(短編集)

深泥丘奇談

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

深泥丘奇談の評価:

3.54/5点 レビュー 37件。 D ランク

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平均点3.54pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 81〜85 5/5ページ
No.5
(2pt)

最後まで…

明らかに超常的で悪夢のような出来事なのに、
主人公は「ーーような気がする」と、呟く。
自分の感覚、記憶さえも確かではない、曖昧模糊とした恐怖の世界。

雰囲気は悪くない。
暗うつで、朦朧。
内田百けんや、漱石の『夢十夜』に通じる味わいがある。

しかし、おぞましい怪異や、暗示される秘密、その恐怖ついて
最後までなにもはっきりしたことは提示されない。

何も解き明かされないまま、謎が謎のままで終わる事で、
読み終えた後に、静かな衝撃を残す小説もある。

だが、この小説は、全てが「おもわせぶり」であり、「かたすかし」であった。
恐怖の設定も、どこかで見たり読んだりしたイメージが多い。
ある短編は、過去の忌まわしい思い出のイメージでさんざん引っ張っておいて、
最後はショートショートみたいな「ひと言」オチで終わり。
正直、呆れた。

まったく代価に見合っていない本。
深泥丘奇談 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 深泥丘奇談 (角川文庫)より
4041014743
No.4
(5pt)

こういう綾辻も良い

いわゆるホラー小説とはまた味わいの違う、作者初の怪談集ということだが、
思っていた以上の完成度の高さに驚いた。
こういう綾辻も良い、というか、もしかしてこっちが本領だったりするのだろうか?
短篇ひとつひとつが読みやすく、それでいて独特の余韻を残すものばかり。
怖い話、凄惨な場面もあるくせに、
どこか淡々・飄々としている語り口のせいで、そこに妙な滑稽味がにじみでてくる。
それらを続けて読むことで、全体が不思議なリアリティをもって、
えもいわれぬ「奇妙な世界」が立ち上がってくるのだ――。
こういう味の連作集、最近ではなかなか他に類を見ない気もした。

とにかく完成度の高い作品集であることは間違いない。
この本をどんなふうに愉しむことができるか、それは読者次第だろう。

祖父江慎の装幀の素晴らしさも加わって、
文句なしの星五つ、です。
深泥丘奇談 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 深泥丘奇談 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143277
No.3
(2pt)

最後まで…

明らかに超常的で悪夢のような出来事なのに、
主人公は「ーーような気がする」と、呟く。
自分の感覚、記憶さえも確かではない、曖昧模糊とした恐怖の世界。

雰囲気は悪くない。
暗うつで、朦朧。
内田百けんや、漱石の『夢十夜』に通じる味わいがある。

しかし、おぞましい怪異や、暗示される秘密、その恐怖ついて
最後までなにもはっきりしたことは提示されない。

何も解き明かされないまま、謎が謎のままで終わる事で、
読み終えた後に、静かな衝撃を残す小説もある。

だが、この小説は、全てが「おもわせぶり」であり、「かたすかし」であった。
恐怖の設定も、どこかで見たり読んだりしたイメージが多い。
ある短編は、過去の忌まわしい思い出のイメージでさんざん引っ張っておいて、
最後はショートショートみたいな「ひと言」オチで終わり。
正直、呆れた。

まったく代価に見合っていない本。
深泥丘奇談 (MF文庫ダ・ヴィンチ) Amazon書評・レビュー: 深泥丘奇談 (MF文庫ダ・ヴィンチ)より
4840143277
No.2
(5pt)

こういう綾辻も良い

いわゆるホラー小説とはまた味わいの違う、作者初の怪談集ということだが、
思っていた以上の完成度の高さに驚いた。
こういう綾辻も良い、というか、もしかしてこっちが本領だったりするのだろうか?
短篇ひとつひとつが読みやすく、それでいて独特の余韻を残すものばかり。
怖い話、凄惨な場面もあるくせに、
どこか淡々・飄々としている語り口のせいで、そこに妙な滑稽味がにじみでてくる。
それらを続けて読むことで、全体が不思議なリアリティをもって、
えもいわれぬ「奇妙な世界」が立ち上がってくるのだ――。
こういう味の連作集、最近ではなかなか他に類を見ない気もした。
とにかく完成度の高い作品集であることは間違いない。
この本をどんなふうに愉しむことができるか、それは読者次第だろう。
祖父江慎の装幀の素晴らしさも加わって、
文句なしの星五つ、です。
深泥丘奇談 (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 深泥丘奇談 (幽BOOKS)より
4840121745
No.1
(2pt)

最後まで…

明らかに超常的で悪夢のような出来事なのに、
主人公は「ーーような気がする」と、呟く。
自分の感覚、記憶さえも確かではない、曖昧模糊とした恐怖の世界。
雰囲気は悪くない。
暗うつで、朦朧。
内田百けんや、漱石の『夢十夜』に通じる味わいがある。
しかし、おぞましい怪異や、暗示される秘密、その恐怖ついて
最後までなにもはっきりしたことは提示されない。
何も解き明かされないまま、謎が謎のままで終わる事で、
読み終えた後に、静かな衝撃を残す小説もある。
だが、この小説は、全てが「おもわせぶり」であり、「かたすかし」であった。
恐怖の設定も、どこかで見たり読んだりしたイメージが多い。
ある短編は、過去の忌まわしい思い出のイメージでさんざん引っ張っておいて、
最後はショートショートみたいな「ひと言」オチで終わり。
正直、呆れた。
まったく代価に見合っていない本。
深泥丘奇談 (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 深泥丘奇談 (幽BOOKS)より
4840121745