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六花の勇者6



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【この小説が収録されている参考書籍】
六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)

六花の勇者6の評価: 3.58/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(5pt)

この物語に一つの軸を作ってきたテグネウという凶魔

珍しい読み方かもしれないが、この巻で終止符を打たれるテグネウの人生にある程度感情移入して読むことになった。
 凶魔という長寿命、そしてテグネウの偏執的な『愛にトドメを刺す』というような願望がなければ、この六花の勇者の核となるアドレットとフレミーの関係性はありえなかっただろう。
 主人公の師匠から仕込みを始めていたテグネウの妄執には、流石に俺も降参するしかない。
 アドレットが徹底的に心を折られる場面は、テグネウ視点から見た場合、一つのカタルシスですらあるだろう。
 結局、自らが蒔いた愛の種によって、自滅するテグネウではあるが、最期に彼が思いを馳せたように、今後もこの物語の核となって続いていくのは、テグネウによって植え付けられた愛を失ったアドレット、そして愛した男に憎悪を向けられるフレミーの悲哀に違いない。
 六花の勇者の好敵手であったテグネウに代わるカーグイックは、戦力こそ大きいものの王道を行く凶魔であるようなので、これまでのような策略戦は望めないかもしれない。
 しかし、新しい軸となっていくのは、魔王、一輪の聖者、そしてアドレットに与えられた七番目の紋章の関係性であろうと思う。
 どうやらここにも愛が関係しているようなのだ。
 山形石雄という作家そのものが、愛という関係性をテーマにしているように思えてならない。
 それはテグネウがそうだったように、真正面からそれを論じる、恋愛小説のようなものではないのだが。
 捻れてひねくれた、『大切だからこそ周囲を歪ませ、巻き込み、壊していく』愛に似た何かをこれからもこの作品の中に見出し続けたい。
六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)Amazon書評・レビュー:六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)より
4086310562
No.5:
(5pt)

正直ここで完結してもいいのでは?

正直ここで完結してもいいのでは?と思うくらいの決着です。知恵を絞り全員が死力を尽くしての戦いの決着。賛否両論読んだ人には、それぞれの意見があるでしょうが私としては、騙すもの騙されるものだれもが物語の流れを担っており、責めることはできず一人ひとりに賞賛の言葉を送りたいくらいです。
 ここで完結でもいいのでは?と上で書いてありますが同時に更なる謎が提示され続巻が非常に待ち遠しく、心がすでに乾いていますw
 また、この巻では、それぞれのキャラクターの立ち位置も変わり、特に六花の勇者たちは不安定な立場に・・・。
 敵も正統派な感じながら、世界はさらに大きく傾いていきます。
 次の巻はどれくらい待つのかはわかりませんがはやる心を抑えつつ楽しみに待ちたいと思います。
六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)Amazon書評・レビュー:六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)より
4086310562
No.4:
(5pt)

愛故に負けたと思った者が愛を利用し愛故に殺される様は憐憫を誘われました、所詮愛を知らぬ者では愛を利用できなかったということなのでしょう。 ゴルドフは姫に裏切られた時愛を否定されただけでしたがアドレットの場合自身が愛を否定し、愛することすら忘れた状態なのでかなり深刻ですね、主人公達の愛の行く末も気になりますが読む手を止めさせないような謎とカリスマと策略を駆使する敵は出てくるのでしょうか心配です、恐らくテグネウの二番煎じになってしまうので出ないとは思いますがそれでは些か勢いが衰えてしまう気がしてなりません、大きな謎と作者の愛の造詣に期待しています。
六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)Amazon書評・レビュー:六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)より
4086310562
No.3:
(5pt)

区切り

衝撃の結末だった5巻から約八か月、待望の6巻が発売された。
七人目も明らかになりテグネウの軍勢も本格的に動き出し、物語は怒涛の勢いで進んでいく。
アドレットやテグネウ、ハンスなどの、お互いの策がぶつかり合う場面や、キャラクターの心情や表情などがひしひしと伝わってくる文章、イラストは、自分を含め、読者を強く物語に引き込ませた。
この巻では今まで明らかにされてこなかった謎なども解明し、テグネウも前線にきたことで、これまでの内容に終止符が打たれる。そして、また新たな謎が出てきて、これまでとは違った展開を想像させる、区切りの巻だった。
7巻も待ち遠しいが、今はより多くの人に、アドレット・フレミー・テグネウ・六花の勇者らを巻き込んだ、愛が起こした奇跡が描かれた約400ページを読み切ってほしいと思う。
六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)Amazon書評・レビュー:六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)より
4086310562
No.2:
(5pt)

実に予想外の展開。いったいこの先どうなるのか。

ようやく読了。 前巻のラストから今後どうなるのかと思ったが、長く引っ張った7人目の目的と黒の徒花、テグネウの件は今巻で解決して、アドレットは正気に戻って、無事元通り・・・ではなかった! 6巻かけて積み上げてきた〇〇〇〇〇と〇〇〇〇の関係が、ゼロどころかマイナスに戻ってしまい、更に先が読めなくなってきた。 次巻が待ち遠しい。
六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)Amazon書評・レビュー:六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)より
4086310562
No.1:
(5pt)

智力VS智力

前の巻から主人公のアドレットが敵になるとわかっていましたが、アドレットが敵になるとここまで厄介だとわ(笑)今回は言うなればテグネウとアドレットVSハンスですね。 もう、主人公がハンスなんじゃないのかってぐらいの勝負です。 そして、フレミーとアドレットの愛とは何なのか。 相変わらず最高に面白いです。 テグネウ編はここで決着が着きますがまたぞやアドレットにはたくさんの試練が…もう作者は主人公イジメが凄すぎますよ(笑)て言うか、アドレットとハンスの協力での戦いが好きなのでアドレット頑張って立ち直ってくれと思いながら次巻を楽しみに待ちたいと思います。
六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)Amazon書評・レビュー:六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)より
4086310562

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