生誕祭

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生誕祭の評価:

3.81/5点 レビュー 31件。 B ランク

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平均点3.81pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 21〜40 2/2ページ
No.20
(5pt)

バブルもやはり人間ドラマ

すさんだ気持ちの時には、思いっきりすさんだ読後感になる馳星周モノを読むのが良かろうと手に取ったけど

意外なことに、さわやかなと言うか、ほっとすると言うか、不思議な読後感になってしまった。

ちょうど、自分のすさんだ、自暴自棄な気持ちもおさまっていたので、その意味ではよかったな。

いつもの馳星周モノのように、やはりどうしようもない人間が山のように出てくる。

そして、ストーリー展開もこれでもかこれでもかの騙しあい。嘘と金と暴力。

にもかかわらず、これまでの作品との大きな違いは、どこか最低な人間の中にも何か見いだそうとすると

言うか、どこか希望と言うかが残されている感がある。もちろんさりげなく、もちろんしたたかに。

バブルの人間模様とその崩壊。

経済社会的な現象とは言え、やはり要するにヒトのドラマでしかない。

ヒトの欲望と功名心等々の一つ一つの積み重ねが、とどのつまり日本中を(あるいは世界をも)

巻き込んだ、バブルとバブル崩壊になったと言うことがよく分かる。

どんな社会小説、経済小説、あるいは解説やテキストよりも、この未曾有の金融パニックの現実を

私達に強く伝えてくれる、格好のエンターテインメントであると思います。
生誕祭(上) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(上)より
4163218505
No.19
(5pt)

バブルもやはり人間ドラマ

すさんだ気持ちの時には、思いっきりすさんだ読後感になる馳星周モノを読むのが良かろうと手に取ったけど

意外なことに、さわやかなと言うか、ほっとすると言うか、不思議な読後感になってしまった。

ちょうど、自分のすさんだ、自暴自棄な気持ちもおさまっていたので、その意味ではよかったな。

いつもの馳星周モノのように、やはりどうしようもない人間が山のように出てくる。

そして、ストーリー展開もこれでもかこれでもかの騙しあい。嘘と金と暴力。

にもかかわらず、これまでの作品との大きな違いは、どこか最低な人間の中にも何か見いだそうとすると

言うか、どこか希望と言うかが残されている感がある。もちろんさりげなく、もちろんしたたかに。

バブルの人間模様とその崩壊。

経済社会的な現象とは言え、やはり要するにヒトのドラマでしかない。

ヒトの欲望と功名心等々の一つ一つの積み重ねが、とどのつまり日本中を(あるいは世界をも)

巻き込んだ、バブルとバブル崩壊になったと言うことがよく分かる。

どんな社会小説、経済小説、あるいは解説やテキストよりも、この未曾有の金融パニックの現実を

私達に強く伝えてくれる、格好のエンターテインメントであると思います。
生誕祭 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 上 (文春文庫)より
4167664046
No.18
(5pt)

人は変わらない、時代によって立ち振る舞いを変えるだけ・・・?

馳星周が従来のノワールから微妙に方向転換を図った、バブル期のマネーゲームを描いた上下作の文庫版。

20歳そこそこで大金を動かす快楽に魅入られてしまった主人公、汚い地上げ屋の世界、お金が一番の女子大生。

みんな熱に浮かされたように金を求め、立ち回り、化かし合いをする。

主人公が、馳作品にしては珍しくまっとうな感情を持っているせいで、人間の自然な感情と本能的なドス黒い欲望がどちらもリアリティを持って迫ってくる。

それが小道具の「祖父の形見の十字架」とあいまって、人間の浅ましさ、悲しさ、強さ、バイタリティ、そういうものを強烈に意識させずにはいられない。

主人公が誰かに対して自然な愛情を持って接したり初々しい葛藤をしたりする作品は馳作品としては珍しいのではないだろうか?

いつもの特殊な家庭環境に育ちスレた主人公とは違い、金のためでも生き抜くためでもなく、ただ「ひりつくような熱に浮かされる感覚」を求めて前に進むさまも、主人公の若さとあいまって微笑ましくさえ感じられる。

しかしその若さ、愛情ゆえの盲目、道のあやまりが結果的にどんどん墓穴を掘ることになっていくのはいつものこと。

バブルが崩壊してすべてが終わった後、それでも諦めずに「ねずみ講をやる」と決めたあたりも、時代を感じさせると同時に、バイタリティを失わない馳作品の登場人物を見て

方向は微妙に変わっても馳ワールドは変わらないなあと実感した。
生誕祭(上) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(上)より
4163218505
No.17
(5pt)

人は変わらない、時代によって立ち振る舞いを変えるだけ・・・?

馳星周が従来のノワールから微妙に方向転換を図った、バブル期のマネーゲームを描いた上下作の文庫版。

20歳そこそこで大金を動かす快楽に魅入られてしまった主人公、汚い地上げ屋の世界、お金が一番の女子大生。

みんな熱に浮かされたように金を求め、立ち回り、化かし合いをする。

主人公が、馳作品にしては珍しくまっとうな感情を持っているせいで、人間の自然な感情と本能的なドス黒い欲望がどちらもリアリティを持って迫ってくる。

それが小道具の「祖父の形見の十字架」とあいまって、人間の浅ましさ、悲しさ、強さ、バイタリティ、そういうものを強烈に意識させずにはいられない。

主人公が誰かに対して自然な愛情を持って接したり初々しい葛藤をしたりする作品は馳作品としては珍しいのではないだろうか?

いつもの特殊な家庭環境に育ちスレた主人公とは違い、金のためでも生き抜くためでもなく、ただ「ひりつくような熱に浮かされる感覚」を求めて前に進むさまも、主人公の若さとあいまって微笑ましくさえ感じられる。

しかしその若さ、愛情ゆえの盲目、道のあやまりが結果的にどんどん墓穴を掘ることになっていくのはいつものこと。

バブルが崩壊してすべてが終わった後、それでも諦めずに「ねずみ講をやる」と決めたあたりも、時代を感じさせると同時に、バイタリティを失わない馳作品の登場人物を見て

方向は微妙に変わっても馳ワールドは変わらないなあと実感した。
生誕祭 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 上 (文春文庫)より
4167664046
No.16
(5pt)

参りました

いつもながら、駄目人間、イカレ人間を書かせたら、馳星周の右に出る作家はいないと思う。今作品も期待を裏切らない、魅力的なキャラクターのオンパレードです。バブル景気真っ只中、金の匂いに敏感な野郎共が、己の利益だけを求めての騙し合い合戦。最後に甘い汁を吸うのは誰だ!って感じです。兎に角、上下巻、一気に読破して下さい。
生誕祭(上) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(上)より
4163218505
No.15
(5pt)

参りました

いつもながら、駄目人間、イカレ人間を書かせたら、馳星周の右に出る作家はいないと思う。今作品も期待を裏切らない、魅力的なキャラクターのオンパレードです。バブル景気真っ只中、金の匂いに敏感な野郎共が、己の利益だけを求めての騙し合い合戦。最後に甘い汁を吸うのは誰だ!って感じです。兎に角、上下巻、一気に読破して下さい。
生誕祭 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 上 (文春文庫)より
4167664046
No.14
(5pt)

20代後半以降の女性にもおすすめ!

麻美という、したたかで強欲だけど寂しい女性をどう受け止めるか、
読み手の女性の物の見方が問われるような作品でもあると思います。
80年代末の時代にハタチ前後だった女性の中には、麻美の振る舞いをかつての私のようと振り返る人が少なくないでしょう。
そしてそんな女性に少し嫉妬してしまうスポットライトを浴びられなかった人(私のように)、浴びても器用に立ち回れなかった人。。
それぞれの立場だった人が、それぞれの思いを持って読めます。
生誕祭(上) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(上)より
4163218505
No.13
(5pt)

20代後半以降の女性にもおすすめ!

麻美という、したたかで強欲だけど寂しい女性をどう受け止めるか、
読み手の女性の物の見方が問われるような作品でもあると思います。
80年代末の時代にハタチ前後だった女性の中には、麻美の振る舞いをかつての私のようと振り返る人が少なくないでしょう。
そしてそんな女性に少し嫉妬してしまうスポットライトを浴びられなかった人(私のように)、浴びても器用に立ち回れなかった人。。
それぞれの立場だった人が、それぞれの思いを持って読めます。
生誕祭 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 上 (文春文庫)より
4167664046
No.12
(4pt)

読みきることにパワーがいる作品

久々の新作だが、けっこう読むのにもパワーがいる。というか、著者の作品に共通して言えるのが、“読みきることへのパワー”。デビュー作以来すべての作品を読み続けているが、このところの作品は「読み疲れる」ものが多くなってきた。そろそろ馳星周から離れるときが来たのか…。
内容はいたってシンプルなストーリー。80年代のバブル全盛期の東京が舞台。ディスコの黒服上がりの主人公が、地上げが蔓延する不動産業界に身に置いたことから、著者が得意として描くどろどろした複雑な人間関係に巻き込まれていくというもの。キーワードは、これも著者得意のパターンである、「金と欲」。
80年代、金融関係の会社では入社間がない社員が何百万円のボーナスを貰ったとか、近所の婆さんが猫の額ほどの土地を売って億万長者になったとか、パートのおばさんがマンションを転がして大儲けしたとか、そんな話はいくらでもあった。…が、当時、就職したばかりの自分に当てはめてみると、世の中の景気の良さと自身の生活水準にはなんの関連もなく、むしろ物価高騰のあおりを受けて、生活が苦しかった。すし屋の大トロを一度も食べることなく、安い回転すしに月に1回行ければいいところだった。
正直言って、20才そこそこの主人公や不動産屋のオヤジのパトロンをやっている麻美(女子大生)が、何千万、何億の金を手のひらで転がす話は、今の世にあってあまりにも非現実的。だからこそ小説の面白みにはずみをつけているといえるかもしれないが、バブルの恩恵を受けた一握りの人々から見れば、決しておとぎ話じゃなかったんだろう。著者の持ち味であるスピード感は健在だが、すでに封印されているような日本中が浮ついたといわれる過ぎ去った昔日を再現し、貧乏人のひがみ根性をいやというほど思い出させてくれるこの作品は嫌味であり、それに当てはまる人は(僕のような人・笑)精神衛生上、心して読んだほうがいいだろう。
生誕祭(上) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(上)より
4163218505
No.11
(4pt)

読みきることにパワーがいる作品

久々の新作だが、けっこう読むのにもパワーがいる。というか、著者の作品に共通して言えるのが、“読みきることへのパワー”。デビュー作以来すべての作品を読み続けているが、このところの作品は「読み疲れる」ものが多くなってきた。そろそろ馳星周から離れるときが来たのか…。
内容はいたってシンプルなストーリー。80年代のバブル全盛期の東京が舞台。ディスコの黒服上がりの主人公が、地上げが蔓延する不動産業界に身に置いたことから、著者が得意として描くどろどろした複雑な人間関係に巻き込まれていくというもの。キーワードは、これも著者得意のパターンである、「金と欲」。
80年代、金融関係の会社では入社間がない社員が何百万円のボーナスを貰ったとか、近所の婆さんが猫の額ほどの土地を売って億万長者になったとか、パートのおばさんがマンションを転がして大儲けしたとか、そんな話はいくらでもあった。…が、当時、就職したばかりの自分に当てはめてみると、世の中の景気の良さと自身の生活水準にはなんの関連もなく、むしろ物価高騰のあおりを受けて、生活が苦しかった。すし屋の大トロを一度も食べることなく、安い回転すしに月に1回行ければいいところだった。
正直言って、20才そこそこの主人公や不動産屋のオヤジのパトロンをやっている麻美(女子大生)が、何千万、何億の金を手のひらで転がす話は、今の世にあってあまりにも非現実的。だからこそ小説の面白みにはずみをつけているといえるかもしれないが、バブルの恩恵を受けた一握りの人々から見れば、決しておとぎ話じゃなかったんだろう。著者の持ち味であるスピード感は健在だが、すでに封印されているような日本中が浮ついたといわれる過ぎ去った昔日を再現し、貧乏人のひがみ根性をいやというほど思い出させてくれるこの作品は嫌味であり、それに当てはまる人は(僕のような人・笑)精神衛生上、心して読んだほうがいいだろう。
生誕祭 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 上 (文春文庫)より
4167664046
No.10
(5pt)

馳星周の最高傑作かも!

ダークな世界を描き続ける馳星周の新作。
今まではやくざなどのアンダーグラウンドを舞台とした作品が多かったが、今回はバブル時の不動産業界を舞台としてドラマを作り上げた。
今までの作品と同じく、時に暴力的に、そしてさまざまな欲望を持った人間を描き出すのだが、今回の新鮮な点は主人公である彰洋が実はそんなに悪いやつではないというところだろうか。ただ、その事が余計に、時代や出来事に流されていく様子をおもしろくさせている。
上下巻と分量も多いのだが、まさに読み始めたら目が離せないエンターテイメントだった。
生誕祭(上) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(上)より
4163218505
No.9
(5pt)

馳星周の最高傑作かも!

ダークな世界を描き続ける馳星周の新作。
今まではやくざなどのアンダーグラウンドを舞台とした作品が多かったが、今回はバブル時の不動産業界を舞台としてドラマを作り上げた。
今までの作品と同じく、時に暴力的に、そしてさまざまな欲望を持った人間を描き出すのだが、今回の新鮮な点は主人公である彰洋が実はそんなに悪いやつではないというところだろうか。ただ、その事が余計に、時代や出来事に流されていく様子をおもしろくさせている。
上下巻と分量も多いのだが、まさに読み始めたら目が離せないエンターテイメントだった。
生誕祭 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 上 (文春文庫)より
4167664046
No.8
(5pt)

とにかく読んでみて

余計な説明は一切しません。
とにかく読んでみて下さい。
こんなにおもしろい作品(小説)に出会ったのは何年ぶりだろう。
生誕祭(上) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(上)より
4163218505
No.7
(5pt)

とにかく読んで見て!

上巻に続き、こんなにおもしろい作品に出会ったのは
何年ぶりでしょう。
一晩で一気に読み上げてしまうほどのおもしろさ!
余計な説明は一切しません。
是非、自分の目で確かめてください。
生誕祭(下) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(下)より
4163218904
No.6
(5pt)

とにかく読んで見て!

上巻に続き、こんなにおもしろい作品に出会ったのは
何年ぶりでしょう。
一晩で一気に読み上げてしまうほどのおもしろさ!
余計な説明は一切しません。
是非、自分の目で確かめてください。
生誕祭 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 下 (文春文庫)より
4167664054
No.5
(5pt)

とにかく読んでみて

余計な説明は一切しません。
とにかく読んでみて下さい。
こんなにおもしろい作品(小説)に出会ったのは何年ぶりだろう。
生誕祭 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 上 (文春文庫)より
4167664046
No.4
(5pt)

おもしろいです。

この作品は面白いです。高度成長期の80年代を駆け抜けた、20代の若き主人公たち、そして、巨額の富を動かす大物の暗躍。若き一瞬の過ちから、暗転する主人公の彰洋。そして、幼馴染の麻美。二人の再会が物語の軸となり、巨額の資産を抱える波潟一家を崩していく上巻。しかし、内容はここでは収まらず、不動産バブル、株式バブル。富に踊らされた時代を懐かしむ内容となっている。また、若き実業家、齋藤の企みが主人公の人生にどうかかわるか、読めば下巻への期待が高まる作品である。
生誕祭(上) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(上)より
4163218505
No.3
(5pt)

おもしろさの完結。

上巻に続き、関西の大物、金田が入り乱れ主人公の三重スパイが始まる。最後に笑うのは、主人公か齋藤か麻美か波潟か金田か・・・または、予期せぬ答えがまっているのか?80年代の高度成長期絶頂を、儚く締めくくり、バブルの爪あとを語る作品。
生誕祭(下) Amazon書評・レビュー: 生誕祭(下)より
4163218904
No.2
(5pt)

おもしろさの完結。

上巻に続き、関西の大物、金田が入り乱れ主人公の三重スパイが始まる。最後に笑うのは、主人公か齋藤か麻美か波潟か金田か・・・または、予期せぬ答えがまっているのか?80年代の高度成長期絶頂を、儚く締めくくり、バブルの爪あとを語る作品。
生誕祭 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 下 (文春文庫)より
4167664054
No.1
(5pt)

おもしろいです。

この作品は面白いです。高度成長期の80年代を駆け抜けた、20代の若き主人公たち、そして、巨額の富を動かす大物の暗躍。若き一瞬の過ちから、暗転する主人公の彰洋。そして、幼馴染の麻美。二人の再会が物語の軸となり、巨額の資産を抱える波潟一家を崩していく上巻。しかし、内容はここでは収まらず、不動産バブル、株式バブル。富に踊らされた時代を懐かしむ内容となっている。また、若き実業家、齋藤の企みが主人公の人生にどうかかわるか、読めば下巻への期待が高まる作品である。
生誕祭 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 生誕祭 上 (文春文庫)より
4167664046