青が散る

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

青が散るの評価:

4.67/5点 レビュー 97件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.67pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 21〜40 2/7ページ
No.120
(3pt)

まあまあの出来だと思います

青春群像劇。長年読まないで積読だったものです。

宮本輝はちょうどこの小説の舞台となった時代に新設校であった追手門学院大学の出身です。この小説どおりテニス部員であったのですが、それ以外はまったくのフィクションだそうです。

若者たちも印象的ですが、70歳を越した英語の教授の辰巳圭之助が、出番が少ないのに強い印象を残したのはぼくの年齢とかぶるからでしょうか。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
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No.119
(5pt)

決して華やかな人生ではない

ごく普通に生活していれば経験する学生生活。その中で波風立って傷ついたり幸せを感じたり、失敗したり。ちょっとしたことで生活はがらりと変わってしまう、特に青春という敏感な時期は特に。
なんと鮮やかに、微妙な心の変化を描いた本なのだろうと思いました。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
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No.118
(4pt)

大学時代ってこんな感じですよね

じゃじゃ馬のような女の子に翻弄させられる、典型的な大学生活を思い出します。あの頃のほろ苦いような、感覚を主人公を通じて思い出します
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
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No.117
(5pt)

読了後の余韻

ちょうど初版本が出た頃に初めて読み、同じようにテニスに明け暮れる学生生活を送っている自分と燎平を重ね、共感した事を覚えています。あれから30年経ち、改めて読み返してみても、何とも言えない読了後の余韻に、変わらず浸れる事にいささか驚いています。卒業前の、かけがえのない時間が終わろうとする切なさ、喪失感、一抹の寂しさ。静かに静かに染み入ります。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.116
(5pt)

年をとってから再読してもやはり、傑作。

学生時代、読了後泣きました。
社会人になって、読むたびに学生時代を思い出しました。
社会人の終わりが近づく年になっても、やはり胸が締め付けられます。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.115
(5pt)

きれいな本

visual系以外の本は、近年、できるだけkindle版で手に入れるようにしている。
その結果、手元にあるkindle本も千冊をこえようとしているが、夏目や芥川等々の全集もあるので、実際の本の冊数に置き換えると更に多くの本をkindle版で持っていることになる。

でも、やはり本当に好きな本は、紙の書籍として手元に置きたい。
そして、好きな本は、なるべく初版で手に入れるようにしている。

本書は実は最初の4ページほどの描写が、見事に最後の数ページの描写と関連していて、合わせ鏡のように美しく完結しているのだが、そのことを確認するのには、一冊で完結しており、しかも好きなページをさっとめくれる紙の単行本が便利。
その意味でも大きさや重さを気にすることなく持ち運びができ、言葉の意味の検索や地名から瞬時に地図とその地域の写真を見る事が可能なkindle本に加えて、紙の本を手元に置きたいと私は思う。

送られてきた本は、1982年の初版で、しかも一度も開かれたことないきれいな本で非常に満足しました。
青が散る (1982年) Amazon書評・レビュー: 青が散る (1982年)より
B000J7K1B2
No.114
(5pt)

新設大学、一期生の青春の日々を通して描き出した友情と「喪失」の物語

何かに一生懸命打ち込もうと、無為に生きようと、日々、人は何かを喪失していく。
青春の日々を振り返ったときに、人は生きることが何かを「喪失」することであると気づき愕然とする。

「グレート・ギャツビー」、「若者はみな悲しい」、「日はまた昇る」、「螢」、そして「セント・エルモス・ファイアー 」、これらは皆「喪失」を描いた作品で、僕はこの手の作品に極端に甘い。そのこともあるのかもしれないが、この作品、宮本輝の長編の中でいちばん好きです。

タイトル「青が散る」と合わせて、椎名燎平、金子慎一、貝谷朝海、安斉克巳、佐野夏子、星野祐子、ガリバー等々、登場人物の名前と、姿を思い出しただけで、胸の一部が突き上げられるような、締め上げられるような激しい感情と懐かしさを持って作品が思い出させられて、じっと座っていられなくなる、そんな激しい気持ちを伴って作品を思い出してしまう。

今回、3回目の読書で、毎日20-30分づつ時間を割いて、2週間ほどかけて丁寧に作品を読み、
新たに、そして久しぶりに彼らと四年間の学園生活を送った。
彼らは、以前と同様に、彼らの人生を懸命に、そして限りなく不器用に生き抜いていた。

雨の中での夏子との出会いから、コートを整備する日々、フランス人パティシエとの出会い、テニスの試合、老教授の教え、ダブルスの試合、友人の死、祐子の思い、そして不器用にしか生きられぬ二人の恋人と、青春の日々の終焉まで作品を読みながら、そのような熱い思いが自分の心のどこに眠っていたのだろうかと自分でも驚くほど胸が高鳴り、熱くなり、心が締め付けられて、読了した。

作品自体は、著者が作家としてデビューの翌年から4年間かけて書かれているために、前半では文体にやや若書きが目立つが、中盤以降、徐々に文章と会話が絶妙に噛み合って、作品のクライマックスに向かうが、その文体の変化自体にこそ、主人公たちの送る4年間の大学生活という時の経過を直に感じることができて、作品が単なる小説としてではなく、自分の人生の一部のように感じられるところもいい。

生きている間に、あと何回読み返すか分からないけれど、毎年、春雨の降る季節に赤いレインコートの女性を見ると作品を思い出し、再読したくなる。

傑作です。 宮本輝氏の長編を1つ選べと言われたら、私は本作を選びます。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.113
(4pt)

久しぶりに読み返しました。

学生時代以来、25年ぶりに読みました。
何事にも打ち込めず、将来の目標もはっきりせず、混沌とした学生生活の中で、自分と照らし合わせ、のめり込みました。
今の、学生さんの感覚とは違うかもしれませんが、青年期の危うさとかはいつの時代も変わらないと思います。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.112
(3pt)

ぜひ、ご一読を

今日は宮本輝さんの『青が散る』を紹介いたします!

この本を読めば、大学生活をがんばりたくなると思います!
僕はこの本を読んで火をつけられました!

この『青が散る』はテニスを中心とした大学生活をもがきながら進んでいく男女の物語です。

「大人版、リアル版のあだち充」といった感じでしょうか笑(分からない方はごめんなさい。。。)

人間味のある登場人物一人ひとりが、僕にはとても愛おしく思えました。

きっとあなたの心の中にも生き続けると思います!

宮本輝さんという作家の特徴なのかは分かりませんが、読むにあたって、難しいことは一切なく、『青が散る』はとても庶民的な作品で、読みやすいです。また、宮本さんは兵庫県の追手門学院出身の方です。そのこともあってか、この『青が散る』は、関西が舞台なので、梅田の東通り商店街などが出てきて、親近感が湧きます!

ぼくは、感動しすぎてしばらく現実世界に戻ってこれませんでした。

以下、引用です。

「いまは学生で、どんなにうそぶいても、世の荒波の外にいてるようなもんやけど、あの脂ぎった連中かて、いつか正真正銘の、人間の駱駝になってしまいよる。そんな気がするんや」
と燎平は言ってみた。だが、その駱駝の中にも、木田のような男がいる。木田も、いまはやはり駱駝に違いないが、少なくとも彼だけは、生きていたいだけの駱駝ではない、と燎平は思った。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.111
(4pt)

覇道より王道

宮本輝のドナウの旅人を買いに行ったつもりがなくて、本書を内容見ないまま手に取った。

50手前だが、ノスタルジックな気持ちを感じながら、読み終えた。

流転の海でも感じたが、キャラクター構成がうまく、登場人物への感情移入がしやすい。

ところどころに人生訓のような言葉を混ぜ込むから、おじさんも惹かれて先へ先へと読んでしまう。

主人公は、大事な試合で覇道を勧められるが、あえて王道を目指す。

結果も大事だが、過程の潔さ、正々堂々が大事というだろう。

ラストシーンは切ない。あんなに好き合ってるのに。

最後の最後で傘が出てくる。

これは、燎平は普段は夏子を忘れた生活を送るが、時々夏子に思いを馳せる、との意味か。

長くて短い、かけがえのない4年間。いずれ、娘に読ませたい。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
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No.110
(5pt)

青春小説でイオ押しです。

本書はNHKでドラマ化されるほど、有名な小説です。時代は昭和40年代ですが、大学のテニス部を舞台に、主人公の椎名燎平と仲間たちの青春をテーマにした話は、今でも色あせない内容となっています。電車で読んでいて、乗り過ごしてしまうぐらい、おもしろかったです。最後にどんでん返しみたいな話もあるので、ぜひ読んでみてください。青春小説でイオ押しです。
青が散る (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 青が散る (文春文庫)より
4167348020
No.109
(5pt)

青春小説でイオ押しです。

本書はNHKでドラマ化されるほど、有名な小説です。時代は昭和40年代ですが、大学のテニス部を舞台に、主人公の椎名燎平と仲間たちの青春をテーマにした話は、今でも色あせない内容となっています。電車で読んでいて、乗り過ごしてしまうぐらい、おもしろかったです。最後にどんでん返しみたいな話もあるので、ぜひ読んでみてください。青春小説でイオ押しです。
青が散る (宮本輝全集) Amazon書評・レビュー: 青が散る (宮本輝全集)より
4106454033
No.108
(5pt)

泣きました。

20年ほど前に初めて読んで感銘を受けました。
今回は8年ぶり3,4回目くらいだと思います。
やっぱり面白かった。
4年かけて書いたそうです。なるほど。
人間の心ってこういうものではないかと思います。泣けます。
辰巳教授の言葉が好きです。時々思い出す言葉の一つです。
いつの間にか上下巻に分冊されてます。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.107
(5pt)

何度読んでも面白い

20年ほど前に初めて読んで感銘を受けました。
今回は8年ぶり3,4回目くらいだと思います。
やっぱり面白かった。
4年かけて書いたそうです。なるほど。
人間の心ってこういうものではないかと思います。泣けます。
辰巳教授の言葉が好きです。時々思い出す言葉の一つです。
いつの間にか上下巻に分冊されてます。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.106
(3pt)

まだ整理されていない乱雑な世界が存在している。

青が散る。ー大学時代が背景。

青が散るの夏子。
青春時代にでてくるヒロインとしては
すぐれたものをもっている。

青春とは、つねに「いきつもどりつ」する
心の振幅みたいなものだと思う。

女性の「したたかさ」と「もろさ」を、
心の成長過程の中で見つめていることも、
重要なモチーフなのかもしれない。

また、青春の目で「死」というものを
しっかりとらえる確かさも、
必要な側面かもしれない。

「異性ー愛ーそして死」ということに、
振り回されながら人間は生きていくのだろう。

体を健康にして「活字」を追いかけ、
「映像」に没入することができれば、
かなりのイマジネーションがわいてくる。

「青が散る」 燎平ー夏子

大学時代 テニスをとおして青春を語る。
一流というもの。
二流というもの。
金持。小金ち。

テニスほど、ある意味で、
英才教育が必要なものはない。
プチブルのお坊っちゃんでは、最後に、
頑張りがきかない。
テニスの全体の流れを決めるところ
「キングスポイント」がある。
青春の目から見た「恋、仕事、テニス」
そこには、まだ整理されていない乱雑な世界が存在している。
青が散る (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 青が散る (文春文庫)より
4167348020
No.105
(3pt)

まだ整理されていない乱雑な世界が存在している。

青が散る。ー大学時代が背景。

青が散るの夏子。
青春時代にでてくるヒロインとしては
すぐれたものをもっている。

青春とは、つねに「いきつもどりつ」する
心の振幅みたいなものだと思う。

女性の「したたかさ」と「もろさ」を、
心の成長過程の中で見つめていることも、
重要なモチーフなのかもしれない。

また、青春の目で「死」というものを
しっかりとらえる確かさも、
必要な側面かもしれない。

「異性ー愛ーそして死」ということに、
振り回されながら人間は生きていくのだろう。

体を健康にして「活字」を追いかけ、
「映像」に没入することができれば、
かなりのイマジネーションがわいてくる。

「青が散る」 燎平ー夏子

大学時代 テニスをとおして青春を語る。
一流というもの。
二流というもの。
金持。小金ち。

テニスほど、ある意味で、
英才教育が必要なものはない。
プチブルのお坊っちゃんでは、最後に、
頑張りがきかない。
テニスの全体の流れを決めるところ
「キングスポイント」がある。
青春の目から見た「恋、仕事、テニス」
そこには、まだ整理されていない乱雑な世界が存在している。
青が散る (宮本輝全集) Amazon書評・レビュー: 青が散る (宮本輝全集)より
4106454033
No.104
(5pt)

蒼いフォトグラフ

ずっとそばにいてくれると信じていた女性がいました。
手の届くところにいつもいてくれたのに、あれこれ紆余曲折があって
ダラダラしているうちに突然目の前から姿を消し、そして数か月後、その死を知りました。
中学高校、テニスに明け暮れた日々を送った彼女の愛読書が本書でした。
生前勧めてくれていた本ですが、ドラマ作品が今一つ面白く感じなかったこともあり
そのまま読まずにいたわけですが、彼女の命日にふと思い出し読むことにしました。

正直なところ、嘘くさい設定の嵐に失笑することも多々ありました。
だけど・・・そんなウソくさい世界の中で懸命に生きようともがく登場人物たち。
そうそう、そうなんですよ。若い頃ってこんなんなんですよね(笑)。
後先考えずに心と相反する道を歩いてしまったり、踏み外して大けがくらったり。
甘酸っぱい青春の香りがプンプン漂ってきて、心に思いっきり染み込んでくるようです。
ラストの主人公と夏子の別れの場面。
ドラマ作品の主題歌=聖子ちゃんの『蒼いフォトグラフ』が流れて来ました。
そう、正に「青が散る」。
そして別れを経験して、また新たな道が始まるのですね。
これはある程度、おじさんおばさんになってから読んだほうがグッとくる小説です。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233
No.103
(5pt)

18件も先行レビューがあるので、徒然なるままにレビューを書く

この小説は1982年に発表され、同年中に刊行された。
作品の時代設定は、おそらく1960年代後半なのだが、そのことをあらわす事物は一切出てこない。
また、1960年代から70年代にかけては、学生運動が盛んだった時代のはずだが、この小説の主人公たちは至って「ノンポリ」である。
舞台が新設大学だからか、それとも1960年代に大学生時代を過ごした著者自身が「ノンポリ」だったか、あるいは時代を嫌悪していたのか。
しかし、かえってその「無色な時代背景」のおかげで、この作品の登場人物と数々のエピソードに対して現代にも通じる普遍性持たせることになり、発表当時から現代に至るまで幅広い年齢層に読まれるに至ったのではないかと、わたしは思うのである。
実は、わたしがこの作品を読んだのはほんのこのあいだのこと(2016年1月下旬)に過ぎない。
作品の存在自体は大学生の頃(30年くらい前)から知っていたが、学友曰く「この小説はスポーツ小説だから、あなたには向かない」という有難迷惑な託宣を信じ、敬遠していたのである(わたしは運動全般が苦手だ)。
実際にこの作品読んでみると、何のことはない、テニスは主人公たちが集う契機を提供しているだけで、主題は若者の日常なのである。
気恥ずかしさと、生真面目さと、未熟な精神がひとつの身体に同居している、主人公たちの日常を俯瞰するうち、おのれの20代の頃の振舞を思い出し、一層この作品の世界に惹きこまれるのである。
手に汗握るテニスの試合の描写も、はじめのうちはテニス用語に惑わされるけれども、そのうちに試合に惹きこまれ、実際にテニスを嗜んだ経験の無い自分であっても、ゲームの駆け引きのおもしろさや、プレーヤーの心裡描写を感じ取ることが出来た。
なんだ、こんなにおもしろい作品であるなら、もっと若いうちに読めばよかったと小さな後悔をした。
でも、「人生の午後」に至ったからこそ、人間関係、男女関係を見通せるようになり、この作品を深く楽しめたのかもしれない。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.102
(5pt)

青春は悔いばかり

たぶん最初に読んだのは20代前半。
40代後半になり、3度目ぐらいの通読であった。
私は病的に物忘れが激しく、たいていの本は印象的なシーン以外は内容を忘れてしまうのだが、しかしそのおかげで初めて読むような感覚で没頭できた。夢のような3日間であった。
まいった。何度か泣いた。まるで主人公のように闘い、苦悩し、恋をした。せつなくてやるせなくて身もだえた。おじさんなのに・・。
若い人には近視的すぎてこの本の輝きは見えないんじゃないか?とも思う。
だからむしろ若者だった人に読んでもらいたい。魅力的な登場人物たちの研ぎ澄まされた美しいセリフや一生懸命で不器用な生き様にぐっときてしまうはず。
 
でも、20代の自分がこのような場面でこのようなセリフを吐けただろうか、とも思う。
自分の青春は幼くて汚くて利己的で無知だった。
だからこそ、主人公の経験をトレースしながらもう一回眩しくて切ない青春を体験できる本書は素晴らしいのだ。
悔いの無い青春を送った人には不要な本かもしれない。
新装版 青が散る (上) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (上) (文春文庫)より
4167348225
No.101
(4pt)

なるほど。

最後はそうしましたか~。という感じ。
なんというか青春時代を思い出しました。
読み応えありましたよ。
新装版 青が散る (下) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 青が散る (下) (文春文庫)より
4167348233