(短編集)

フィッシュストーリー

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評判

フィッシュストーリーの評価:

3.65/5点 レビュー 94件。 C ランク

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平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全149件 121〜140 7/8ページ
No.29
(4pt)

テンポ良く快調に読み進められる伊坂作品に潜むユニークさを知ろう!

 本書には、「動物園のエンジン」、「サクリファイス」、表題作の「フィッシュストーリー」と書き下ろしの「ポテチ」の計4作品が収録。読みたい彼の作品は他にもあったが、今回は「祝!本屋大賞」という帯文字が目に留まり購入。
 最初の「動物園のエンジン」は短いうえにさほど面白さを感じなかったが、続く作品はどれも読み応えがあった。「サクリファイス」は結論的には大したことが判明するわけもなかったが、結論に至るプロセスの筆致が巧みであった。本書では二度登場する、なかなかの渋さを醸し出す黒澤と老婆との会話がなんともいえず絶妙であった。「90歳の慧眼か」という黒澤の呟きに対する、「だから、90じゃなくて92だって言ってるべ。この二年だって、充分大事だったんだから、飛ばさないでほしいんだよね」(78頁)という老婆の応答はまことに微笑ましい。映画『阿弥陀堂便り』に登場した91歳の老婆の口調や姿と、私の脳裏では重なった。この老婆の話し方や人柄は、最終作品「ポテチ」における今村の母親を間違いなく想起させる。
 今村の母親と彼の彼女である大西との会話もなかなか愉快だ(今村の母親の面白さが際立っているんだが)。最初はなぜ「ポテチ」というタイトルか即座に掴めなかったが、231頁にある大西の言葉からすぐに分かった。空き巣を仕事にしている今村はたしかにある種の出来損ないといえるかもしえないが、実は母親想いの良き青年である。母親と息子―母親は自分の本当の息子を知らないが、息子はそれを知っている―という複雑な話であるが、伊坂氏の文体や展開構成によって「重い」話でなく、明るく前向きな、そして最後は「泣ける」締めくくりになっている。本作品が一番心に響いた。表題作の作品へのコメントは他のレビュアーが書いているので、私の言及は割愛しておこう。「繋がり」を充分に感じさせる好作品であり、それは彼の作風を象徴するユニークさの源泉だ。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.28
(2pt)

長かった…

正直始めの「動物のエンジン」で読むのやめようかと思いました。オヤジギャグが連発して呆気ないオチ…後に続く作品はまだ読めましたが、話の一貫性がなかったので読み終えた時の感動がありませんでした。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.27
(5pt)

小説版・B面ベスト

本のタイトルにもなっている「フィッシュストーリー」が特に好きです。
内容ではありませんが、カバーデザインも気に入っています。
僕は伊坂さんの作品はこれが初めてですが、本全体としては
ミュージシャンでいうところの「B面ベスト」のような作品のようです。
短編集ということもあり、カロリーは控えめ。
僕のような読書初心者にも優しい小説で、サクサク読めました。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.26
(4pt)

ハ−トウォ−ミングな短編集

ラッシュライフで登場する黒澤が登場する作品が2編収録の短編集。
探偵として、人探しをする黒澤が主人公の”サクリファイズ”以外は、ハ−トウォ−ミングな
作品が並んでいます。
売れないバンドの最後のレコ−ドが一人の男の人生を変え、そのレコ−ドに収録された無音部分の隠された秘密が、ぐっと来るフィッシュスト−リ−
引退間際の野球選手の出生の秘密が、感動的に描かれたポテチが特にお気に入りです。
伊坂節は健在ですが、初期作品よりも少し文体が淡白になっているように感じ、その分読みやすい文章になっています。
個人的には結構いける作品集だと思いますよ
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.25
(2pt)

伊沢節は健在です

人と人との連鎖の不思議さ、微妙にずれた登場人物たちなど、伊坂さんのいいところもいっぱい見られるので、ファンとしてはそれなりに楽しめた。
が、やはり客観的に見ると、他の作品に比べてやや物足りないなぁ。ファン以外にはなかなか受け入れられなさそう。期待が大きかった分、評価は厳しくなりました。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.24
(2pt)

失敗した。

この本を最初の伊坂作品としたのは間違いだった。
新しい本であること、音楽がテーマの話があることを理由に購入した。
期待はずれだった。
何人かの方がレビューで書いているが、
他の長編を読んでから出ないとダメだった。
それは登場人物云々ではなく、
この本は作者の魅力を伝えていないように感じた。
軽妙といわれる文は短くて読みやすいが、軽すぎる気がする。
短編だからか、パズルのような、と評される魅力も感じなかった。
そんなに入り組んでいる感じもしないし、驚かされもしない。
他の方が勧める長編を読んでみたい。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.23
(2pt)

伊坂ワールドから・・・

 デビュー作からずっと読んでいる。始めは設定や独特の台詞回しに新鮮さを感じていた。
 しかし最近は付き合うのに疲れてきた。推理小説であっても文芸であっても、読むのがめんどくさくなってきている。そろそろ伊坂ワールドから撤退です。
 好きで好きで、ずっと気になっていた作家だったが・・・結論として、パターンが同じなんだろうな。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.22
(2pt)

個人的な好みがあると思う・・・

『僕の孤独が魚だとしたら,そのあまりの巨大さと獰猛さに,鯨でさえ逃げ出すに違いない』昔の作家の遺作の冒頭文ここのフレーズから始まる過去と未来の物語・・・『フィッシュストーリー』
表題作を含め4編からなる短編集。それぞれに同作家の作品に出てくる人物が登場し,話が進んでいく。個人的には表題作と『ポテチ』に関しては期待を裏切らないとの感想を持ったが,その他の2作品に関してはイマイチの感をぬぐえなかったが,個人的な好き好みがあるのであろうので仕方ないと思う。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.21
(4pt)

五段階評価

動物園のエンジン   ★★
サクリファイス    ★★★
フィッシュストーリー ★★★
ポテチ        ★★★★
ポテチについてはピタゴラスの定理を自力で発見してしまう今村のキャラが秀逸だが、一応専門学校までは教育を受けていた設定に、作者が学校教育の現状をいくぶん冷めた目で見ているような気がしました。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.20
(3pt)

伊坂はやっぱり長編で読みたい!

伊坂さんの作品にはキラリと光る個性を持った脇役が多い。
その中でも人気の高い「あの人」たちを主役にした短編集です。
「そう来るのかっ!」とニヤリとしちゃうような結末があるのがこの人の魅力だけど、
「ポテチ」のあたたかい結末が良かったー。この本ではこれが一番かな。
「サクリファイス」の不気味さもいい。
あやしげな要素が時間すらも越えて、
パズルのように重なり合っていく気持ちのよさ・・・。
これが伊坂作品のかっこいいところです!
でもこれって、もしかしたら長編であればあるほど爽快なのかもしれない。
今回の短編を読んでそう感じてしまいました。
たまにはこういう番外編的なものもいいけど、
できれば長編で読みたい作家ですね・・・。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.19
(5pt)

読後にちょっと優しい気分になりました

過去の作品の登場人物が登場するが、特にそれらを読んでいなくても楽しめるはず。
もちろん、読んでいたほうが登場人物に対する愛着や親近感がわくことで楽しみが増すことは否めませんが。
私のお気に入りは表題作のフィッシュストーリー。
異なる時間軸の出来事が、最後にぴたりとパズルのように組み合わさる様は爽快。
全編を通して、生きづらい世の中を背景としつつも、随所に人間の優しさへの希望を感じさせる本だと思う。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.18
(5pt)

今読み終えました

伊坂さんの作品は本当にいいなあと、改めて思いました。
登場人物の1人である黒澤さんは特にお気に入りのキャラだったので、2編もでてきたのはとても嬉しかったです。
フィッシュストーリーの意味2の、「晩年は廃屋にこもり、壁に文章を書き続けたと言われる日本人作家の遺作」という部分。
これは伊坂さんの望む将来なのかなぁ・・・なんて考えてみたり。
アクマで私の考えです(汗)
ラッシュライフを読んでいなかったのが心残りでした。
これから本屋に行って買ってきます!!
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.17
(2pt)

んっと...

 読者を引っ張り翻弄し二転三転しながら、最後の最後で「えぇ〜!!」という驚きの結末。これまでの伊坂作品の、そんな長編小説のほうが、私には面白かったです。今回の短編集では、伊坂氏のストーリーテリングと人物描写のうまさが生きていないように思います。それなりに楽しめるのですが、伊坂作品を読んだことのない人にはお勧めしません。「ラッシュライフ」や「死神の精度」などの長編を先に読んでからこちらを読むことをお勧めします。
 また、伊坂作品を多く読んだ私にとっては、「どこかで読んだこの言い回し」「あの作品にもこの言葉、あったな」という箇所がいくつかあって...ちょっと冷めた感じの読後感でした。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.16
(4pt)

どこかBESTアルバムのような感じ

 過去の物語とどこかリンクしている感じはCDでいうと「BESTアルバム」のような感じなのかもしれない。
 この作品が著者の13作品目。なのでBESTのようなつくりもあってもいいのかな?って想います。
 ずっと読んできた読者にとっては嬉しい限り。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.15
(5pt)

軽くよめる

伊坂さんの短編小説です。昔の作品の登場人物がところどころに出てきますので、以前の作品を順に読んでいくとなお、面白く読めます。

結構サックリと読めました。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.14
(4pt)

軽妙な会話と、練られたストーリー展開

全4篇(しかも、ひとつは書き下ろし)が収められている、伊坂さんの短編集。
相変わらずの軽妙な会話と、練られたストーリー展開で、一気に読んでしまいました。
どの作品も伊坂さんらしい作品ですが、後半の2篇が特に面白かったです。
表題作は、二十数年前・現在・三十数年前・十年後と、過去・現在・未来が交差する作品で、「うまいなぁ!さすが、伊坂幸太郎!」と、うならされます。
そして、書き下ろしの「ポテチ」は、そうなって欲しいという結末にたどり着きますが、その裏に隠された思いに、ちょっぴりホロリとさせられます。
過去の伊坂作品に登場した登場人物が再登場するという点でも話題になっているようですが、それを差し置いても、充分に楽しめる作品です。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.13
(2pt)

危惧していたタイプの本が出版されてしまった

伊坂幸太郎作品が好きで、毎回新作を愉しみにしてきましたが、
危惧していた本が出版されてしまいました。
それは、固定ファンが出来た伊坂幸太郎だから出版されてしまった程度の本に思うからです。
書き下ろし作品も掲載されて、デビュー作も味わえる本なのですが、正直肩透かしをくらいます。
それは、積み上げてきた伊坂作品に対する期待に沿わない本だからです。
これまで読んできた何かに似た作品、デジャブのような作品、洗練されてない作品に、読む手が何度か止りました。
伊坂幸太郎を初めて読もうと思ってこのレビューを読んだ人は、どうかお願いです。この作品は最期に回して下さい。『ラッシュライフ』をどうか先に読んで下さい。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.12
(4pt)

クロスオーバー作品

氏の、他の作品の人物が色々登場している。
それらを思い出しながら楽しんで読める人にはオススメ。
伊坂氏の作品を読んだ事がない人にはあまりお勧めできない。というより、先に別のを読んだ方がより楽しめる。
ただ、少し軽すぎるような気がしないでもない。自分は少し物足りなかった。
短編モドキだと内容が軽くなってしまう傾向にあるのかな?
透明ポーラーベアは非常に良かったけれども、他の短編orモドキはあまり楽しめない。終末のフールも同様の印象。
次は重力ピエロのような長編を希望。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.11
(3pt)

いい意味で軽い話

三話目のフィッシュストーリーを読んで、明日自分が生きる事で世の中の何かが変わる可能性があるとゆうことを知りました。無駄な事なんてないんですね。誰かの些細な行動が全てを変える力をもってるんです。変な宗教の勧誘の様になってしまったけど、そんな事を考えさせられる美しい話を伊坂さんの才能によって相変わらずいい意味で軽く、オシャレに教えてくれます。四話目のポテチはいいですね。母親の愛を感じる作品でそれを上手く作品とリンクさせています。黒澤さんは恰好いいけど、僕は今村の方が人間らしくて好きかな。個人的に最後のセリフを読んだ時にウルウルきました。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027
No.10
(4pt)

1冊で何度でも楽しめる♪

どれも作者らしい発想のストーリーだと思った。特に表題作の「フィッシュ
ストーリー」の構成はすばらしい。二十数年前、現在、三十数年前、十年後の
4つの物語を組み立てたりつなぎ合わせたりするのは、読み手自身なのだ。
どうつながっていくのかを考えながら、そしてその裏に隠されたできごとを
想像しながら読むのは楽しかった。
最後に収められている「ポテチ」もよかった。飄々とした今村のキャラは最高。
ピタゴラスの定理には笑ってしまった。今村の心の中にある悲哀に気づかされた
ときはちょっとほろっときたが。
この本の中、あちこちに出てくる今までの伊坂作品に登場した人物を見つけるのも
楽しかった。(ただし、全ては無理だった・・・汗)1冊でいろいろ、何度でも
楽しめる♪そんな作品だった。
フィッシュストーリー Amazon書評・レビュー: フィッシュストーリーより
4104596027