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検事他殺を主張する



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検事他殺を主張するの評価: 3.60/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

検事はつらいよ

E・S・ガードナーといえば、何といってもペリー・メイスン・シリーズだが、それ以外にもたくさん書いている。検事ダグラス・セルビイのシリーズもその1つで、本書はその第1作。この本を読むと、検事という仕事がいかに大変かがわかる。アメリカの地方検事は選挙で選ばれるため、政治家的な側面も持つ。反対派の新聞からは、やれ無能だ、早く辞めろ…と毎日のように叩かれ、支持派の新聞からも、ほめてやるから早くネタよこせ…と迫られる。セルビイはもちろんそんな事はないが、気の弱い検事なら、捜査は多少いいかげんでも、とにかく容疑者を特定しろ、と警察の尻を叩きたくなるだろうし、逮捕した容疑者が有罪だと確信したら、多少強引な手を使ってでも裁判で有罪にしたくなるだろう。メイスン物に登場する検事の気持ちがわかるような気がする。このように、メイスン物の"参考文献"としては興味深かったが、話そのものは特にどうという事はなかった。セルビイのキャラクターも生真面目過ぎて、メイスンのような魅力に欠ける。ただし、セルビイとメイスンは根っ子は同じ人間であり、メイスンがまだ若く世慣れていない頃に、検事という堅苦しい職に就いたとしたら、セルビイのようになるだろう、と感じさせるものはある。
検事他殺を主張する (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-15)Amazon書評・レビュー:検事他殺を主張する (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-15)より
4150702152
No.1:
(3pt)

検事はつらいよ

E・S・ガードナーといえば、何といってもペリー・メイスン・シリーズだが、それ以外にもたくさん書いている。検事ダグラス・セルビイのシリーズもその1つで、本書はその第1作。
この本を読むと、検事という仕事がいかに大変かがわかる。アメリカの地方検事は選挙で選ばれるため、政治家的な側面も持つ。反対派の新聞からは、やれ無能だ、早く辞めろ…と毎日のように叩かれ、支持派の新聞からも、ほめてやるから早くネタよこせ…と迫られる。セルビイはもちろんそんな事はないが、気の弱い検事なら、捜査は多少いいかげんでも、とにかく容疑者を特定しろ、と警察の尻を叩きたくなるだろうし、逮捕した容疑者が有罪だと確信したら、多少強引な手を使ってでも裁判で有罪にしたくなるだろう。メイスン物に登場する検事の気持ちがわかるような気がする。
このように、メイスン物の"参考文献"としては興味深かったが、話そのものは特にどうという事はなかった。セルビイのキャラクターも生真面目過ぎて、メイスンのような魅力に欠ける。ただし、セルビイとメイスンは根っ子は同じ人間であり、メイスンがまだ若く世慣れていない頃に、検事という堅苦しい職に就いたとしたら、セルビイのようになるだろう、と感じさせるものはある。
検事他殺を主張する (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:検事他殺を主張する (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8LC8C

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