櫛の文字
評判
櫛の文字の評価:
5.00/5点 レビュー 2件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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櫛の文字の評価:
5.00/5点 レビュー 2件。 D ランク
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これが面白い。
第一作は昭和6年に書かれたこともあり、今読むと古臭い印象もあった。しかし、読み進むうちにホームズ物をコンパクトにしたような短編で、話の構成もしっかりしており、各話の謎解きも工夫され、だんだん野村ワールドに引き込まれていった。
野村胡堂は昭和32年まで、長短編合わせ平次作品だけでも383編を書いた。皆それぞれ異なる謎解きであるという。
銭形平次は映画でもTVドラマでも、投げ銭と立ち回りが売り物である。だが、小説では平次の冷静な推理や人情話もあり、また江戸時代の風俗も知ることができ、楽しめる内容になっている。多くの事件で平次は犯人を見逃しているそうだ。この点もホームズとの類似点がある。
特に戦前は、毎月の新作を待ちわびるファンは多かっただろう。
小説というより講談話を読んでいるような感もあるが、読みやすく違和感はない。
もっと多くの作品を読みたくなり、本書を購入した。
本格物ではないが、この面白さ、より多くの人に周知されてよい作品だと思う。