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R&R



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【この小説が収録されている参考書籍】
R&R (メディアワークス文庫)

R&Rの評価: 4.25/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

繰り返される『毎日』から生まれた思い

SF,タイムリープものというより,その世界の中で生まれていく少年の恋物語にも近い印象で,
不思議な現象に見舞われた少年が,それとは全く関係ない普通の少女に出会い,進んでいきます.

同じ1日が繰り返されるという物語の性質上,大半の章がその1日を繰り返して描かれる構成で,
彼女と策を講じる中,次への『今日』に変化が少しずつ現れ,謎や世界が広がるのがおもしろく,
巡り会う人や新たな疑問や,まれに挟まれるイレギュラな『今日』と,だんだん興味を引かれます.

反面,相談や報告,説明の流れ自体は毎回ほぼ同じで,似た場面が多いように感じるのも確か.
新しい『今日』にしても,おおよそはそれまでの『今日』への補足,プラスアルファ程度のため,
それを強調,演出しているのだとは思いますが,話が進むにつれ,飽きが出てくるかもしれません.
また,問題の原因も,意外性はあれど取って付けたようで,少し無理があるのは否めないところです.

しかしながら,終盤,そのプラスアルファをはじめ,いくつもの疑問が明らかにされる様子は,
やや大げさな部分もありますが,あれもこれもという勢いがあり,気持ちのよさへと繋がります.
また,余韻含みのハッピエンドと思わせての一ひねり,こちらはちょっと好みが分かれそうですが,
イヤなザワつきを与えてからの最後の一言は,二人の関係を示すとても印象深いものとなっています.
R&R (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:R&R (メディアワークス文庫)より
4048868128

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