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報いの街 新・悪漢刑事



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【この小説が収録されている参考書籍】
報いの街 新・悪漢刑事 (祥伝社文庫)

報いの街 新・悪漢刑事の評価: 3.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

くそくらえ、腐敗した警察組織

スラプスティック(ドタバタ)な喜劇、と受け取って読むひとには面白いエンタメだろう。刑事小説らしいから買ってみた、という読者であれば荒唐無稽な悪ふざけと受け取るかもしれない。
私はこのどちらでもなくて、主人公たる悪漢刑事の立ち回りを通して描くエスプリが効いたアナキズム小説、という立ち位置で読んだ。
簡単に言っちゃうと悪漢刑事シリーズに通底しているのは「くそくらえ!」。硬直した社会なんてくそくらえ、腐敗した警察と権力もくそくらえ。ついでに、常識がすべてだと信じ込んで自由をどんどん狭めているいまの風潮に対してくそくらえ。
ここまではちゃめちゃな悪漢刑事や昔ながらの仁義あるヤクザなんて、現実にはいない。しかし小説なんだから、非現実な話を愉しめばいいと思う。
蛇足ながら、著者は一日も欠かさず日記を書いている。それも毎日、最低でも1200字くらいの詳細なライフログだ。日記を読んでいくうち、著者に関心(感心)を持てたなら、この文庫か、『情事 撮影所法務部 妻木悠人の事件簿』(角川文庫)あたりを読むのがいいと思う。
報いの街 新・悪漢刑事 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:報いの街 新・悪漢刑事 (祥伝社文庫)より
4396345437
No.1:
(5pt)

このシリーズは初めて読みましたが,面白かった。

足を洗ったヤクザに対する偏見や、カタギになっても暴排条例で住みづらくなっている社会の現状が身近に感じられ、なぜ犯行を企てるのか、なぜ子供までこんな目に合ってしまうのか、など、色々考えさせられる作品でした。
 主人公の佐脇刑事のめちゃくちゃなんだけど、人情味溢れるところや、濡れ場もよかった。
 子供を虐待する父親とのシーンなどは、迫力があって引き込まれ、子供達はどうなってしまうのかと、最後までドキドキしながら読みました。
 このシリーズの他の作品も読んでみようと思います!
報いの街 新・悪漢刑事 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:報いの街 新・悪漢刑事 (祥伝社文庫)より
4396345437

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