熾火

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評判

熾火の評価:

3.75/5点 レビュー 12件。 B ランク

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平均点3.75pt

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全21件 21〜21 2/2ページ
No.1
(4pt)

ファンには滅法おもしろい

東直己が北海道警に対して非常に怒っているというのはウェブサイトに連載しているコラム「東直己の固ゆで日記」を読めばよくわかる。ぼくの住んでいるところには全然伝わってこないけれど、幾多の北海道民も怒りまくってるのだと思う。『熾火』は、ずばり、北海道警の腐敗にまきこまれた探偵畝原の物語である。東直己の描く探偵は「ススキノのおれ」と畝原の2シリーズあるが、このふたつは今までは交錯しているようでしていない微妙な関係だった。「おれ」が軽いタッチで身の回りのごたごたが発展した事件に巻き込まれるのに対して、畝原はアップ・トゥ・デートな事件を扱ってきたが、今回、間接的に出はあるにせよ二人は出会う。道警のどうしようもない腐敗に巻き込まれながら『ススキノ・ハーフボイルド』『駆けてきた少女』と東作品でここ2作つづいて、どうにも歯がゆい結果となっていた問題にも一応のけりがつく。探偵畝原の内面は物語のなかで常に語られるのではないが、語られるときには鮮烈で共感を誘う。しかし、物語の終盤は唐突だし、事件のきっかけとなった登場人物は最後には忘れらられた存在のようだ。これはちょっと、あんまりだなあ、と思う。上記2作を読んでこの小説を読むと爽快感は格別だけど、この本から読み始めたら、なにが面白いかきっととまどうに違いない。
熾火 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 熾火 (ハルキ文庫)より
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