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(短編集)
悲恋のシンドローム: 天久鷹央の推理カルテIV
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悲恋のシンドローム: 天久鷹央の推理カルテIVの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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ナンバリングとしては第四巻,通算としてはシリーズの五冊目で中短篇集となります. いつもの通り,終盤の一場面をプロローグに持ってくる演出から物語は始まりますが, その終盤,三篇目の構成上,冒頭で『さらに先』があることを知ってしまっているため, 事件が片付いたように描かれても,「まだ続くし」とやや冷めて映るのは残念なところ. とはいえ,ただ真相を明かすだけでなく,医学的な視点から本当の問題へ踏み込み, 関係者の心の問題を解き放ち,本当の『解決』とするあたりはこのシリーズならでは. 賑やかな日常へと還る中,スッと差し込まれるほろ苦くも爽やかな幕引きも好印象です. また,相棒にその役割を託した主人公と,その意図に気付き,見事に解決へ導いた相棒, その後の二人のやり取りには,徐々に積み重なる信頼と今回の彼女の対応への驚きが少し. ただ,取り上げられる症例や事情がかなり難解,そして複雑でやりすぎにも感じることも. このほか,最初の二篇は,同じく症例が難しい割にはミステリとの交わりが今ひとつ弱く, さらに,最後の三篇目もそうでしたが,伏線やトリックがわかりやすいのが気になりました. | ||||
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