(短編集)

こちらあみ子

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評判

こちらあみ子の評価:

4.20/5点 レビュー 118件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全180件 61〜80 4/9ページ
No.120
(5pt)

あの頃の誰かをきっと思い出す作品

誰しも私達世代なら義務教育の中で、クラスに1人は「あみ子さん」はずっといたから、良く知ってるはずです。私のあみ子さんは、読み始めてから終わるまで、私が思い出した男の子の顔になっていました。
その子は特別に先生に親切にされていて、時には酷いイジメにあったりしても、先生や私や少数の人が守ってあげたりしましたが、親切も悪意も、まるで自然なことの様な佇まいで、嫌なことからは全力で逃げて、好きなことは際限なくしている子でした。
自分は親切にされたら、やっぱりありがたく感じるし、酷いイジメにあったら、ケロッと次の日学校には来られないだろうし、相手の気持ちを察せないのは、それは残酷でもあり、強さでもあり、残念ながらこの社会では限られた生き方になってしまうんだろうと思っています。
地元にまだいるのか、あの子はどうしているのか…そんな気持ちになる作品でした。
こちらあみ子 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: こちらあみ子 (ちくま文庫)より
4480431829
No.119
(5pt)

面白い

面白いです。
こちらあみ子 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: こちらあみ子 (ちくま文庫)より
4480431829
No.118
(5pt)

映画、花束みたいな恋をした、の気になる会話、今村夏子ピクニックはこちらで読める

映画、『花束みたいな恋をした』でも印象深い、今村夏子の短篇『ピクニック』が 読める
こちらあみ子 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: こちらあみ子 (ちくま文庫)より
4480431829
No.117
(5pt)

読んだことのないタイプの小説

救いがないが、実際に世界に存在している出来事にはこういうものもある。主観的に経験していないことを主人公の視点で描き切っているのがすごいし嘘っぽくない。好きか嫌いかは置いておいても、傑作であるのは間違いない。
こちらあみ子 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: こちらあみ子 (ちくま文庫)より
4480431829
No.116
(4pt)

常に、ざらついている

「こちらあみ子」
あみ子は相手の気持ちを慮ることができない。
親を傷つけ再起不能にし、読んでいるこちらは悲しいのだが、あみ子は悲しそうじゃない。
幼いからかと思っていたが、大人になっても成長があまりない。
人間のかっこうをしているが、人間として対峙すると急に穴に突き落とされるようなシーンがたくさんある。
どういう気持ちで読み終えればよいかわからなかったが、
あみ子の人生がどこかにあるのかもしれない、ということ、
あみ子自身はまったく悲しみや不幸とは無縁に生きていることに、なぜか安堵した。
筆者の書き始めた理由を読んで、こんな世界を急に描けるなんて普通じゃない(いい意味で)と絶句した。

「ピクニック」
映画”花束みたいな恋をした”劇中にピクニックがでてきたのがきっかけで手に取ったが、
尋常じゃなかった。
これに何も感じない人がいたら、”そっち側”の人間なのかもしれない。
こういう虐めもできる、人間という生き物の怖さと、
「許容する」という方向のイジメ。
心から楽しんでいるという描写が、どんどん恐ろしくなってくる。

「チズさん」
一番難解だった。ただ、人間の老いと、その周辺にいる人の、
静かな地獄みたいなものを感じた。
こちらあみ子 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: こちらあみ子 (ちくま文庫)より
4480431829
No.115
(4pt)

子供に読ませたい

子供が大人になることへの葛藤を描いた内容。自分の子供の頃の感覚とは違うけど、昔の気持ちを思い起こしてくれました。読み終わったら、出会う人すべての人に優しくできそうな、したいと思える作品。
子供に読ませてみたいな。
こちらあみ子 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: こちらあみ子 (ちくま文庫)より
4480431829
No.114
(5pt)

イーしてください

むらさきのスカートの女から来ました
何の予備知識もなく読み進めていくうちに徐々に不安になっていきましたが
最期は驚くほど平穏で柔らかな多幸感に包まれていました
自分の読後感はもちろん今まで読んだものの中でも最高傑作に属する稀有な作品だという事
今村さんは、太宰の『燈籠』がお好きだという事が物凄く腑に落ちました
竹馬でやってくる女の子が下駄屋のさき子のメタファーだったり
そして僕にとっての、あみ子は全てのしがらみから解放された憧れなのだと思います
もちろん、この作品を嫌悪される方、不快感を覚える方もいらっしゃると思います
真の良書とは読み手にとって千差万別な読後感を与えるものだと自分は思いますので。
こちらあみ子 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: こちらあみ子 (ちくま文庫)より
4480431829
No.113
(5pt)

個人から見た日常を客観的に見るとこうなのか

個人の視点で見た日常を他者視点で見つめると、こうも印象が違うものなのかと物悲しい気持ちになった。
主人公の純粋な心と、理解を示そうとはするが受け入れることが出来ない周囲と、どちらの気持ちも見えて、読了後は切なくなりました。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.112
(4pt)

自分ならどうするだろう。

読んでいてザワザワする作品は何度かあったけど、こんなに具合が悪くなるのは初めてです。
こんな子がクラスにいたら、家族にいたら、色々考えさせられました。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.111
(5pt)

ちょっと異質な感じ。じわじわ刺激的。

こういうのが普通。ということを共有できる人だけで、暮らしていければ、たぶん楽なんでしょう。けれども、学校であれ、職場であれ、地域社会であれ、(場合によっては家族ですら)なかなかそうはいかない。一人は楽。でも一人が楽じゃない人もいる。楽かどうかも考えない、意識しないという人もいる。自分があみ子だったら、どんな感じだろう?家族にあみ子がいたら?クラスメートだったら?接点の少ない知人だったら?じわじわ刺激を感じ。少し時間を開けて、もう一回読んでみよう。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.110
(5pt)

久々の名作

プロローグを読んで最初はイマイチ理解不能でしたが、読み進めて行く内に、こ、これはスゴイ!とあっという間に読み終えてしまいました。いたずらにDSM5に照らし合わせるなどという無粋は控え、作者様がこういう人たちの心に成りきってしまっている点にただただ唸るというか生唾を呑み込むというか・・・緊張を強いられます。読み終えて一番思ったことは、あみ子が生きた時代背景はいつだろう?ってことでした。昔は児童心理学がまだ広く研究されておらず、あみ子のような子はこういう目に遭ってしまうことが普通だったと思います。現在なら精神科や教育学部の介入とケアによって、特別クラスや施設等、彼女に見合ったケアがなされると思うのですが。続く「ピクニック」は、(雑で鈍いようでとてもやさしい)周りの人たちの理解があって何とか生きていけてますが、やはり定期的なカウンセリングと認知行動療法的アプローチは必要でしょうか?延々どぶさらいする姿は逞しくて楽しくて、そして憐れでもあります。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.109
(5pt)

あの頃の誰かをきっと思い出す作品

誰しも私達世代なら義務教育の中で、クラスに1人は「あみ子さん」はずっといたから、良く知ってるはずです。私のあみ子さんは、読み始めてから終わるまで、私が思い出した男の子の顔になっていました。
その子は特別に先生に親切にされていて、時には酷いイジメにあったりしても、先生や私や少数の人が守ってあげたりしましたが、親切も悪意も、まるで自然なことの様な佇まいで、嫌なことからは全力で逃げて、好きなことは際限なくしている子でした。
自分は親切にされたら、やっぱりありがたく感じるし、酷いイジメにあったら、ケロッと次の日学校には来られないだろうし、相手の気持ちを察せないのは、それは残酷でもあり、強さでもあり、残念ながらこの社会では限られた生き方になってしまうんだろうと思っています。
地元にまだいるのか、あの子はどうしているのか…そんな気持ちになる作品でした。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.108
(5pt)

面白い

面白いです。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.107
(5pt)

映画、花束みたいな恋をした、の気になる会話、今村夏子ピクニックはこちらで読める

映画、『花束みたいな恋をした』でも印象深い、今村夏子の短篇『ピクニック』が 読める
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.106
(5pt)

読んだことのないタイプの小説

救いがないが、実際に世界に存在している出来事にはこういうものもある。主観的に経験していないことを主人公の視点で描き切っているのがすごいし嘘っぽくない。好きか嫌いかは置いておいても、傑作であるのは間違いない。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.105
(4pt)

常に、ざらついている

「こちらあみ子」
あみ子は相手の気持ちを慮ることができない。
親を傷つけ再起不能にし、読んでいるこちらは悲しいのだが、あみ子は悲しそうじゃない。
幼いからかと思っていたが、大人になっても成長があまりない。
人間のかっこうをしているが、人間として対峙すると急に穴に突き落とされるようなシーンがたくさんある。
どういう気持ちで読み終えればよいかわからなかったが、
あみ子の人生がどこかにあるのかもしれない、ということ、
あみ子自身はまったく悲しみや不幸とは無縁に生きていることに、なぜか安堵した。
筆者の書き始めた理由を読んで、こんな世界を急に描けるなんて普通じゃない(いい意味で)と絶句した。

「ピクニック」
映画”花束みたいな恋をした”劇中にピクニックがでてきたのがきっかけで手に取ったが、
尋常じゃなかった。
これに何も感じない人がいたら、”そっち側”の人間なのかもしれない。
こういう虐めもできる、人間という生き物の怖さと、
「許容する」という方向のイジメ。
心から楽しんでいるという描写が、どんどん恐ろしくなってくる。

「チズさん」
一番難解だった。ただ、人間の老いと、その周辺にいる人の、
静かな地獄みたいなものを感じた。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.104
(4pt)

子供に読ませたい

子供が大人になることへの葛藤を描いた内容。自分の子供の頃の感覚とは違うけど、昔の気持ちを思い起こしてくれました。読み終わったら、出会う人すべての人に優しくできそうな、したいと思える作品。
子供に読ませてみたいな。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.103
(5pt)

イーしてください

むらさきのスカートの女から来ました
何の予備知識もなく読み進めていくうちに徐々に不安になっていきましたが
最期は驚くほど平穏で柔らかな多幸感に包まれていました
自分の読後感はもちろん今まで読んだものの中でも最高傑作に属する稀有な作品だという事
今村さんは、太宰の『燈籠』がお好きだという事が物凄く腑に落ちました
竹馬でやってくる女の子が下駄屋のさき子のメタファーだったり
そして僕にとっての、あみ子は全てのしがらみから解放された憧れなのだと思います
もちろん、この作品を嫌悪される方、不快感を覚える方もいらっしゃると思います
真の良書とは読み手にとって千差万別な読後感を与えるものだと自分は思いますので。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307
No.102
(5pt)

小説の魅力がギュッと詰まってます。

"人差し指に触れたボタンのくっきりした感触を、あみ子の全身が手を叩いて歓迎した。大きく息を吸いこんで、記念すべき第一声。『おーとーせよ。おーとーせよ』"2011年発刊の本書は著者デビュー作にして、太宰治賞、三島由紀夫賞をW受賞の表題作他『ピクニック』『チズさん』を含む本書は、読み手それぞれを揺さぶる珠玉の傑作集。

個人的には菅田将暉、有村架純主演の映画『花束みたいな恋をした』の作中にて『ピクニック』が触れられていた事をキッカケに『星の子』に次いで手にとりました。

さて、そんな本書は解説で町田康も評しているように『小説』自体のもつ魅力。【読み手それぞれが自由に読んで、感じる】が収録作全てに"ぎゅっと込められた"かの様に【絶妙な余白や余韻があって】それ自体が大きな特徴になっている気がするので正直、語りにくいのですが。

それでも、あらすじを紹介すると。表題作の『こちらあみ子』は少し風変わりな女の子、あみ子が周囲の人を【良くも悪くも変えていく過程】を三人称で描いた物語。そして『ピクニック』は有名お笑いタレントを彼氏に持つ七瀬さんとバイト仲間は良好な関係にあるとみせて。。?最後の『チズさん』は、まっすぐ立てないおばあさん、チズさんと"私"の不思議な共生関係は一体?といった内容になっているのですが。

著者自身の『こちらあみ子』太宰治賞受賞時の言葉によると“(バイトの合間に)なんの覚悟も決意も決意もなく、ただ思いつくままに"書いた。との事ですが。それにしては?構成はもちろん、言葉選びが驚くほどに洗練された印象で、まず最初に浮かんだのは『この人!巧いな!』というシンプルな感嘆でした。

また『こちらあみ子』のあみ子の様に、本人は特別な意図はなく"ありのままに"に過ごしているようで、ただ、それだけで【周囲との関係が不穏な形で、ぎしぎしと音を立てて軋んでいく】展開は既読の『星の子』にも通じる読後感で、デビュー作からのつながりが確かに感じ取れる様に思いました。

"小説"好きな全ての人に、また自分や周囲と照らし合わせたりして余韻を楽しむような読後感を楽しみたい人にもオススメ。
こちらあみ子 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: こちらあみ子 (ちくま文庫)より
4480431829
No.101
(5pt)

小説の魅力がギュッと詰まってます。

"人差し指に触れたボタンのくっきりした感触を、あみ子の全身が手を叩いて歓迎した。大きく息を吸いこんで、記念すべき第一声。『おーとーせよ。おーとーせよ』"2011年発刊の本書は著者デビュー作にして、太宰治賞、三島由紀夫賞をW受賞の表題作他『ピクニック』『チズさん』を含む本書は、読み手それぞれを揺さぶる珠玉の傑作集。

個人的には菅田将暉、有村架純主演の映画『花束みたいな恋をした』の作中にて『ピクニック』が触れられていた事をキッカケに『星の子』に次いで手にとりました。

さて、そんな本書は解説で町田康も評しているように『小説』自体のもつ魅力。【読み手それぞれが自由に読んで、感じる】が収録作全てに"ぎゅっと込められた"かの様に【絶妙な余白や余韻があって】それ自体が大きな特徴になっている気がするので正直、語りにくいのですが。

それでも、あらすじを紹介すると。表題作の『こちらあみ子』は少し風変わりな女の子、あみ子が周囲の人を【良くも悪くも変えていく過程】を三人称で描いた物語。そして『ピクニック』は有名お笑いタレントを彼氏に持つ七瀬さんとバイト仲間は良好な関係にあるとみせて。。?最後の『チズさん』は、まっすぐ立てないおばあさん、チズさんと"私"の不思議な共生関係は一体?といった内容になっているのですが。

著者自身の『こちらあみ子』太宰治賞受賞時の言葉によると“(バイトの合間に)なんの覚悟も決意も決意もなく、ただ思いつくままに"書いた。との事ですが。それにしては?構成はもちろん、言葉選びが驚くほどに洗練された印象で、まず最初に浮かんだのは『この人!巧いな!』というシンプルな感嘆でした。

また『こちらあみ子』のあみ子の様に、本人は特別な意図はなく"ありのままに"に過ごしているようで、ただ、それだけで【周囲との関係が不穏な形で、ぎしぎしと音を立てて軋んでいく】展開は既読の『星の子』にも通じる読後感で、デビュー作からのつながりが確かに感じ取れる様に思いました。

"小説"好きな全ての人に、また自分や周囲と照らし合わせたりして余韻を楽しむような読後感を楽しみたい人にもオススメ。
こちらあみ子 Amazon書評・レビュー: こちらあみ子より
4480804307