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カルマ真仙教事件
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カルマ真仙教事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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相変わらずの、ノンキャリでも一目置かれる公安情報マンが、国家公安警察vsオウム真理教テロとの戦いに身を費やすストーリーである。 どこまでが事実で、何処が全くのフィクションか、どのへんを著者の人脈で得られた秘匿情報をフィクションに置き換えたのかは不明だが、内通者に肉を食わせて、云わば部下に寝取られた女の話をさせて劣等感をくすぐり、秘匿情報を得る辺りは本物の公安っぽい。 また、地下鉄サリン事件発生で情報が大混乱し、公安一元指揮のもとで、事件を止められなかったと泣きながら、庁内を駆けずり回ったのも事実だろう。 公安警察が、佐藤優さんが指摘するように、任務の性質上、莫大な機密費をもとに得られた、機密情報を管理しているのは当然である。しかし、支出を何に使ってるか分からない故に、着服やプール金をしてても監査がなされない。情報も有機的に管理されずに、松本サリン事件が警察庁にテロ認定されずに、県警の刑事部門の暴走を引き起こした。カミソリ後藤田長官なら、直ちに本庁警備部に主導させた松本オウム警備実施で、霞が関テロは起きなかったろうか。 毎度の「公安情報マンTueee!」と、混乱する固有名詞の書き換えで、星2個削ったが、オウム事件を警察の視点から見つめ直すには良い本だと思う。 | ||||
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警視庁でオウム真理教捜査をしていた著者が振り返る、当時の事件。捜査経験を織り交ぜてフィクション仕立てに。エピソードは興味深いが、エンタメとして面白くないので虚実入り交ぜる必要がないのでは。ノンフィクションで書いて欲しかった・・。 | ||||
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1990年代に起きたオウム真理教事件を、当時捜査に携わった警察のOBが小説にして描いた作品。 事件の被害者、宗教団体のキーマンには実名を思い出させる名前を振ってありますので、誰のことを指しているかは当時を知っている人であればすぐにわかります。 警察が早い段階から教団の武装化をつかんでいたこと、事件性があることを見いだせず強制捜査に踏み切れなかったことは、NHKの「未解決事件」でも警察の関係者の告白があり、差し支えのない範囲で警察の内情を記したものなのでしょう。 上巻は、弁護士一家の失踪から教団の武装化、松林(松本)サリン事件が起こるまで。 | ||||
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1990年代に世間を揺るがしたオウム真理教事件を、当時の捜査関係者が差し支えのない範囲で小説として内幕を描いたもの。 中巻は、地下鉄サリン事件の勃発、強制捜査、教団信者の逮捕が相次ぐまで。 教団の闇を知る幹部(小説では「村本正雄」。実際は「村井秀夫」)が刺殺されたためにオウム事件の真相が明らかにできなかったとされていますが、小説のなかでは教団のなかで口封じをする判断がされたのではないかとする解釈がされています。 | ||||
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阪神・淡路大震災と同じ年に起きたオウム真理教事件を、警察OBが小説として回想した作品。 下巻は、警察庁長官の狙撃事件、教祖の逮捕、裁判が始まって事件としては収束を迎えていくまで。 警察組織がもっとしっかりしていれば、事件の真相はもう少し明らかにされていたのではないかと、筆者が小説の形にして警察に抗議しているようにも読めました。 オウム事件とは何だったかを警察の側から理解できる、読みやすい小説だと思います。 | ||||
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オウム事件の警察側の弁明を詳しく知るにはいい本だが、 オウム事件が無かったとして、完全に架空の宗教団体を描いた小説だとしたならば、 単に出来事を時系列に述べただけの内容に過ぎず、 盛り上がりもさほどなく、つまらない内容だと思う。 | ||||
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オウム事件の警察側の弁明を詳しく知るにはいい本だが、 オウム事件が無かったとして、完全に架空の宗教団体を描いた小説だとしたならば、 単に出来事を時系列に述べただけの内容に過ぎず、 盛り上がりもさほどなく、つまらない内容だと思う。 | ||||
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オウム事件の警察側の弁明を詳しく知るにはいい本だが、 オウム事件が無かったとして、完全に架空の宗教団体を描いた小説だとしたならば、 単に出来事を時系列に述べただけの内容に過ぎず、 盛り上がりもさほどなく、つまらない内容だと思う。 | ||||
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上中下の全部が揃ったところで一気読みしました。はっきり言って、後半に行くにつれて駆け足になりテンションも下がっていきます。実際に事件と関わった元公安警察の著者の体験が元になっているという意味では貴重な資料と言えますが、全く無反省な官僚的思考や死刑制度に対する疑念の無さには、「ああ、お役人様なのね……」うんざりしました。 | ||||
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下巻で失速? フィクションと書いてあるのに 疑惑の収束もなく尻すぼみな感じに。 ノンフィクションとして読んでしまえば面白いです。 でもそれならあの問題提起はいらなかったよなあ 最初に出てきたあの問題、ようやく答えが出る!?と思ったら 全然何も解決しないで終わってしまいました。 | ||||
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オウムは異様で特異な団体だったけれども自己完結している訳ではなく、取引していた輩がいたはず。 そんな輩に焦点を当てていて面白いのだけど、上巻は6/15、中巻は8/9、下巻は12/15発刊。間ああきすぎで上巻を思い出せないし、下巻は下巻で後半端折りすぎ。 | ||||
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よかったけど、下はちょっと寂しいないようだったような気がします。 もっと、今まで聞いたことない内容だったらよかったです | ||||
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2011年大晦日。オウムの特別指名手配犯の「マサちゃん」が自首すべく警視庁本部庁舎に出向き、正面玄関前で機動隊員に自首してきた旨伝えたが、イタズラと勘違いし上司にも伝えず、追っ払た。その時点で1995年の麻原逮捕から16年が経過し、当事者意識が欠如していたのかも知れないが、この事件は相手が宗教法人という事もあって、当初から警察の動きが鈍かった。 結果、地下鉄サリン事件が発生し、警察庁長官まで撃たれた。どうやら長官狙撃事件はオウムの犯行では無さそうだが、オウムが遠因しているのは間違いない。 本書はフィクションとして、オウムが貸金庫に眠らせていた現金5億円の調査を命じられる処から始まるが、当時の警察内部の詳細な模様(刑事部と公安部の争い)が活写され、そこに政治家、暴力団、果てはロシア、ウクライナ、北朝鮮まで波及し、実際、主人公は海外まで出かけていく。 警察上層部のアナログ体質、当時の連立政権の体たらく、オウムの金に群がる魑魅魍魎の世界等々をこれでもか、これでもかと見せられると暗然としてくる。 13人の死刑囚は未だに生き永らえている。歴代の法務大臣が判を押さないのだ。オウムの為に死んでいった人々、後遺症で今もリハビリを続けている人々、人生を変えられた人々・・・・。 麻原の今を書いて欲しかったが、それが一行も書かれていないのが残念だ。 | ||||
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この下巻では、主に公安内部の対立や組織の混乱などが描かれており、少し戸惑った。 特に、検察庁長官射撃事件が主になっていて、 あまりカルマ教そのものに対する描写が少なく、肩透かしの気がした。 それでも、主人公が警察を辞めて会社に就職して、 疑惑解明のためロシアや北朝鮮などに行く下りは、 一歩間違えば命を失う危険があり、こういうことを 公安部というのは日常的に行なっているとおもうと、 何か恐ろしいものを感じる。 この書は、題名がカルマ神仙教とあり、 その辺の新事実が出てくると期待していたが、 刑事物としての作品と読むべきだということが、 最終巻でわかった。 | ||||
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登場人物も当時の事件を知っていれば、あの人の事を言っているんだろうという予想がついてしまう名前の付け方です。 敢えてフィクションにしたのだから、もっと登場人物に魅力が欲しかったな、と。ただ、こういう事件があって、次はこうで、という事実を読んでいるように感じてしまいました。 事件側ではなく、対峙する公安側からの事件を見るというのは面白いですが、正直、詳しく警察内部のことをどうのこうの言われても、そこまで興味がなく、難しく感じてしまいましたので、かなり薄い本でしたが、案外読むのに時間がかかりました。 ただ当時の事件に関してはとても興味深いものがありましたので、「上」「中」は読みましたが、「下」を読むかどうかは正直迷っています。 | ||||
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上中と発刊されて、下巻までの間隔が少しありました。上中発刊時の下巻の作りが固まっていたのかどうかはわかりませんが、作者も迷っていたのではと思ったのが読後感想です。最後は自分自身を反映されたのかなと。回顧録風になってしまったのではと感じた次第です。 | ||||
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フィクション形式だけれども、限りなく事実に沿っている。 一般人には、開かせないことがたくさんあることが、行間から見えてくる。というか、知らない方がいいことの方が多いのかもしれない。 割と事件の事実を時系列で、淡々と書いてある。 確かにあさま山荘事件に匹敵するか、それ以上のインパクトがある 事件であることは確かだろう。 麻原の死刑執行の後から、本当の事実が出てくるのだろうか。 | ||||
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例えばですが「あの事件のことを何も知らないので全容が知りたい」といった人がこれを読んでも、 あくまで概要的なことまでしか分かりません。 この本はむしろ、今までの教団関連本では「足りないピース」だった部分を補うような感覚です。 暴力団や一部の政治家とオウムがつながりがあったために捜査に慎重になるしかなかった点などがそれでしょうか。 ただ、率直な感想として言うと、小説作品としてはそれほど面白くはないです。 むしろ、完全ノンフィクションの麻生幾「極秘捜査」の方が情報量も多い上に、 未知の敵と対峙せねばならなかった警察や自衛隊の不安や恐怖、情報の錯綜をよく描いており、質としては高いです。 できればこの本もノンフィクションとして書いた方が良かったかもしれません。 主人公がどうにも自分のことを自慢するような発言を連発するので好きになれませんし、 警察の失態を指摘されると逃げを打つのが腹立たしい。 第一のサリン事件で無実の通報者を警察が逮捕して取り調べ、 しかも白だと分かっているのに釈放しなかったことをマスコミの友人に問い詰められると 「上にも考えがあるんだ」とか「教団側にこちらの捜査を気付かれないように」とかさりげなく言い訳をしている。 その一方で、弁護士一家殺害事件が某テレビ局が情報を教団側に流してしまったことが原因だったことは厳しく批判している。 また、捜査情報が教団に漏洩していた件も 「陸上自衛隊一尉が教団にサリン解毒を教えた」 といったことを根拠に自衛隊側に内通者がいたようにミスリードさせている。 (一応、警察内にもいるんじゃないかとは触れているが、全く本腰を入れていない。びっくりするくらい危機意識がなく本当に公安かと感じた) 熊本の教団施設に強制捜査が入った時に 「警察に内通者がいたから捜査前に証拠隠滅した」 というのは教団幹部の上祐史浩が実際に証言している。 自衛隊に内通者の汚名をおっ被せようとしている作者にはどうも好感が持てない。 なので、諸々それを言うなら警察も同罪だろうにと突っ込みを入れたい。 ただ、中巻で描写される地下鉄サリン事件の被害者達を前にして主人公が後悔と防げなかった罪悪感から涙するシーンは心から胸が痛んだ。 引っかかる点は多い小説ですが、事件を実際に知る作者による新たな証言として最後まで熟読したいです。 | ||||
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テレビの特番などでは、脱会した信者目線で語られることが多いが、この書は、公安の刑事目線で、フィクションとして、オーム真理教の 事件が語られている。 社会を揺るがせた凶悪事件であるものの、多分公判が継続中ということで、あまり書籍ではなかった。 内容は、よく知られている流れであるが、情報を手に入れるために、ヤクザの幹部を訪ねていくくだりは、一歩間違えたら命をなくすだろうし、向こう側に入れられる危険もあり、命がけという表現がぴったり。 サティアンの偵察も同じように命がけの侵入であり、怖かった。 これから、いろいろな舞台裏も出てくるだろうし、続編が楽しみ。 | ||||
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