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検事他殺を主張する



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検事他殺を主張するの評価: 3.60/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

都会より田舎を選ぶ 1937年1月出版

ダグラス セルビイ第1話。Country Gentleman誌連載(1936-9〜1937-1) 連載時のタイトルはThe Thread of Truth。検事になりたかったわけではないが、不正を憎む市民として立候補し当選したセルビイ。探偵小説と現実の違いで悪夢を見ます。新聞記者シルヴィアの助けを借り、セルビイは真相にたどり着きます。法廷シーンはありません。ガードナー得意の複雑に入り組んだ筋立て、サスペンスの盛り上げ方も上手です。地味な感じの主人公ですが、公務と自分に忠実な姿は、わがまま放題、金使い放題の自由人メイスンより好感が持てます。
検事他殺を主張する (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-15)Amazon書評・レビュー:検事他殺を主張する (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-15)より
4150702152
No.4:
(4pt)

弁護士ではなく検事の視点。

メイスンシリーズとは違い、
こちらは検事がメインの作品です。
明らかにテイストも違い、
主人公であるセルビイには
周辺人物の裏切り、新聞社による
プレッシャーなどさまざまな重圧がかかってきます。

今回の事件は
死んだ人間が当の本人ではないという
とても奇妙な事件です。
そしてその奥には
とんでもない事実が絡んでいる模様で…

今回の鍵となる事件は
「犬の毒殺未遂事件」です。
そう、その真相が
判明した時点でわかる人には
犯人を容易に特定できるでしょう。

ちょっと毛色の違う作品です。
でも暴力表現は無い作品なので
安心して読むことができます。
検事他殺を主張する (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:検事他殺を主張する (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8LC8C
No.3:
(4pt)

弁護士ではなく検事の視点。

メイスンシリーズとは違い、こちらは検事がメインの作品です。明らかにテイストも違い、主人公であるセルビイには周辺人物の裏切り、新聞社によるプレッシャーなどさまざまな重圧がかかってきます。今回の事件は死んだ人間が当の本人ではないというとても奇妙な事件です。そしてその奥にはとんでもない事実が絡んでいる模様で…今回の鍵となる事件は「犬の毒殺未遂事件」です。そう、その真相が判明した時点でわかる人には犯人を容易に特定できるでしょう。ちょっと毛色の違う作品です。でも暴力表現は無い作品なので安心して読むことができます。
検事他殺を主張する (1957年) (世界探偵小説全集)Amazon書評・レビュー:検事他殺を主張する (1957年) (世界探偵小説全集)より
B000JAY9XK
No.2:
(3pt)

検事はつらいよ

E・S・ガードナーといえば、何といってもペリー・メイスン・シリーズだが、それ以外にもたくさん書いている。検事ダグラス・セルビイのシリーズもその1つで、本書はその第1作。この本を読むと、検事という仕事がいかに大変かがわかる。アメリカの地方検事は選挙で選ばれるため、政治家的な側面も持つ。反対派の新聞からは、やれ無能だ、早く辞めろ…と毎日のように叩かれ、支持派の新聞からも、ほめてやるから早くネタよこせ…と迫られる。セルビイはもちろんそんな事はないが、気の弱い検事なら、捜査は多少いいかげんでも、とにかく容疑者を特定しろ、と警察の尻を叩きたくなるだろうし、逮捕した容疑者が有罪だと確信したら、多少強引な手を使ってでも裁判で有罪にしたくなるだろう。メイスン物に登場する検事の気持ちがわかるような気がする。このように、メイスン物の"参考文献"としては興味深かったが、話そのものは特にどうという事はなかった。セルビイのキャラクターも生真面目過ぎて、メイスンのような魅力に欠ける。ただし、セルビイとメイスンは根っ子は同じ人間であり、メイスンがまだ若く世慣れていない頃に、検事という堅苦しい職に就いたとしたら、セルビイのようになるだろう、と感じさせるものはある。
検事他殺を主張する (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-15)Amazon書評・レビュー:検事他殺を主張する (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-15)より
4150702152
No.1:
(3pt)

検事はつらいよ

E・S・ガードナーといえば、何といってもペリー・メイスン・シリーズだが、それ以外にもたくさん書いている。検事ダグラス・セルビイのシリーズもその1つで、本書はその第1作。
この本を読むと、検事という仕事がいかに大変かがわかる。アメリカの地方検事は選挙で選ばれるため、政治家的な側面も持つ。反対派の新聞からは、やれ無能だ、早く辞めろ…と毎日のように叩かれ、支持派の新聞からも、ほめてやるから早くネタよこせ…と迫られる。セルビイはもちろんそんな事はないが、気の弱い検事なら、捜査は多少いいかげんでも、とにかく容疑者を特定しろ、と警察の尻を叩きたくなるだろうし、逮捕した容疑者が有罪だと確信したら、多少強引な手を使ってでも裁判で有罪にしたくなるだろう。メイスン物に登場する検事の気持ちがわかるような気がする。
このように、メイスン物の"参考文献"としては興味深かったが、話そのものは特にどうという事はなかった。セルビイのキャラクターも生真面目過ぎて、メイスンのような魅力に欠ける。ただし、セルビイとメイスンは根っ子は同じ人間であり、メイスンがまだ若く世慣れていない頃に、検事という堅苦しい職に就いたとしたら、セルビイのようになるだろう、と感じさせるものはある。
検事他殺を主張する (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:検事他殺を主張する (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8LC8C

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