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Y氏の妄想録



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【この小説が収録されている参考書籍】
Y氏の妄想録
Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫)

Y氏の妄想録の評価: 3.10/5点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

梁石日、異色の傑作!!

傑作中の傑作「血と骨」などで知られる梁石日の作品としては、異色作です。
が、決してハズレ作でも駄作でもありません。
現実と妄想の境界を、狂気と鬼気を孕みながら彷徨う主人公の姿を、濃密且つ淫猥、ときに暴力的に描く手腕は、さすが梁石日!!と唸らされました。
多くの方の御一読を乞います。
Y氏の妄想録Amazon書評・レビュー:Y氏の妄想録より
4344019261
No.5:
(4pt)

こういう系の梁石日は面白いです。

定年退職した男の転落人生です。

こういう系の梁石日は面白いです。

定年退職後,することもなくただ街を徘徊し,酒に溺れる生活の中で,家庭では,成人した子供達のしている仕事も知らず,家族からは疎まれるという男,Y氏が主人公です。ほわっとした終わり方を期待したのですが,やはりそうではないのですね。
Y氏の妄想録Amazon書評・レビュー:Y氏の妄想録より
4344019261
No.4:
(4pt)

こういう系の梁石日は面白いです。

定年退職した男の転落人生です。

こういう系の梁石日は面白いです。

定年退職後,することもなくただ街を徘徊し,酒に溺れる生活の中で,家庭では,成人した子供達のしている仕事も知らず,家族からは疎まれるという男,Y氏が主人公です。ほわっとした終わり方を期待したのですが,やはりそうではないのですね。
Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫)より
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No.3:
(4pt)

読後は暗澹たる気持ちになるのだが、これが現実なのかも知れない。

読後は暗澹たる気持ちになるのだが、もしかしたら、これが現実なのかも知れない。 サスペンスの要素もあり、全体に漂う雰囲気から、日常ホラー小説とも言える。 勤続37年で定年退職を迎えたY氏。 彼を待ち受けていたのは、社会の歯車から外れ、社会からも、家族からも疎まれるという現実だった。 妻からは、ご苦労様の一言も無く、娘と息子は怪しげな仕事に手を染め、Y氏の酒量は増していき、現実と妄想の境界を行ったり来たりする日々…
Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫)より
4344424212
No.2:
(4pt)

これもヤンソギル

久しぶりにヤンソギル作品を、読んだが、読後感は、この作品に関しては、無だった。 アカデミー作品の映画のバードマンを、思い出した。
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4344424212
No.1:
(5pt)

迫りくる過去―ある定年退職者の白日夢

本書は、推理小説家であり、

『血と骨』『闇の子供たち』などで知られる著者による

長編サンスペンス小説。

長年勤めた会社を定年退職した男性が、

家庭や会社の外の世界で、次第に精神の平衡を失う様子を、

硬質かつ濃密な文体で描きます。

うまく行かない再就職先捜しへの苛立ち

怪しげな会社に勤める長男や、夜遅く帰る娘たちへの不信

そして、どこまでも追いかけて来る過去―

終始重苦しく、張り詰めた雰囲気が漂っていましたが、

なかでも、初めて会ったにもかかわらず、主人公を自宅へ招く老人とのやりとりは、

とても印象深く感じました。

現代社会のある側面を描きつつも

同時に、因果応報譚を思わせる叙情に満ちた本書。

暗澹たる読後感にめげることなく、

多くの方に読んでいただきたい著作です。
Y氏の妄想録Amazon書評・レビュー:Y氏の妄想録より
4344019261

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