青が散る

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

青が散るの評価:

4.67/5点 レビュー 97件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.67pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 41〜60 3/7ページ
No.100
(4pt)

懐かしい〜〜

昔、宮本輝さんの小説をよくよみました。過去の思い出が蘇ります。何度読んでもいいですね。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.99
(4pt)

しみじみ・・・

この作品を兄が買って自宅の本棚にあることは、10代の頃から知っていました。それから、少し気にはなっていましたが
読まずにどんどん歳を重ね、大学を出て郷里を離れ就職し、結婚して子どもをさずかり、会社で紆余曲折のあったのち、
父の7回忌のために独りで帰省した、40代前半の今になって初めて手に取りました。

読後の後味は、自分の年齢であっても凄く切ないものでした。大学生活の殆どをテニスに捧げ、この物語のヒロインの夏子を
一途に想い続けた、主人公の燎平のキャラクターは、当時では普通の大学生像だと感じました。
今とは違う、この時代の学生の愚直さや、熱意、人と向き合おうという姿勢を感じ取ることができます。

そういった点では現代の若い方が読むと、少し羨ましくもあり、燎平の余りの奥手ぶりに
もどかしくもあったりするかもしれません。ただ、大学生が感じる葛藤や喪失感、そういうものは時代が
変われど、共通する項は沢山ある筈です。物語は、人生の壁、自分の限界を、燎平や周囲の仲間を介して
どんどん突き付けてきます。本当に苦しく、やるせなくなってしまいました。

青春時代に誰もが一つは経験するような様々な喪失感を集めすぎて、
あまりにも救いがない物語です。そういった点で、残酷だ・・・とさえ
感じる小説です。心して読んでほしい作品です。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.98
(5pt)

自由と潔癖

宮本輝の小説は初めて読んだのだが、素晴らしかった。
1982年に書かれた青春小説という事だが、30年以上たった2015年に読んでも瑞々しく輝いていた。
時間によって劣化する事なく、古典として読み続けられる名作だと思う。

その面白さの最大の要因は、登場人物が非常に魅力あふれてるという事だと思う。
主人公の遼平だけでなく、金子、貝谷、安斎、ポンクといったテニス部の面々、夏子、祐子といった女性陣。
さらにはガリバー、瑞山、木田といった人間の駱駝と呼ばれる人達。
それぞれが、それぞれの悩みを抱え、青春時代をおくっている姿が魅力的で、どの人物もその後の人生が気になってしまう。

数多い魅力的人物の中で、僕が一番気に入ったのは、辰巳圭之介という老教授だ。
辰巳教授が授業をサボった遼平を諭す言葉で
「若者は自由でなくてはいけないが、もう一つ、潔癖でなくてはいけない。自由と潔癖こそ、青春の特権ではないか。」
というのがあり、遼平はこの言葉が胸にしみ、以来この老教授が好きになるのだが、実にいい言葉だと思う。
人は年を取るにつれ、世間的なしがらみや打算で動く事が多くなり、真っ直ぐな潔癖さを失っていく。
潔癖である事はだんだん難しくなってくるのだ。
自由と潔癖こそ青春の特権だとこの老教授は遼平に教えたが、僕の心にもこの言葉は響いた。

ちなみに、この小説は30年以上前の1983年にテレビドラマ化もされている。
視聴率が低迷しすぐ打ち切られ、DVD化もされてないが、佐藤浩市、石黒賢、二谷友里恵、川上麻衣子といった今では有名俳優となってる人達が数多く出ている。
主題歌は松任谷由美作曲で松田聖子が歌う「蒼いフォトグラフ」
原作にも出てきたガリバーが歌う「人間の駱駝」は作詞が秋元康で、作曲が長渕剛という今では考えられない超大物コンビが作っている。
芸能史的にもかなり貴重な人達が関わってるし、こちらもDVD化して欲しいと思う。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.97
(2pt)

落書き多数

前所有者のものと思われる落書きが、書中に散見されて笑いました。「何故ここにアンダーライン?」「男の、、、」とか、、、、前所有者の苦悩の跡がみられました。
青が散る (1982年) Amazon書評・レビュー: 青が散る (1982年)より
B000J7K1B2
No.96
(3pt)

昔の青春小説ー読みやすいが・・・

つた昔前の青春小説。平明な文で読みやすく、新生大学群像を上手く描いてはいますが、こと恋愛の所は、現実にはこんなに上手く付き合えません。もっと、本当の恋は切なく厳しいのが現実です。こんなに上手くことは実際は運ばなく、架空の夢物語ですーこの本の恋愛は。ただし、テニスの描写は経験が少しある私の感想では事実で頷けます。割り切って読めば、恋愛部分以外は現実感があり時代が変わっても勉強になると思います。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.95
(3pt)

半世紀前の青春もの

約半世紀以前の新生大学を舞台に繰り広げられた青春小説。定番どうり恋愛とスポーツを軸にした物語。現実感と理想はリアリティーがあり読ませる作品ですが、恋愛の部分は少し劇画的なところが鼻につき(現実はこんなに簡単に男女関係が進みません。実際はもっと苦いのが普通です)ますが、読ませる部分もあります。大人には物足りないが、若い方々には受ける作品だと思いました。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.94
(5pt)

名作だと思う!

著者の本は、有名どころを中心に数冊読んだくらいなのですが、この本がダントツに印象に残っています。物語の最初の最初で、これから大学生になる主人公である遼平とヒロインである夏子の初めて交わした会話のシーンを読んだ瞬間に、この本は面白いに違いないと思うくらいに心をつかまれました。実際上下巻で結構の分量があるのですが、一日で一気に読んでしまうくらい面白かったです。青年の熱いエネルギーと、大人に成長してゆく際の寂しさが描かれているように思いました。少しでも気になった方は、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.93
(5pt)

何度でも読み返したい大切な物語

言わずと知れた、宮本輝の代表作。
青春小説の位置づけですから、流転の海ほど重くはなく、しかし何度でも読みたくなる深い作品です。
素直さや無垢ってことが、読むたびに輝きを増します。
しっかし、ドラマ版の貝谷演じる遠藤憲一が、こんなに渋い役者になるとは思わなかったな。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.92
(5pt)

青春の影を描ききった名作

誰もが、青春の影を抱えている。
光が強ければ強いほど、影もまた強い。

美しさの反対に影を。
強さの後ろに、もろさや不安を。
真っ直ぐさのうしろに、心の揺れを。

作中で出てくる“業病”。
それは、家族がみな自殺をしてしまうという血が流れている安斎だけではない。

許されない恋、
勝負への態度、
ビジネスや事業。

みな、業病だ。

夏子を好きだからこその最後の燎平の決断は、
なんともいえない読後感をもたらす。

汚れちまった哀しみだなぁ。

“「それは業病やそォ」”
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.91
(4pt)

テニスも人生も、爽やかなんかじゃない、その青春に魅力あり

知人に勧められて読んだ本、
『青が散る(上)』、
おもしろいです。

宮本輝らしい世界が表現されているように思います。
生きるって何なのか、自分の命って何なのか。

新設大学の一期生の燎平。
そこで知り合った学生の夏子とつきあいたいからテニスを始めて、
テニス中心の生活へ。

高校まで全国大会などで活躍していたが病を理由にテニスを離れていた安斎とであったり、
お手本からはほど遠いようなテニスをするけれども妙な強さがある貝谷とであったり。

勝利への貪欲さへの、「王道」と「覇道」と。

人間くさく、変わった奴らの、はいつくばるような生き様。

爽やかなスポーツとしてのテニスではなく、
どろどろとした人間くささを含んで描かれているのが、なんだかよい。

“王道とは何であろうかと燎平は考えた。そして、貝谷の言う覇道とは何であろうか。すると燎平の心に、社会の中で、あるいは力弱く悄然と生きているかも知れない数年後、数十年後の自分の姿がふいに浮かんできた。”
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.90
(5pt)

若者は自由でなくてはならないが、もうひとつ、潔癖でなくてはいけない。

著者は、1947年生まれ、「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞した宮本輝。
(1985.11.25 – 1995.11.5 第20刷)

椎名遼平は新設大学でテニス部を金子に半ば強引に誘われるままに創設する。
テニスというスポーツをひたむきに取り組み、遼平が入学から卒業・就職までの四年間、男友達、女友達らと青春の光芒を描く切なく鮮やかな感動の長編小説。

上下巻に分かれているものもあるみたいだけれど、自分は一冊タイプを読んだ。
結構なボリュームで、読み終わった後は、寂しいというか切ない満足感があった。

第10章から始まるとても長いポンクとのシングルス試合は文章を読んでいるのに、本当の試合を観戦して息が詰んでしまうような緊迫感で充ちていて、終わった後の生意気だったポンクの真っ直ぐな言葉には心を打たれてしまった。

知っている地名もたくさん出てくるし、関西ならではの言葉のニュアンス、気遣いの仕方が読んでいて懐かしくもあり、“関西の粋”が詰まった一冊でした。

宮本輝作品の中でも自分が一番好きな作品です、宮本輝作品は映像化しても表現できない、“小説”がからこそ表現できる洗練された空気感が自分は好きです。

───「もう二度と、私の講義を無断で休んだりせんと誓うか。誓えるならこの珈琲を飲みなさい。誓えんなら、このまま私の部屋から出て生きなさい。どっちも気味の自由や。若者は自由でなくてはならないが、もうひとつ、潔癖でなくてはいけない。自由と潔癖こそ、青春の特権でないか」(p.362)
青が散る (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 青が散る (文春文庫)より
4167348020
No.89
(5pt)

若者は自由でなくてはならないが、もうひとつ、潔癖でなくてはいけない。

著者は、1947年生まれ、「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞した宮本輝。
(1985.11.25 – 1995.11.5 第20刷)

椎名遼平は新設大学でテニス部を金子に半ば強引に誘われるままに創設する。
テニスというスポーツをひたむきに取り組み、遼平が入学から卒業・就職までの四年間、男友達、女友達らと青春の光芒を描く切なく鮮やかな感動の長編小説。

上下巻に分かれているものもあるみたいだけれど、自分は一冊タイプを読んだ。
結構なボリュームで、読み終わった後は、寂しいというか切ない満足感があった。

第10章から始まるとても長いポンクとのシングルス試合は文章を読んでいるのに、本当の試合を観戦して息が詰んでしまうような緊迫感で充ちていて、終わった後の生意気だったポンクの真っ直ぐな言葉には心を打たれてしまった。

知っている地名もたくさん出てくるし、関西ならではの言葉のニュアンス、気遣いの仕方が読んでいて懐かしくもあり、“関西の粋”が詰まった一冊でした。

宮本輝作品の中でも自分が一番好きな作品です、宮本輝作品は映像化しても表現できない、“小説”がからこそ表現できる洗練された空気感が自分は好きです。

───「もう二度と、私の講義を無断で休んだりせんと誓うか。誓えるならこの珈琲を飲みなさい。誓えんなら、このまま私の部屋から出て生きなさい。どっちも気味の自由や。若者は自由でなくてはならないが、もうひとつ、潔癖でなくてはいけない。自由と潔癖こそ、青春の特権でないか」(p.362)
青が散る (宮本輝全集) Amazon書評・レビュー: 青が散る (宮本輝全集)より
4106454033
No.88
(5pt)

体験に裏打ちされた心理描写に引き込まれた

青春時代の著者のテニス経験が彷彿とした上巻につづく好著で、読みごたえあり。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.87
(5pt)

面白かった

20年前に読んだことがあって、かなり面白かった印象があったので、再び読みました。期待以上に面白かった。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.86
(5pt)

納得の内容

読まなきゃソンですね。大人へと、また、一人の人間としてと成長してゆく過程がなんともいえない後味を残して
いきました。読み終えた後の感情が血となり、肉となる・・・名演奏を聴いたあとの感情に似ています。
何度も読み返したい、忘れそうな感情を思い起こさせる秀作です。
青が散る (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 青が散る (文春文庫)より
4167348020
No.85
(5pt)

納得の内容

読まなきゃソンですね。大人へと、また、一人の人間としてと成長してゆく過程がなんともいえない後味を残して
いきました。読み終えた後の感情が血となり、肉となる・・・名演奏を聴いたあとの感情に似ています。
何度も読み返したい、忘れそうな感情を思い起こさせる秀作です。
青が散る (宮本輝全集) Amazon書評・レビュー: 青が散る (宮本輝全集)より
4106454033
No.84
(5pt)

大学時代の懐かしき思い出

20数年ぶりに読み返した宮本輝の「青が散る」。大学時代の懐かしき思い出。夏子に「何遍も何遍も…」と告白された燎平の深い哀しみ。辰巳教授から贈られた「潔癖」と「王道」の色紙の意味。この素晴らしい作品が電子書籍となって後の世代に残される事がとても嬉しい。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.83
(5pt)

大学時代の懐かしき思い出

20数年ぶりに読み返した宮本輝の「青が散る」。大学時代の懐かしき思い出。大学入学手続きを迷う燎平の前に現れた夏子の不思議な存在感。金子との地道なテニスコート作り。この素晴らしい作品が電子書籍となって後の世代に残される事がとても嬉しい。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.82
(5pt)

今まで読まなかったのが・・・

著者の大フアンで、すべての文庫本は、読破したが、なぜか、青春小説というので、いい年をしていまさらと思い60過ぎになるまで、よまなかったが、たまたま本屋で、手に取りその気になり読み出したら、上下いっき読み、4,5日で、読みおわつてしまった、やはり、宮本輝は面白い。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.81
(3pt)

十分です

学校の課題図書でしたが、タイトルがギリギリに判り慌てて買いに行きましたが近くの本屋さんと図書館と古本屋さんを回りましたが、結局手にはいりませんでした。が、!こちらで見つける事が出来ました。本の状態も読むには十分でした。探し回った時間を返して欲しいです。次からは先にこちらで探します。
青が散る (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 青が散る (文春文庫)より
4167348020