ツリーハウス

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評判

ツリーハウスの評価:

4.50/5点 レビュー 56件。 A ランク

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平均点4.50pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全149件 141〜149 8/8ページ
No.9
(5pt)

ある家族の物語

新宿にある中華料理店の親子3代にわたる話ですが、主題がしっかりしており、さすが角田光代だと思いました。

前半の、祖父、祖母の満州での話から、終戦にかけての話は、引き揚げ者の苦難を描いて素晴らしかったのですが、
その後、その息子、その孫に話が発展していっても失速せず、その時代時代の事件や社会現象を織り交ぜながら描ききって
芯が通ってるな〜と感じました。

これだけの話だと、内容が散漫で長いだけの小説になりがちですが、そんなことも一切なく充実した内容と、文章の素晴らしさで
読みました。

大変いい小説でした。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.8
(4pt)

上手い人物描写

角田光代さんは人物描写が実に上手い。
登場する一人一人が「あぁ、居るよねこういう人」と目に浮かび、魅力ある人物となります。
日本の戦後史を網羅するように次々と家族の誰かの身の上に起きる出来事が、ちょっと詰め込み過ぎかなという気がするので減点1ですが・・・。
とにかく面白く、読みやすく、こんなに分厚い本なのにあっと言う間に読み終えました。

ただ、重箱の隅をつつく気はありませんが、どうしても気になって仕方がない事があります。
私の誤読であったらごめんなさい、どなたか教えてください。
慎之輔が若い頃同棲する美津江の生い立ちですが、彼女は多分慎之輔と同年代ですよね?昭和20年前後の生まれだと思います。父親が戦死しています。弟妹が5人、母親は父方の祖母と同居、とあります。
母親が再婚しない限り、戦死した父親の子どもがこんなに居るのはおかしい。再婚したなら、父方の祖母と同居するだろうか?これがひっかかって仕方がないのです。
この小説の面白さから言えば些細なことですが、謎を解きたいのです!
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.7
(5pt)

ある家族の物語

新宿にある中華料理店の親子3代にわたる話ですが、主題がしっかりしており、さすが角田光代だと思いました。

前半の、祖父、祖母の満州での話から、終戦にかけての話は、引き揚げ者の苦難を描いて素晴らしかったのですが、
その後、その息子、その孫に話が発展していっても失速せず、その時代時代の事件や社会現象を織り交ぜながら描ききって
芯が通ってるな〜と感じました。

これだけの話だと、内容が散漫で長いだけの小説になりがちですが、そんなことも一切なく充実した内容と、文章の素晴らしさで
読みました。

大変いい小説でした。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.6
(5pt)

世代を超えて伝えられるメッセージの意味

本作は、翡翠飯店に住む三世代の家族の年代記です。
物語は、祖父の死をきっかけにして孫の良嗣が祖母と叔父とで中国を巡るパートと、戦時中の祖母が祖父と出会い、平成の現在へと至るまでを描いたパートが交互に進行していきます。

良嗣にとって謎の多かった家族の背景が徐々に明らかになるとともに、現在の家族の言動や態度の理由が分かってくる過程は、展開が巧みでミステリーの要素もあり、一気に読み終わりました。
本作に没入できた最大の理由は、戦後復興から2010年までの日本の史実を織り交ぜているからではなく、家族の人間描写が生き生きとしていて言葉や存在そのものに説得力があるからだと思います。作者の硬質な筆致も洗練されていて、最後まで、あざとさが無く好感が持てました。

昭和・平成史に残る数々の出来事が背景にあっても、 描かれているのは、あくまで、一般庶民の日常です。ですが、その日常の大切さがこの作品からは伝わって来ます。
年代・性別を問わない普遍的なメッセージ性を含んだ傑作であり、日本が苦境にある今こそ、お勧めしたい一冊です。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
416328950X
No.5
(5pt)

普通の日本人を描いたのに胸に迫る筆力

葬式になると、いつもは感じない血族や親族のつながりを感じたり、だれかの思いがけないエピソードが語られたりする。

 満州から引き揚げてきた祖父と祖母から始まった根無し草一族。新宿のさびれた中華店「翡翠飯店」の三代にわたる物語。
大人物も大悪人もいない。ただ、流されて生きている。だけどここには日本という国のすべてが書かれている。
 大戦、満州引き揚げ、戦後、学生運動、浅間山荘事件、マンガ文化、バブル、コギャル、オウム真理教…よくもこれだけこのボリュームに自然に盛り込めたものだ。角田光代はどえらい作家になった。大傑作だ。
 ツリーハウスみたいな危なっかしくて隙だらけの子どもの秘密基地。空から見たら、どんなに立派な家庭も一族も、ツリーハウスや翡翠飯店のような危なっかしいものなんだろう。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
416328950X
No.4
(5pt)

世代を超えて伝えられるメッセージの意味

本作は、翡翠飯店に住む三世代の家族の年代記です。
物語は、祖父の死をきっかけにして孫の良嗣が祖母と叔父とで中国を巡るパートと、戦時中の祖母が祖父と出会い、平成の現在へと至るまでを描いたパートが交互に進行していきます。

良嗣にとって謎の多かった家族の背景が徐々に明らかになるとともに、現在の家族の言動や態度の理由が分かってくる過程は、展開が巧みでミステリーの要素もあり、一気に読み終わりました。
本作に没入できた最大の理由は、戦後復興から2010年までの日本の史実を織り交ぜているからではなく、家族の人間描写が生き生きとしていて言葉や存在そのものに説得力があるからだと思います。作者の硬質な筆致も洗練されていて、最後まで、あざとさが無く好感が持てました。

昭和・平成史に残る数々の出来事が背景にあっても、 描かれているのは、あくまで、一般庶民の日常です。ですが、その日常の大切さがこの作品からは伝わって来ます。
年代・性別を問わない普遍的なメッセージ性を含んだ傑作であり、日本が苦境にある今こそ、お勧めしたい一冊です。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.3
(5pt)

普通の日本人を描いたのに胸に迫る筆力

葬式になると、いつもは感じない血族や親族のつながりを感じたり、だれかの思いがけないエピソードが語られたりする。

 満州から引き揚げてきた祖父と祖母から始まった根無し草一族。新宿のさびれた中華店「翡翠飯店」の三代にわたる物語。
大人物も大悪人もいない。ただ、流されて生きている。だけどここには日本という国のすべてが書かれている。
 大戦、満州引き揚げ、戦後、学生運動、浅間山荘事件、マンガ文化、バブル、コギャル、オウム真理教…よくもこれだけこのボリュームに自然に盛り込めたものだ。角田光代はどえらい作家になった。大傑作だ。
 ツリーハウスみたいな危なっかしくて隙だらけの子どもの秘密基地。空から見たら、どんなに立派な家庭も一族も、ツリーハウスや翡翠飯店のような危なっかしいものなんだろう。
ツリーハウス Amazon書評・レビュー: ツリーハウスより
B00CB9Q2RI
No.2
(5pt)

世代を超えて伝えられるメッセージの意味

本作は、翡翠飯店に住む三世代の家族の年代記です。
物語は、祖父の死をきっかけにして孫の良嗣が祖母と叔父とで中国を巡るパートと、戦時中の祖母が祖父と出会い、平成の現在へと至るまでを描いたパートが交互に進行していきます。

良嗣にとって謎の多かった家族の背景が徐々に明らかになるとともに、現在の家族の言動や態度の理由が分かってくる過程は、展開が巧みでミステリーの要素もあり、一気に読み終わりました。
本作に没入できた最大の理由は、戦後復興から2010年までの日本の史実を織り交ぜているからではなく、家族の人間描写が生き生きとしていて言葉や存在そのものに説得力があるからだと思います。作者の硬質な筆致も洗練されていて、最後まで、あざとさが無く好感が持てました。

昭和・平成史に残る数々の出来事が背景にあっても、 描かれているのは、あくまで、一般庶民の日常です。ですが、その日常の大切さがこの作品からは伝わって来ます。
年代・性別を問わない普遍的なメッセージ性を含んだ傑作であり、日本が苦境にある今こそ、お勧めしたい一冊です。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X
No.1
(5pt)

普通の日本人を描いたのに胸に迫る筆力

葬式になると、いつもは感じない血族や親族のつながりを感じたり、だれかの思いがけないエピソードが語られたりする。

 満州から引き揚げてきた祖父と祖母から始まった根無し草一族。新宿のさびれた中華店「翡翠飯店」の三代にわたる物語。
大人物も大悪人もいない。ただ、流されて生きている。だけどここには日本という国のすべてが書かれている。
 大戦、満州引き揚げ、戦後、学生運動、浅間山荘事件、マンガ文化、バブル、コギャル、オウム真理教…よくもこれだけこのボリュームに自然に盛り込めたものだ。角田光代はどえらい作家になった。大傑作だ。
 ツリーハウスみたいな危なっかしくて隙だらけの子どもの秘密基地。空から見たら、どんなに立派な家庭も一族も、ツリーハウスや翡翠飯店のような危なっかしいものなんだろう。
ツリーハウス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ツリーハウス (文春文庫)より
416767209X