ひらいて

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評判

ひらいての評価:

3.76/5点 レビュー 59件。 B ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 21〜40 2/4ページ
No.56
(5pt)

自分のことのように思い出す

序盤、高校生の日常を描く表現がゆったりと続く。中盤その心地良さが一変。終盤は年代特有のなんとも表現し難い、アラフォーの私には今となっては理解出来ないようでどこか理解できる(もちろんここまで過激な体験はしたことはないが)感情を様々な言葉で見事に表現している。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.55
(5pt)

綿矢りさの個人的最高傑作

綿矢りさの作品はいくつか読みましたが、一番好きです。描写の美しさ、リズム感、比喩センスが卓抜しているのはいつものことですが、とにかく尖った作品だな、と思います。
 最初、愛のことは暴走したいかれ女としか思えなかったですが、こういう歪みというのは誰しも抱えているもので、最終的には身が締め付けられるほど共感できてしまいました。常識人でかっこよく綺麗に思っていたたとえや美雪たちの方が、潔癖すぎてなにか大事な部分が欠落した乾いた人間のように思えたのが、すごく不思議な感覚でした。
 大地のゲームでもそうでしたが、クライマックスの疾走感が映画を見てるような気持ちになれます。めちゃくちゃ好きです。
 最後の光浦さんの解説もすごく好きです。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.54
(5pt)

主人公が魅力的すぎる

全く予想外の行動をしてみせる主人公に次第に魅力を感じました。奇妙な人間関係を描くのがとても上手く私の一番好きな作品です。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.53
(5pt)

自分のことのように思い出す

序盤、高校生の日常を描く表現がゆったりと続く。中盤その心地良さが一変。終盤は年代特有のなんとも表現し難い、アラフォーの私には今となっては理解出来ないようでどこか理解できる(もちろんここまで過激な体験はしたことはないが)感情を様々な言葉で見事に表現している。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.52
(5pt)

綿矢りさの個人的最高傑作

綿矢りさの作品はいくつか読みましたが、一番好きです。描写の美しさ、リズム感、比喩センスが卓抜しているのはいつものことですが、とにかく尖った作品だな、と思います。
 最初、愛のことは暴走したいかれ女としか思えなかったですが、こういう歪みというのは誰しも抱えているもので、最終的には身が締め付けられるほど共感できてしまいました。常識人でかっこよく綺麗に思っていたたとえや美雪たちの方が、潔癖すぎてなにか大事な部分が欠落した乾いた人間のように思えたのが、すごく不思議な感覚でした。
 大地のゲームでもそうでしたが、クライマックスの疾走感が映画を見てるような気持ちになれます。めちゃくちゃ好きです。
 最後の光浦さんの解説もすごく好きです。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.51
(5pt)

主人公が魅力的すぎる

全く予想外の行動をしてみせる主人公に次第に魅力を感じました。奇妙な人間関係を描くのがとても上手く私の一番好きな作品です。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.50
(4pt)

いびつで、残酷で、熱く燃えたぎる、制御できない感情

先日、発行順でいえば順番は逆でしたが、「手のひらの京」を読み、あとから「ひらいて」を読みました。「ひらいて」は初期のころの綿谷さんのように、女子高生のごちゃごちゃとした、複雑な感情を、なんとも巧みに描いていると思いました。正直、私は、「手のひらの京」に綿谷さんらしさを感じず、ずいぶんと枯れてしまった印象を持ちました。ですので、「インストール」や「蹴りたい背中」にみられるような、主人公の、もてあますほどのエネルギーを描いた「ひらいて」は、久しぶりに初期のころの彼女に、出会えたようでうれしく感じました。
 しいて言えば、やや文章表現が過剰だったように思います。そこが綿谷さんらしいといえば、そうなのですが、「蹴りたい背中」のにじみ出るような感情表現のほうがよかったと思います。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.49
(4pt)

いびつで、残酷で、熱く燃えたぎる、制御できない感情

先日、発行順でいえば順番は逆でしたが、「手のひらの京」を読み、あとから「ひらいて」を読みました。「ひらいて」は初期のころの綿谷さんのように、女子高生のごちゃごちゃとした、複雑な感情を、なんとも巧みに描いていると思いました。正直、私は、「手のひらの京」に綿谷さんらしさを感じず、ずいぶんと枯れてしまった印象を持ちました。ですので、「インストール」や「蹴りたい背中」にみられるような、主人公の、もてあますほどのエネルギーを描いた「ひらいて」は、久しぶりに初期のころの彼女に、出会えたようでうれしく感じました。
 しいて言えば、やや文章表現が過剰だったように思います。そこが綿谷さんらしいといえば、そうなのですが、「蹴りたい背中」のにじみ出るような感情表現のほうがよかったと思います。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.48
(5pt)

ひらいて

とても大好きな作品です。
何度も読み返しています。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.47
(5pt)

ひらいて

とても大好きな作品です。
何度も読み返しています。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.46
(4pt)

いいと思う

感情を細やかに描いていて、文章の上手さが伝わってきた。内容を楽しむというより描写の緻密さが面白かった。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.45
(4pt)

いいと思う

感情を細やかに描いていて、文章の上手さが伝わってきた。内容を楽しむというより描写の緻密さが面白かった。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.44
(4pt)

歪んだ三角関係が最後には良き三角関係になる話

今まで思い通りに生きてきた主人公と
暗い経験を持つカップルが登場人物

最終的に三者とも良き存在者として成り立つ構成

友情や愛情って言葉ではないけど、でも確実に隙間を満たす何らかの充足感が綴られている

全体的にほぼ表現描写のイメージが持てないくらい難しいけど、4時間くらいで読み終わりました

どちらかといえば『かわいそうだね?』のほうが怒涛の展開で好きかな。逆にそこまで大きな展開があるわけでもないのに、完読させるのは綿矢さんってすごい
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.43
(4pt)

歪んだ三角関係が最後には良き三角関係になる話

今まで思い通りに生きてきた主人公と
暗い経験を持つカップルが登場人物

最終的に三者とも良き存在者として成り立つ構成

友情や愛情って言葉ではないけど、でも確実に隙間を満たす何らかの充足感が綴られている

全体的にほぼ表現描写のイメージが持てないくらい難しいけど、4時間くらいで読み終わりました

どちらかといえば『かわいそうだね?』のほうが怒涛の展開で好きかな。逆にそこまで大きな展開があるわけでもないのに、完読させるのは綿矢さんってすごい
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.42
(4pt)

高校生オモシロ恋愛話と思いきや

人気ものの女子高生が冴えない男子に恋をした。でも、彼にはカノジョがいる模様。振り向かない男子に、恋愛感情は沸騰し、主人公をとんでもない行動に駆り立てる、というお話し。

出だしは高校生オモシロ恋愛話と思いきや、ドロドロ愛憎劇と経て、いつの間にやら哲学的というか宗教的というか、そんな方向に行ってしまった。主人公の個性を際立たせる過激な略奪法で盛り上がるのだが、結局、無難なところへ収束したのかも。

「正しい道を選ぶのが、正しい。でも正しい道しか選べなければ、なぜ生きているのか分からない」は名言。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.41
(5pt)

宗教的哲学的なテーマを、ティーンズを主人公にして軽やかに読ませる作品なのかなと思った

<がっつりネタバレです>
この小説はティーンズの恋愛物というより、哲学的命題を含んだ福音書の一節という風に感じられた。
リアルな愛憎劇であるとは思わずに、その感情・セリフが何を象徴したシンボルなのか、
という風にイメージを膨らませながら読む方が良いのかなと思う。
物語の中に聖書を出してくるのも、そういったイメージを促そうとしているように感じた。

(そこは私の専門でないので、色々な勘違いがたくさんあると思うけど、)
この小説の最重要なテーマは、いわゆる(柄谷行人氏のいう)「単独性」というやつだと思う。
自分を自分たらしめるもの、他の誰にも見出せるものではないと信じられるもの、
そしてそこから自分の生きるエネルギーが湧き出てくるよう感じられるもの。
私の「単独性」のイメージはそんな感じ。

主人公の愛ちゃんは、一見地味でそこまでモテるタイプに思えなかった たとえ君に恋心を抱いたことで、
そこに自らの「単独性」を見出し、夢中になった。
しかし、たとえ君と美雪ちゃんが既に長年の恋仲だったことを知ることで、
そこで発見された「単独性」は虚偽であったことになり、自分の存在価値を疑うほどに傷ついてしまう。
その後、愛ちゃんは自傷行為のような狂人的事件を次々に起こし、超プラトニック純愛カップルである、
たとえ美雪双方を傷つけようとする。
それ対して美雪は、聖母のような徳を見せ、狂人にまで堕ちた愛を受け入れ許そうとし、
たとえ美雪の絆は却って強まり、それを見せつけられた愛ちゃんは更に傷つく。

最後のパラグラフで小説タイトルになっている「ひらいて」というのがやっと出てくる。
ここで折り鶴を「ひらいて」、解こう、解放しようとしているのは、かつてその鶴を折りながら念じていたこと、
つまり、かつての「単独性」だと思っていたものへの拘り、その「単独性」への独善的なアプローチの姿勢。
それらを全てリニューアルしたい、出来ればしたいという願いだったのだと思う。
しかし、「ひらいて」という言い方には、それが自分には不可能であるという諦観が混じっている。

愛(主人公の名前と"LOVE"とのダブルミーニング)に「単独性」を求めることの難しさ。
そこには聖人のようなひたむきさ、誠実さ、思いやりが求められている。
これはやはり、非常に宗教的な作品であると思います。

おもしろかったです
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.40
(4pt)

高校生オモシロ恋愛話と思いきや

人気ものの女子高生が冴えない男子に恋をした。でも、彼にはカノジョがいる模様。振り向かない男子に、恋愛感情は沸騰し、主人公をとんでもない行動に駆り立てる、というお話し。

出だしは高校生オモシロ恋愛話と思いきや、ドロドロ愛憎劇と経て、いつの間にやら哲学的というか宗教的というか、そんな方向に行ってしまった。主人公の個性を際立たせる過激な略奪法で盛り上がるのだが、結局、無難なところへ収束したのかも。

「正しい道を選ぶのが、正しい。でも正しい道しか選べなければ、なぜ生きているのか分からない」は名言。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.39
(5pt)

宗教的哲学的なテーマを、ティーンズを主人公にして軽やかに読ませる作品なのかなと思った

<がっつりネタバレです>
この小説はティーンズの恋愛物というより、哲学的命題を含んだ福音書の一節という風に感じられた。
リアルな愛憎劇であるとは思わずに、その感情・セリフが何を象徴したシンボルなのか、
という風にイメージを膨らませながら読む方が良いのかなと思う。
物語の中に聖書を出してくるのも、そういったイメージを促そうとしているように感じた。

(そこは私の専門でないので、色々な勘違いがたくさんあると思うけど、)
この小説の最重要なテーマは、いわゆる(柄谷行人氏のいう)「単独性」というやつだと思う。
自分を自分たらしめるもの、他の誰にも見出せるものではないと信じられるもの、
そしてそこから自分の生きるエネルギーが湧き出てくるよう感じられるもの。
私の「単独性」のイメージはそんな感じ。

主人公の愛ちゃんは、一見地味でそこまでモテるタイプに思えなかった たとえ君に恋心を抱いたことで、
そこに自らの「単独性」を見出し、夢中になった。
しかし、たとえ君と美雪ちゃんが既に長年の恋仲だったことを知ることで、
そこで発見された「単独性」は虚偽であったことになり、自分の存在価値を疑うほどに傷ついてしまう。
その後、愛ちゃんは自傷行為のような狂人的事件を次々に起こし、超プラトニック純愛カップルである、
たとえ美雪双方を傷つけようとする。
それ対して美雪は、聖母のような徳を見せ、狂人にまで堕ちた愛を受け入れ許そうとし、
たとえ美雪の絆は却って強まり、それを見せつけられた愛ちゃんは更に傷つく。

最後のパラグラフで小説タイトルになっている「ひらいて」というのがやっと出てくる。
ここで折り鶴を「ひらいて」、解こう、解放しようとしているのは、かつてその鶴を折りながら念じていたこと、
つまり、かつての「単独性」だと思っていたものへの拘り、その「単独性」への独善的なアプローチの姿勢。
それらを全てリニューアルしたい、出来ればしたいという願いだったのだと思う。
しかし、「ひらいて」という言い方には、それが自分には不可能であるという諦観が混じっている。

愛(主人公の名前と"LOVE"とのダブルミーニング)に「単独性」を求めることの難しさ。
そこには聖人のようなひたむきさ、誠実さ、思いやりが求められている。
これはやはり、非常に宗教的な作品であると思います。

おもしろかったです
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.38
(5pt)

感想

「インストール」「蹴りたい背中」に続き3作目に「ひらいて」を読んだ。

前作では、スクールカーストで言えばはみ出し者が描かれていたのに対し、当作品では、カーストトップの女子高生が主人公である。

そんな人気者の主人公「愛」は、表面だけを上手くとり繕い人気を博している。水面下での内面描写は読み応えがある。

それ故、たとえには欺瞞と受け取られ、恋は破壊に発展していく。

それでも一心不乱にぶつかっていく愛には好感を持てた。

最後には、たとえに「ひらいて」もらえたんではないでしょうか。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.37
(5pt)

こんな言語感覚が欲しかった。

主人公・愛が発する一つひとつの言葉のセンスがとにかくいい。
「悲しみよこんにちは」を読んだときと同じ感覚に陥った。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212