蒸発

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評判

蒸発の評価:

3.83/5点 レビュー 18件。 C ランク

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平均点3.83pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全31件 21〜31 2/2ページ
No.11
(5pt)

邂逅

完全密室と化した航空機のなかから忽然と消失するひとりの女...。何と言ってもこの導入部のインパクトが最高!また、最後に明かされる
からくりの仕組みにも満足のため息。。
作者の夏樹静子さんは、基本的に新しいネタがないんならミステリーは書かない方が良いと語っている通り、常に新しくて多彩な着想を
展開し続けていますが、その精神は初期傑作の本作でも堂々と存在している。トリックも良い。良いけど、それ以上に人間ドラマが良い。
人間なんちゃらなんて書くとうそ臭くなるが、結局はこの人は男と女を描くのが上手すぎる。両方あってこその人間。時代背景が変われど
この瑞々しい男女の精神性は古臭くならないのが凄い。確乎とした主張がある。それが余韻に繋がる。やりきれないのに美しい。この感覚を
掘り下げさせたらミステリー界随一だ。あとやっぱり、この人の精密部品を組み立てるが如くのプログラミングも驚き。そーゆうとこは
なにより男っぽく、情感の豊かさは女の如く。その要素はこの一作において顕著。男女の出逢いが奇跡を生む。また悲劇を生ずるの。。
蒸発―ある愛の終わり (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (角川文庫)より
4041445019
No.10
(5pt)

邂逅

完全密室と化した航空機のなかから忽然と消失するひとりの女...。何と言ってもこの導入部のインパクトが最高!また、最後に明かされる
からくりの仕組みにも満足のため息。。
作者の夏樹静子さんは、基本的に新しいネタがないんならミステリーは書かない方が良いと語っている通り、常に新しくて多彩な着想を
展開し続けていますが、その精神は初期傑作の本作でも堂々と存在している。トリックも良い。良いけど、それ以上に人間ドラマが良い。
人間なんちゃらなんて書くとうそ臭くなるが、結局はこの人は男と女を描くのが上手すぎる。両方あってこその人間。時代背景が変われど
この瑞々しい男女の精神性は古臭くならないのが凄い。確乎とした主張がある。それが余韻に繋がる。やりきれないのに美しい。この感覚を
掘り下げさせたらミステリー界随一だ。あとやっぱり、この人の精密部品を組み立てるが如くのプログラミングも驚き。そーゆうとこは
なにより男っぽく、情感の豊かさは女の如く。その要素はこの一作において顕著。男女の出逢いが奇跡を生む。また悲劇を生ずるの。。
蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫)より
4334712916
No.9
(4pt)

引き続き「新装版」シリーズ要望

新装版で読みやすいです。
このような大きめ活字の文庫本がもっともっと出回ることを、高齢社会の一員として歓迎します。(けっこう活字の読みやすさは、購買意欲を左右します)

さて、本作は、ものすごく手が込んでいるので、途中、何度も見返しながら、読み進まないと、筋が混乱しそうになる。

しかし、それとは別に、毎度ながら、男女の微妙な愛の交流と葛藤を書かせたら、これだけ表現できるミステリー作家は、今もいないだろう。

またこれも、余計なことかもしれないが、「勉」少年の行く末が案じられてしまうのだー。
蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫)より
433474219X
No.8
(4pt)

引き続き「新装版」シリーズ要望

新装版で読みやすいです。
このような大きめ活字の文庫本がもっともっと出回ることを、高齢社会の一員として歓迎します。(けっこう活字の読みやすさは、購買意欲を左右します)
さて、本作は、ものすごく手が込んでいるので、途中、何度も見返しながら、読み進まないと、筋が混乱しそうになる。
しかし、それとは別に、毎度ながら、男女の微妙な愛の交流と葛藤を書かせたら、これだけ表現できるミステリー作家は、今もいないだろう。
またこれも、余計なことかもしれないが、「勉」少年の行く末が案じられてしまうのだー。
蒸発―ある愛の終わり (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (カッパ・ノベルス)より
4334022111
No.7
(4pt)

引き続き「新装版」シリーズ要望

新装版で読みやすいです。
このような大きめ活字の文庫本がもっともっと出回ることを、高齢社会の一員として歓迎します。(けっこう活字の読みやすさは、購買意欲を左右します)
さて、本作は、ものすごく手が込んでいるので、途中、何度も見返しながら、読み進まないと、筋が混乱しそうになる。
しかし、それとは別に、毎度ながら、男女の微妙な愛の交流と葛藤を書かせたら、これだけ表現できるミステリー作家は、今もいないだろう。
またこれも、余計なことかもしれないが、「勉」少年の行く末が案じられてしまうのだー。
蒸発―ある愛の終わり (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (角川文庫)より
4041445019
No.6
(4pt)

引き続き「新装版」シリーズ要望

新装版で読みやすいです。
このような大きめ活字の文庫本がもっともっと出回ることを、高齢社会の一員として歓迎します。(けっこう活字の読みやすさは、購買意欲を左右します)
さて、本作は、ものすごく手が込んでいるので、途中、何度も見返しながら、読み進まないと、筋が混乱しそうになる。
しかし、それとは別に、毎度ながら、男女の微妙な愛の交流と葛藤を書かせたら、これだけ表現できるミステリー作家は、今もいないだろう。
またこれも、余計なことかもしれないが、「勉」少年の行く末が案じられてしまうのだー。
蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫)より
4334712916
No.5
(4pt)

後年の片鱗が凝縮された娯楽本格推理の醍醐味

冒頭、上空の旅客機から人が忽然と消失する事件

から始まります。

1980年代初期の夏樹静子の大作です。後年の数々の傑作と

比べるとプロットや文章表現にやや古臭さがありますが、

でも、今読んでも、隠れた人間関係、不倫、トリック、謎の失踪、

列車トリック、連続殺人など、イベントは盛りだくさん過ぎる

ほど盛り込んでいて、娯楽小説であると同時に、本格推理劇と

なっていて、女流作家とは思えないほど冷徹かつ論理的な作風

で舌を巻きます。

言い回しや所作表現やトリックにはさすがに時代を感じさせますが、

けれども、そういう瑣末なことは本筋に影響しないほど、本書は

よくできた長編推理劇となっています。

結構、最後まで一気に読み通してしまう、作家の筆致、筆力は

さすがと思わせます。
蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫)より
433474219X
No.4
(4pt)

後年の片鱗が凝縮された娯楽本格推理の醍醐味

冒頭、上空の旅客機から人が忽然と消失する事件
から始まります。
1980年代初期の夏樹静子の大作です。後年の数々の傑作と
比べるとプロットや文章表現にやや古臭さがありますが、
でも、今読んでも、隠れた人間関係、不倫、トリック、謎の失踪、
列車トリック、連続殺人など、イベントは盛りだくさん過ぎる
ほど盛り込んでいて、娯楽小説であると同時に、本格推理劇と
なっていて、女流作家とは思えないほど冷徹かつ論理的な作風
で舌を巻きます。
言い回しや所作表現やトリックにはさすがに時代を感じさせますが、
けれども、そういう瑣末なことは本筋に影響しないほど、本書は
よくできた長編推理劇となっています。
結構、最後まで一気に読み通してしまう、作家の筆致、筆力は
さすがと思わせます。
蒸発―ある愛の終わり (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (カッパ・ノベルス)より
4334022111
No.3
(4pt)

後年の片鱗が凝縮された娯楽本格推理の醍醐味

冒頭、上空の旅客機から人が忽然と消失する事件
から始まります。
1980年代初期の夏樹静子の大作です。後年の数々の傑作と
比べるとプロットや文章表現にやや古臭さがありますが、
でも、今読んでも、隠れた人間関係、不倫、トリック、謎の失踪、
列車トリック、連続殺人など、イベントは盛りだくさん過ぎる
ほど盛り込んでいて、娯楽小説であると同時に、本格推理劇と
なっていて、女流作家とは思えないほど冷徹かつ論理的な作風
で舌を巻きます。
言い回しや所作表現やトリックにはさすがに時代を感じさせますが、
けれども、そういう瑣末なことは本筋に影響しないほど、本書は
よくできた長編推理劇となっています。
結構、最後まで一気に読み通してしまう、作家の筆致、筆力は
さすがと思わせます。
蒸発―ある愛の終わり (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (角川文庫)より
4041445019
No.2
(4pt)

後年の片鱗が凝縮された娯楽本格推理の醍醐味

冒頭、上空の旅客機から人が忽然と消失する事件
から始まります。
1980年代初期の夏樹静子の大作です。後年の数々の傑作と
比べるとプロットや文章表現にやや古臭さがありますが、
でも、今読んでも、隠れた人間関係、不倫、トリック、謎の失踪、
列車トリック、連続殺人など、イベントは盛りだくさん過ぎる
ほど盛り込んでいて、娯楽小説であると同時に、本格推理劇と
なっていて、女流作家とは思えないほど冷徹かつ論理的な作風
で舌を巻きます。
言い回しや所作表現やトリックにはさすがに時代を感じさせますが、
けれども、そういう瑣末なことは本筋に影響しないほど、本書は
よくできた長編推理劇となっています。
結構、最後まで一気に読み通してしまう、作家の筆致、筆力は
さすがと思わせます。
蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫)より
4334712916
No.1
(5pt)

たぶん夏樹静子の最高傑作でしょう

心理描写と謎解きのバランスがじつによくとれた傑作です。事件捜査を職業としていない人が事件解決に情熱を燃やすというパターンは推理小説にはよくありますが、たいていの場合はなぜ警察に任せておかないのかという疑問が残ってしまいます。しかし、この作品では主人公は失踪した恋人の行方を探したいだけであり、彼女が犯罪に関わってる疑惑がある為に警察に助力を求めることができないという、極めて明快な理屈を持っています。これによって素人の独自捜査にリアリティーを与えることに成功しています。人間が行方不明になることを俗に“蒸発”と呼びますが、それは元々この小説が書かれた1970年代初頭の流行語だということを今回初めて知りました。
夏樹静子の小説には不倫の恋が出てくるものが多いのですが、この作品もそうです。それにしても、主人公の男性はこれから一生罪の意識を背負って生きていくことになるのでしょうか。
蒸発 日本推理作家協会賞受賞作全集 (25) Amazon書評・レビュー: 蒸発 日本推理作家協会賞受賞作全集 (25)より
4575658286