かったとしたのなら、二学年も離れてタメ口と言うのはあり得るのかなと感じる。ある程度タメ口でも、流石に「お前」呼ばわりはしないのでは?と思う。
主人公樋口が気にしなくても、自分が気になってたまらなかった。
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No.11:
(4pt)

樋口班の特徴が薄れる

著者の他の警察シリーズと違って、特殊な部署でないためか、以前はあった独自性が薄れてきているのが今後の気がかり。
検察の冤罪を絡めているが、展開としては何層にもわたる複雑な仕掛けがあるわけではないので、会話を含め読みやすい点は良いものの、予想外の展開はない。
登場人物にはなじみがあるものの、事件解決の特殊性がないなら、なおさら愛着ある人間模様を深堀してほしい。
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No.10:
(1pt)

「隠蔽捜査」最新作と同じ。

Eテレで村木厚子さんと対談されたので、ササッと書きましたとしか思えない内容。
物語に全くレトリックがなく、隠蔽捜査6まであった考え抜かれた人物描写は皆無。樋口班シリーズも全て読んでますが、
元々樋口班シリーズは今野先生の普通作だと
思ってました。優れた筆致で読者は登場人物の書かれてない容姿や内面まで想像する楽しさがありましたが、それがない。他の愛読者が評価されてるので、私の読解力に問題があるのかも知れません。「清明」は新たな
隠蔽捜査シリーズの序章だと納得出来ましたが、本著で「清明」に似ている薄さに隠蔽捜査シリーズにも期待が持てなくなりました。
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4344036018
No.9:
(2pt)

会話中心でストーリーがすすんでいくので、芝居の台本みたいです

投資ファンドの社長の殺人事件と、検事の追う選挙違反の案件がからんでストーリーが展開してゆく。謎解きとしては極めてシンプルで、むしろ警察と検事との確執がストーリーのメインになっている。
 
  会話中心でストーリーがすすみ、状況描写や心理描写はほとんどない。小説というより、映画や芝居の台本を読んでいるみたいで、登場人物にリアリティがない。登場人物が影絵みたいに薄い。
  今野さんの小説はどれも会話文が多いけど、刑事が捜査をする場面もあって、行動の描写と会話ですすんでいくものが多い。でも、本作はほとんどが捜査本部などの警察内部の会話で、アームチェアー・デテクティヴ(安楽椅子探偵)みたいな感じ。新潮社時代のこのシリーズは面白かったけど、版元が変わって再スタートしてからの3作はちょっとがっかりです。描写を減らして会話を多くし、「サクッと読める」ようにしたのかもしれないけど、小説としてはつまらなくなってます。簡単に読めることが時代のトレンドなのかもしれないけど、小説から状況描写や心理描写がなくなっていくのは残念です。
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No.8:
(4pt)

面白いと思います

警察と検察、現実的に存在していると思われるようなストーリー展開が面白く一気に読み終えた。
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No.7:
(4pt)

正義がモットー。

どうも隠蔽捜査シリーズに近づいてきたようなタッチに。
警視庁強行犯係・樋口顕シリーズは、2014年の「廉恥」、2017年の「回帰」に続いている。
タイトルは、漢字二文字で表すことが多い。
他の作家でも、警察小説のタイトルは、漢字二文字が多く散見する。
いずれも軽快で、現場にむごたらしさがなく、滑稽。
それでいてサスペンスがあり、加えていろんな角度で警察内部事情を巡っている。
複雑難解性がなく、比較的シンプルな構成とすることにより、読みやすさは抜群。
軽快なテンポで読み進めることができる。
「回帰」では刑事と公安が合同する指揮本部を取り扱い、今回は刑事と検察。
横暴で高圧な権力に対峙していく。
そして、警察として、キャリアもノンキャリも組織連携し、正義を貫くべきことを力説している。
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No.6:
(5pt)

面白い

前から読んでいる作家様なので購入できて本当に良かったです。
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No.5:
(5pt)

相変わらず面白い

樋口さんの活躍、面白かったです。今野敏さんの警察小説 何時も楽しく読んでます。
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No.4:
(5pt)

期待通り

期待通りに楽しめました。今野作品でしばしば出てくる脇役の捜査一課長、たまには主人公になっても面白いのになと思えました。
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No.3:
(4pt)

警察の正義と矜持ここにあり

一気読みしました。
検察や政治家に対する樋口ら警察の矜持に読後のすっきり感はかなりありです。
ただ、殺人事件の犯人にたどり着くまでの筋と描写はあまりに普通過ぎでした。
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No.2:
(5pt)

冤罪に立ち向かう刑事

冤罪を作ろうとする地検特捜部と真犯人を追う警視庁特捜本部1課長と2課長刑事部長の関係は、間に挟まれる樋口たち係長と班長達の捜査は、一気に読み通す事ができた。
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4344036018
No.1:
(4pt)

警察の矜持

安定の今野節を今回も楽しめました。ただ、日本の政界にあんなに魅力的な野党議員が生息出来るはずはないので、そこだけ現実離れしてて興醒めでした。
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