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招き猫神社のテンテコ舞いな日々
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招き猫神社のテンテコ舞いな日々の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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読書録「招き猫神社のテンテコ舞いな日々」 2 著者 有間カオル 出版 メディアワークス文庫 p116より引用 “ ここにある招き猫たちは、右手を上げて いるものと左手を上げているものでは、左の 方が明らかに多い。三対一の割合ぐらい。 右手を上げている招き猫は金を招き、左手 を上げている招き猫は人を招くご利益がある といわれていることを、この時の俺はまだ知 らなかった。” 目次より抜粋引用 “猫の子も只では貰えぬ 猫が肥えれば鰹節が痩せる 猫を追うより皿を引け 猫も跨いで通る 猫の前の鼠” 仕事に失敗した若い経営者を主人公とした、 長編小説。 仕事での失敗から拠点を移すことになった、 主人公・和己。打算から引き受けた神社の管 理だったが…。 上記の引用は、主人公が管理を引き受けた 神社の本殿奥を掃除していて見つけた招き猫 たちについての一節。 おまじないは気休め程度に当てにするくらい にしておかないと、どんどんと深みにはまっ てグッズが増えてしまいそうです。舞台となっ ている神社はそういう所なので、増えるのは 歓迎なのでしょうけれど。 いまいちわたしには合いませんでした。 現代日本でファンタジーそして猫、これらが 好きな人なら楽しめるでしょう。 ーーーーー | ||||
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楽しめるようになってました。 主人公と主猫公のやりとりが面白かったです。 ほかのキャラもなかなか個性的で主人公が どんどん巻き込まれていくところも良かったです。 これがまたどう展開していくのか、 新たな人物・猫は登場するのか・・・ 次作が楽しみです。 | ||||
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猫好きか通勤途中に読むものを欲している人か両方の人にぴったり。 | ||||
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こんな猫と暮らしてみたいようなみたくないような不思議な感じです。 少なくと、日々退屈はしそうもありませんが、何もまともにやらせてもらえそうもありません。 とにかく、それほど長編ではありませんし、内容も典型的なライトノベルなので、すこし時間が空いた場合などにはおすすめです。 | ||||
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妖猫たちと主人公の馴れ合わない関係がイイ。さらっと優しい物語でした。 | ||||
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まず化け猫の名前、「景虎」なのか「影虎」なのかはっきりして欲しい。出てくるたびに漢字が変わる。校正とかしてないのかなぁ。 何となく全体的にいい話っぽい雰囲気は出ているもののいま一つまとまりが無く、作者が何を伝えたかったのか謎な作品でした。他の方も書いてるけど、どうして毒殺のくだりなんて入れたのか。猫好きなら嘘でも言葉にするのさえ恐ろしい。この本を手に取る人の多くは猫が好きな人だろうから、明らかに失敗かなと思います。 同社から出ている「神様の御用人」と似てるかなと思って読んでみましたが見込み違いでした。 | ||||
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猫が好きなので思わず手にとって買ってしまいました。 読んでいて本の中の光景が目に見えるようで面白かった。 主人公と関わる人(猫)たちとの温かいストーリーに感動しました。 G7の踊りも実際に見たくなりましたぁ~。 最近読んだ本の中で断トツ1番の本です。 | ||||
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こういう、何かを失った主人公が再起していく物語はとても面白くて好きで 有間カオルさんのほかの作品も好きで、すごく楽しく読みました。 でも。毒殺のくだりが…。 たとえば、まろやかなスープを飲んでいたはずが、とりきれてない灰汁の苦味を感じてうっとなるような。 全体的にすごくいいのに、そこ一点だけがものすごくとげとげとしていて恐ろしい感じで。 いや、化け猫の話なので、彼らの恐ろしさ的なものは意外と全体にちりばめられてるんですけども、 そういった部分は普通に読めたのに、毒殺のくだり、その一点だけ妙に生々しくてだめでした。 表紙だけ見てほのぼの、のほほんを求めて買うとびっくりするくらいえぐい部分もあるので注意。 でも、全体的にはとても楽しかったです。 | ||||
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ビジネスパートナーに裏切られた岩倉は、親族のツテを頼り神社に身を寄せることになる。ただこの神社には、3匹の化け猫が住み着いていたのだった。 物語は、この不思議な神社を起点に岩倉と幾人かの登場人物によって語られていく。 一見すると、岩倉は誰に対しても打算的で、ドライな人物に思える。しかし一方で、神社を訪れる老人や女子中学生グループなどの抱える問題に共に取り組んでいく。 化け猫たちは言う、人間は一人では生きていけないと。 だからこそ岩倉は再起のため、新しい絆を得ようとした。そのために悪態をつきながらも神社を訪れる者たちに力を貸したのかもしれない。 たしかにストーリーや描写は淡々としている。しかしこの作品では、一度絆を失った岩倉がささやかな新しい絆を得て、ゆっくりと立ち上がる過程が作者自身の言葉でしっかりと書かれていると感じた。 最近の小説やビジネス本の中には、以前売れた作品の劣化コピーや、売れそうな設定のテンプレをなぞっただけのものも一定数存在するように思える。いうなれば、その作家の信念や矜持を感じられないのである。 だが、この有間カオル氏には信念があると私には感じられる。有間氏の『魔法使いのハーブティー』や『夢見るレシピ ゲストハウスわすれな荘』を合わせて読んで思ったのだが、有間氏は「一度絆を喪失した主人公が、自分なりに勇気を出して新しい翼を得て立ち上がる過程」を自分の言葉で描こうとしているのではないか。 生きていれば誰もが苦難や喪失に直面し、大切な絆を喪うこともある。それを乗り越えるために必要なものは勇気であると私は信じる。 この招き猫神社の物語も、ハーブティーやわすれな荘の物語も、ささやかで尊い勇気の物語なのである。 | ||||
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