スーツアクター探偵の事件簿
評判
スーツアクター探偵の事件簿の評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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スーツアクター探偵の事件簿の評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 C ランク
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本書の刊行は2016年6月。『シン・ゴジラ』公開を当て込んだかのような異色?の特撮系お仕事ミステリなのですが、CG全盛でゴジラもフルCGの現在の特撮映画の撮影現場なのだと思って読んでいるとけっこう違和感。TV番組ならともかく、大作映画で四足歩行の怪獣の着ぐるみにスーツアクターが入って演じるんですよ? どうも昔の特撮雑誌の撮影レポートやメイキング本を読んで、そのイメージで執筆してしまったという感じなのですね。いっそ昭和末の設定にしてしまった方が違和感なく読めたかも。
そんな撮影現場で探偵役、はっきりいえば雑用係としてトラブル解決を押しつけられるのは事故のトラウマで着ぐるみに入れなくなった元スーツアクターの椛島青年。探偵は探偵でも、本格ミステリ流の名探偵タイプではなく、体力と度胸で情報を集めるハードボイルド系タフガイタイプ? 暴漢を相手に殴ったり、殴られたり、あんた、スーツアクターができなくてもスタントマンで充分にやっていけるんじゃ…。
謎解き要素は薄味で先の展開が想像しやすいものの、ライトなタッチでよどみなく読める本作ですが、残念な点もいくつか。
第一に表紙のイラストから受けるイメージがいまいち本編の内容に合っていない。一見すると体力だけが取り柄のぼんくらな太田青年は能ある鷹は爪を隠すタイプ…と思いきやそんなことはぜんぜんなく、著者も持て余したのか、相棒ポジションとしては性悪スーツアクターの布施や三十路女性ライターの方がずっと存在感があったような。
第二に、著者が書いているうちに設定を勘違いしたか、それとも後から書き直したために整合性がとれなくなったのか、最後のエピソードで展開の繋がりがおかしなところがあるような? それとも、私の読み方が悪かったのかしらん。