九度目の十八歳を迎えた君と

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九度目の十八歳を迎えた君との評価:

3.88/5点 レビュー 26件。 C ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 21〜40 2/3ページ
No.30
(4pt)

SFファンタジーにしては、

ちょっと信じてみたくなるのが、やはり著者の筆力なのだな。
これ、他の作家が書いたらメチャクチャ陳腐なモノになったろうと思うよ。
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.29
(4pt)

SFファンタジーにしては、

ちょっと信じてみたくなるのが、やはり著者の筆力なのだな。
これ、他の作家が書いたらメチャクチャ陳腐なモノになったろうと思うよ。
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.28
(2pt)

特殊設定ミステリーの危険さ

こういう物語を「特殊設定ミステリー」といって、現在一つの分野になっているようですね。設定そのものは絶対にあり得ない状況設定がなされているのですが、その無理もしくは荒唐無稽を逆に利用して、普通ではうまく語れないような青春の蹉跌であるとか人間の感情の行き違いだとかいったテーマを書き込もうというのが主旨なのだと思います。この小説も9年間にわたって18歳でい続けるというある女子高生を設定し、かつての同級生がその謎を解こうとする段階で、青春の夢とは何か、大人になるとはどういうことなのかといった内容が語られていきます。

こうした方法論には賛否両論があると考えられます。上に荒唐無稽という言葉を用いましたが、ある程度そうしたあり得ないような状況や能力などを設定することで作者が主題として述べたいことをより自由なかたちで述べることが可能になる場合があるということだと思います。ただわたしは考えるのですが、この方法はある意味作家にとって魅力的な方法ではありますが同時に危険な方法でもあり、やり過ぎてしまうと状況設定の辻褄がどうにも合わなくなってしまい、結果作者の云いたいことも浮いてしまう結果があるのではないかと思います。

わたしは本作品は作者の筆力によりグイグイと読まされる――そういうところは確かに魅力なのですが、読み終わって振り返ると上記やり過ぎの一典型例なのではないかと考えさせられてしまいます。小説が現実世界を舞台としている以上、どうにも辻褄が合わないものは合わないのです。主人公自身の自己認識の混乱も織り交ぜることでストーリーに幅を持たせるなどの工夫はされていますが、根本的な現実世界とのズレの不自然さは解消されたとはいえないと思います。作者はひとつの解決が得られたという意味で書き込んだのでしょうが、女子高生がいよいよ卒業して今年は1年浪人するつもりだ、などという現実的な話をされると益々違和感が強まってしまいます。解説では大変に高く評価されていますが、わたしは特殊設定ミステリーの在り方や範囲に、ある危険なものを感じずにはいられませでした。
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.27
(2pt)

特殊設定ミステリーの危険さ

こういう物語を「特殊設定ミステリー」といって、現在一つの分野になっているようですね。設定そのものは絶対にあり得ない状況設定がなされているのですが、その無理もしくは荒唐無稽を逆に利用して、普通ではうまく語れないような青春の蹉跌であるとか人間の感情の行き違いだとかいったテーマを書き込もうというのが主旨なのだと思います。この小説も9年間にわたって18歳でい続けるというある女子高生を設定し、かつての同級生がその謎を解こうとする段階で、青春の夢とは何か、大人になるとはどういうことなのかといった内容が語られていきます。

こうした方法論には賛否両論があると考えられます。上に荒唐無稽という言葉を用いましたが、ある程度そうしたあり得ないような状況や能力などを設定することで作者が主題として述べたいことをより自由なかたちで述べることが可能になる場合があるということだと思います。ただわたしは考えるのですが、この方法はある意味作家にとって魅力的な方法ではありますが同時に危険な方法でもあり、やり過ぎてしまうと状況設定の辻褄がどうにも合わなくなってしまい、結果作者の云いたいことも浮いてしまう結果があるのではないかと思います。

わたしは本作品は作者の筆力によりグイグイと読まされる――そういうところは確かに魅力なのですが、読み終わって振り返ると上記やり過ぎの一典型例なのではないかと考えさせられてしまいます。小説が現実世界を舞台としている以上、どうにも辻褄が合わないものは合わないのです。主人公自身の自己認識の混乱も織り交ぜることでストーリーに幅を持たせるなどの工夫はされていますが、根本的な現実世界とのズレの不自然さは解消されたとはいえないと思います。作者はひとつの解決が得られたという意味で書き込んだのでしょうが、女子高生がいよいよ卒業して今年は1年浪人するつもりだ、などという現実的な話をされると益々違和感が強まってしまいます。解説では大変に高く評価されていますが、わたしは特殊設定ミステリーの在り方や範囲に、ある危険なものを感じずにはいられませでした。
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.26
(3pt)

どう解釈すべき?

文章や構成力に長けているから読めたけれど、ずっと高3のままでいる女性に何も違和感を感じない世界や、主人公の男性の年齢のサバ読み?がまるで理解できない。この作家はいつも読後感が爽やかなのに、このモヤモヤ感は何?どなたか26歳が29歳の意味、教えてください。私の感性不足でしょうか
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.25
(3pt)

どう解釈すべき?

文章や構成力に長けているから読めたけれど、ずっと高3のままでいる女性に何も違和感を感じない世界や、主人公の男性の年齢のサバ読み?がまるで理解できない。この作家はいつも読後感が爽やかなのに、このモヤモヤ感は何?どなたか26歳が29歳の意味、教えてください。私の感性不足でしょうか
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.24
(4pt)

ただの青春恋愛ミステリーではない。

想像以上にひねりがあり、結末が想定できず面白かった!ファンタジー要素もあるが、そこも上手く消化できており、読みやすい作品だった。
未成年(高校生)のころの青臭さもとても上手く表現してあって、「こんなころもあったなー」と何故か懐かしく思わせる!高校生のころにMDの世代の方はとくにツボかもしれません!
教頭先生の良い大人な感じもすごい好きです。結末も前向きな感じなので、嫌な思いのラストを迎えたくない方にも。
ただのつまらない恋愛小説などではありません。期待値以上でした
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.23
(4pt)

ただの青春恋愛ミステリーではない。

想像以上にひねりがあり、結末が想定できず面白かった!ファンタジー要素もあるが、そこも上手く消化できており、読みやすい作品だった。
未成年(高校生)のころの青臭さもとても上手く表現してあって、「こんなころもあったなー」と何故か懐かしく思わせる!高校生のころにMDの世代の方はとくにツボかもしれません!
教頭先生の良い大人な感じもすごい好きです。結末も前向きな感じなので、嫌な思いのラストを迎えたくない方にも。
ただのつまらない恋愛小説などではありません。期待値以上でした
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.22
(5pt)

タイムリープとも、ファンタジーとも違う表現が斬新

非常にユニークな作品だったと思います。

年を取らない、という事を、老化しない、という事を、ただの現象ととらえて書く。
非常に面白い。

それが何に起因しているのか・・・わずかにミスリードを狙った感はありますが、
勿論それに騙される読者はいないでしょう。

彼女には縛られる理由が確かにあり、それを解き放ちたいと思う主人公。
できるなら、どちらかの、なんらかの収束が欲しいとは感じましたが、
それがどういったものであっても、全部を丸とは出来ないことを考えると、
答えを出さないのもアリなのか、とすら思えてしまいます。
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.21
(5pt)

タイムリープとも、ファンタジーとも違う表現が斬新

非常にユニークな作品だったと思います。

年を取らない、という事を、老化しない、という事を、ただの現象ととらえて書く。
非常に面白い。

それが何に起因しているのか・・・わずかにミスリードを狙った感はありますが、
勿論それに騙される読者はいないでしょう。

彼女には縛られる理由が確かにあり、それを解き放ちたいと思う主人公。
できるなら、どちらかの、なんらかの収束が欲しいとは感じましたが、
それがどういったものであっても、全部を丸とは出来ないことを考えると、
答えを出さないのもアリなのか、とすら思えてしまいます。
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.20
(3pt)

設定に無理があるのかなと。

タイトルに惹かれて読みました。9回18歳を繰り返すって、SFっぽいのかなと思ったらそうでもなく、自然と受け入れている人はその事実を受け入れている。それがまず不思議。理由はあったのだけど、歳をとらないことがずっと納得出来ないままの私でした。面白くなくはない・・・です。
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.19
(3pt)

設定に無理があるのかなと。

タイトルに惹かれて読みました。9回18歳を繰り返すって、SFっぽいのかなと思ったらそうでもなく、自然と受け入れている人はその事実を受け入れている。それがまず不思議。理由はあったのだけど、歳をとらないことがずっと納得出来ないままの私でした。面白くなくはない・・・です。
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.18
(4pt)

考えさせられる

不思議なミステリーでした。でも、分かるようで分からない感じ。
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.17
(4pt)

考えさせられる

不思議なミステリーでした。でも、分かるようで分からない感じ。
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.16
(4pt)

自分は何歳だっただろうか

年齢を患うということは、彼女のようにもなり得るし、主人公のようにもなり得るということか!と最後まで伏線回収された見事さとともに、主人公の行く末を思って一抹の不安に囚われました。
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.15
(4pt)

自分は何歳だっただろうか

年齢を患うということは、彼女のようにもなり得るし、主人公のようにもなり得るということか!と最後まで伏線回収された見事さとともに、主人公の行く末を思って一抹の不安に囚われました。
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.14
(5pt)

空回りのロータリーエンジンこそが青春

作者の浅倉秋成氏の作品は単なるミステリーではなく、折に触れて思い返すようなメッセージを心に残してくれるのも魅力のひとつであると考えます。

本作でもモラトリアムの理想と大人の現実が対比される中、主人公の「大事なのはどんな地点からも最善の跳躍を決めること」という言葉はたくさんの人の心に刻まれたのではないでしょうか。

また、伏線の狙撃手という異名のとおり、些細な皺まで丁寧に風呂敷が折りたたまれます。伏線の回収というよりは、しっかりテーマが一貫しているからこそ、意味の無い描写が存在しないという感じがします。

青春小説としてもとても面白かったです。自分にもこんな経験があったのではと既視感を覚えてしまうほど、主人公と全く同じ気持ちで読み進められました。誰かに想いを寄せるっていいものですね。ジブリの「耳をすませば」を初めて見終わったときの感覚と少し似ています。

しばらくはこの淡い余韻に浸っていようと思います、、
九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.13
(5pt)

空回りのロータリーエンジンこそが青春

作者の浅倉秋成氏の作品は単なるミステリーではなく、折に触れて思い返すようなメッセージを心に残してくれるのも魅力のひとつであると考えます。

本作でもモラトリアムの理想と大人の現実が対比される中、主人公の「大事なのはどんな地点からも最善の跳躍を決めること」という言葉はたくさんの人の心に刻まれたのではないでしょうか。

また、伏線の狙撃手という異名のとおり、些細な皺まで丁寧に風呂敷が折りたたまれます。伏線の回収というよりは、しっかりテーマが一貫しているからこそ、意味の無い描写が存在しないという感じがします。

青春小説としてもとても面白かったです。自分にもこんな経験があったのではと既視感を覚えてしまうほど、主人公と全く同じ気持ちで読み進められました。誰かに想いを寄せるっていいものですね。ジブリの「耳をすませば」を初めて見終わったときの感覚と少し似ています。

しばらくはこの淡い余韻に浸っていようと思います、、
九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089
No.12
(5pt)

(2021年―第22冊)人知を超えた設定の中に、いつの世も変わらぬ人間のやさしさがあった

印刷会社の営業マンの間瀬(まぜ)は通期途上の駅のホームで高校時代の同級生・二和(ふたわ)美咲を目撃する。奇妙なことに二和は高校の制服を着ている。今も18歳のまま、高校生を続けているのだ。一体彼女に何があったのか。二和の【今の同級生】である夏河理奈から依頼を受けて間瀬は【昔の同級生】を訪ね歩きながら謎を解こうとするのだが……。
-----------------------------
 時の流れを超越した人物が登場する物語は私の好物とするところです。オスカー・ワイルドの『 ドリアン・グレイの肖像 』ばりのダークな物語が展開するのかとおそるおそる頁を繰り始めましたが。これは切なくも爽やかな青春ミステリーでした。

 朝倉秋成氏の小説を手にするのは初めてですが、1989年生まれの作者の文章のうまさにほれぼれとします。読者の誰しもが心当たりのあるあの甘酸っぱく、そして不可思議な高校時代のもどかしさを、その時の空気やにおいまでも感じさせる描写に魅了されて読み進めました。
 成長が止まるという現象は人知を遥かに超えたものですが、それでいてようやく明らかになる事の真相は、人間のやさしさ、そして若き高校生ゆえの未熟さの表れとして、大いに懐かしさを感じつつ、うなずきながら読みました。

 思いをきちんと伝えることは本当に難しいものです。難しいけど、その努力は続けないとね。その努力を続けることが人生の要諦だということに、のちに気づく季節、それが高校時代なのだという気がします。
 人知を超えた設定の中に、いつの世も変わらぬ人間のやさしさがあった、そんな感慨を抱きました。

-----------------------------
 ミステリーではありませんが、最近読んだ、「あの高校時代」を思い返すよすがとなった小説をお勧めしておきます。

◆姫野カオルコ『 青春とは、 』(文藝春秋)
:時間には厳然と限りがあることを常に意識せざるをえない社会人の目をもってこの年齢に達すると、あの青春の日々が、なんと無為で無駄で無意識に満ち満ちた愛おしいものであったかを、微苦笑とともに懐かしむ気持ちが生まれます。と同時に、「あの時のあれってなんだったのだろうねぇ」ともはや一生答え合わせのできない謎が掘り起こされる瞬間でもあるでしょう。

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九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)より
4488435211
No.11
(5pt)

(2021年―第22冊)人知を超えた設定の中に、いつの世も変わらぬ人間のやさしさがあった

印刷会社の営業マンの間瀬(まぜ)は通期途上の駅のホームで高校時代の同級生・二和(ふたわ)美咲を目撃する。奇妙なことに二和は高校の制服を着ている。今も18歳のまま、高校生を続けているのだ。一体彼女に何があったのか。二和の【今の同級生】である夏河理奈から依頼を受けて間瀬は【昔の同級生】を訪ね歩きながら謎を解こうとするのだが……。
-----------------------------
 時の流れを超越した人物が登場する物語は私の好物とするところです。オスカー・ワイルドの『 ドリアン・グレイの肖像 』ばりのダークな物語が展開するのかとおそるおそる頁を繰り始めましたが。これは切なくも爽やかな青春ミステリーでした。

 朝倉秋成氏の小説を手にするのは初めてですが、1989年生まれの作者の文章のうまさにほれぼれとします。読者の誰しもが心当たりのあるあの甘酸っぱく、そして不可思議な高校時代のもどかしさを、その時の空気やにおいまでも感じさせる描写に魅了されて読み進めました。
 成長が止まるという現象は人知を遥かに超えたものですが、それでいてようやく明らかになる事の真相は、人間のやさしさ、そして若き高校生ゆえの未熟さの表れとして、大いに懐かしさを感じつつ、うなずきながら読みました。

 思いをきちんと伝えることは本当に難しいものです。難しいけど、その努力は続けないとね。その努力を続けることが人生の要諦だということに、のちに気づく季節、それが高校時代なのだという気がします。
 人知を超えた設定の中に、いつの世も変わらぬ人間のやさしさがあった、そんな感慨を抱きました。

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 ミステリーではありませんが、最近読んだ、「あの高校時代」を思い返すよすがとなった小説をお勧めしておきます。

◆姫野カオルコ『 青春とは、 』(文藝春秋)
:時間には厳然と限りがあることを常に意識せざるをえない社会人の目をもってこの年齢に達すると、あの青春の日々が、なんと無為で無駄で無意識に満ち満ちた愛おしいものであったかを、微苦笑とともに懐かしむ気持ちが生まれます。と同時に、「あの時のあれってなんだったのだろうねぇ」ともはや一生答え合わせのできない謎が掘り起こされる瞬間でもあるでしょう。

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九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 九度目の十八歳を迎えた君と (ミステリ・フロンティア)より
4488020089