探偵はバーにいる

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評判

探偵はバーにいるの評価:

3.30/5点 レビュー 69件。 E ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 41〜60 3/5ページ
No.46
(5pt)

さくさく!

「俺」がかっこいい。頭が良くて、ユーモアがあって、ニヒルで、(本人は認めないだろうけど)情に厚くて、色んな人を味方につけて活躍してしまうニューヒーロー。続編も読み進めてるところです。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.45
(5pt)

さくさく!

「俺」がかっこいい。頭が良くて、ユーモアがあって、ニヒルで、(本人は認めないだろうけど)情に厚くて、色んな人を味方につけて活躍してしまうニューヒーロー。続編も読み進めてるところです。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.44
(4pt)

紙の本も持ってるのに

Kindleでも読んでしまいました(笑)。

それくらいのめり込んでしまう作品だってことです!
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.43
(4pt)

紙の本も持ってるのに

Kindleでも読んでしまいました(笑)。

それくらいのめり込んでしまう作品だってことです!
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.42
(4pt)

飲んだくれの高等遊民が痛い目にあう話

主人公の“俺”はひょうひょうと生きていて、高等遊民のような、旗本退屈男のようなイメージです。
片付けが苦手で、部屋がぐちゃぐちゃに散らかっているので、男のV.I.ウォーショースキーのような感じもします。
無頼や自堕落を気取っている一方で、案外と人に親切で、たのまれたひとさがしを一生懸命がんばります。
北大を中退したらしいのですが、この人はいったいどうして北大の近くにある歓楽街に居続けて毎日飲んだくれているんでしょうか。
飛降りてしまおうか、という考えが一瞬浮かんだりするなど、“俺”が絶望感をかかえているのがちらっと垣間見えます。
そのへんのことがわかるのかどうか、シリーズの他の本も読んでみようかな、と思いました。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.41
(4pt)

飲んだくれの高等遊民が痛い目にあう話

主人公の“俺”はひょうひょうと生きていて、高等遊民のような、旗本退屈男のようなイメージです。
片付けが苦手で、部屋がぐちゃぐちゃに散らかっているので、男のV.I.ウォーショースキーのような感じもします。
無頼や自堕落を気取っている一方で、案外と人に親切で、たのまれたひとさがしを一生懸命がんばります。
北大を中退したらしいのですが、この人はいったいどうして北大の近くにある歓楽街に居続けて毎日飲んだくれているんでしょうか。
飛降りてしまおうか、という考えが一瞬浮かんだりするなど、“俺”が絶望感をかかえているのがちらっと垣間見えます。
そのへんのことがわかるのかどうか、シリーズの他の本も読んでみようかな、と思いました。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.40
(5pt)

セールに感謝!

kindleで読みたかった本がセールになってて嬉しい。

探偵好きとしては外せないシリーズ。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.39
(5pt)

セールに感謝!

kindleで読みたかった本がセールになってて嬉しい。

探偵好きとしては外せないシリーズ。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.38
(4pt)

面白かった。

北海道ローカルのハードボイルドなところが特に面白かった。続き読みます。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.37
(4pt)

面白かった。

北海道ローカルのハードボイルドなところが特に面白かった。続き読みます。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.36
(4pt)

映画ではまり、この小説で尚はまる

大泉洋の大ファンで、彼の映画や舞台、TVドラマ、
もちろん『水曜どうでしょうシリーズ』はTVも、DVDも欠かさず観ています。
私も、「一生どうでしょうします」の、一員なのです。

この小説の2作目の、『バーにかかってきた電話』が原作になった、
映画『探偵はBARにいる』は、
はっきりいって、最近の邦画のナンバーワンです。
贔屓目、ありますね!笑
しかし、大泉洋のファンではない友人や、
邦画NGの人にも、かなり魅了な作品となりました。
実際、『日刊スポーツ映画大賞』、『石原裕次郎賞』を頂いた作品となりました。
ですから、本好きな私は原作を読まずにはいられませんでした。
(申し訳ありません、それまで、原作を読んでいませんでした。)

先ずは、やはり、一作目の本作、『探偵はBARにいる』を。
シリーズものなので、やはり、こちらから読む事にしました。

最初は、ちょっと、場慣れしません。笑

宮部みゆきさん、東野圭吾さん、乃南アサさん、
などを熟読してきて、王道(東さん、失礼な表現、すみません!!)に
はまってましたので、
表現のストレートさ、下品さ、場末感、などに、あれ?あれ?と
戸惑いがありました。
が!しかし!
なんという、引き込まれ度!!!
読んでいるうちに、もう、ススキノへ、トリップしています!!
ススキノへは、行った事がないのに、もう、そこ、にいるような臨場感。

探偵なんかではない、なんでしょう、善良な一市民、でもない、
便利屋(私には、似非格闘家で不良の成り上がりっていうのがシックリきます。)が、
鼓舞奮闘しています。

俺と、一緒に悲しく、苛立ち、怒り、笑い、嘲り、侮辱し合いながら、最後には、
「あーー、良かったね、俺」(涙)と思いました。

大泉くんに、『俺』を重ね見して読んでしまったので、
ちょっとニヤ、ってな感じがあります。
でも、今後の作品の映画化も決まってる、との事で、どれが映画化になるんだ?
というのも気になって、ついて行かねば、と小説全部読む予定です。
この作品を読んだら、次を読まざるを得ません!!
気になって気になって仕方ありません!!

という事で、既に、『向こう端に座った男』『消えた少年』を読み終え、
『探偵はひとりぼっち』を今、読んでいる最中です。
そして、映画の原作になった、『バーにかかってきた電話』を、
先ほどアマゾンさんで、ポチッとしました。

やっぱり、映画ではない、小説の原作を読みたくなったしまったのです。
何故なら、今読んでいる、『探偵はひとりぼっち』の関係性がめちゃ複雑且つ、
これが、この先映画化されるのでは??と感じたからです。

この小説が分類されている、ハードボイルドっていうのですか?
ジャンル?というか、それって空気のような?と、正直解りません!

しかし、確実に言えるのは、小説の中で活きている人物が、この小説の中に、
生きている、のを、読んだ人が生かしている、のだと、思います。

私は、この先、この小説を、完読したいと思います。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.35
(4pt)

映画ではまり、この小説で尚はまる

大泉洋の大ファンで、彼の映画や舞台、TVドラマ、
もちろん『水曜どうでしょうシリーズ』はTVも、DVDも欠かさず観ています。
私も、「一生どうでしょうします」の、一員なのです。

この小説の2作目の、『バーにかかってきた電話』が原作になった、
映画『探偵はBARにいる』は、
はっきりいって、最近の邦画のナンバーワンです。
贔屓目、ありますね!笑
しかし、大泉洋のファンではない友人や、
邦画NGの人にも、かなり魅了な作品となりました。
実際、『日刊スポーツ映画大賞』、『石原裕次郎賞』を頂いた作品となりました。
ですから、本好きな私は原作を読まずにはいられませんでした。
(申し訳ありません、それまで、原作を読んでいませんでした。)

先ずは、やはり、一作目の本作、『探偵はBARにいる』を。
シリーズものなので、やはり、こちらから読む事にしました。

最初は、ちょっと、場慣れしません。笑

宮部みゆきさん、東野圭吾さん、乃南アサさん、
などを熟読してきて、王道(東さん、失礼な表現、すみません!!)に
はまってましたので、
表現のストレートさ、下品さ、場末感、などに、あれ?あれ?と
戸惑いがありました。
が!しかし!
なんという、引き込まれ度!!!
読んでいるうちに、もう、ススキノへ、トリップしています!!
ススキノへは、行った事がないのに、もう、そこ、にいるような臨場感。

探偵なんかではない、なんでしょう、善良な一市民、でもない、
便利屋(私には、似非格闘家で不良の成り上がりっていうのがシックリきます。)が、
鼓舞奮闘しています。

俺と、一緒に悲しく、苛立ち、怒り、笑い、嘲り、侮辱し合いながら、最後には、
「あーー、良かったね、俺」(涙)と思いました。

大泉くんに、『俺』を重ね見して読んでしまったので、
ちょっとニヤ、ってな感じがあります。
でも、今後の作品の映画化も決まってる、との事で、どれが映画化になるんだ?
というのも気になって、ついて行かねば、と小説全部読む予定です。
この作品を読んだら、次を読まざるを得ません!!
気になって気になって仕方ありません!!

という事で、既に、『向こう端に座った男』『消えた少年』を読み終え、
『探偵はひとりぼっち』を今、読んでいる最中です。
そして、映画の原作になった、『バーにかかってきた電話』を、
先ほどアマゾンさんで、ポチッとしました。

やっぱり、映画ではない、小説の原作を読みたくなったしまったのです。
何故なら、今読んでいる、『探偵はひとりぼっち』の関係性がめちゃ複雑且つ、
これが、この先映画化されるのでは??と感じたからです。

この小説が分類されている、ハードボイルドっていうのですか?
ジャンル?というか、それって空気のような?と、正直解りません!

しかし、確実に言えるのは、小説の中で活きている人物が、この小説の中に、
生きている、のを、読んだ人が生かしている、のだと、思います。

私は、この先、この小説を、完読したいと思います。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.34
(5pt)

はまった。

東直己さんの名前は存じていましたが、恥ずかしながら初めて拝見しました。そしてはまりました。今年(2012年)に入って初めて読んだのですが、すでにススキノ探偵シリーズを通しで2回読み、他のシリーズにも手を出しています。ちょうど読んだタイミングも良かったのでしょう。登場人物、舞台、世界観、文体等、「何で今まで読んでいなかったんだ」というくらいのはまりようです。ただ、読者は選ぶでしょうね。お酒を飲まない、あるいはあまり好きではない人が読んだら、どう思うのでしょうか。私はバーボンのストレートを片手に読んでいます。バカですね。内容に関するネタバレはしたくないので、この程度で。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.33
(5pt)

はまった。

東直己さんの名前は存じていましたが、恥ずかしながら初めて拝見しました。そしてはまりました。今年(2012年)に入って初めて読んだのですが、すでにススキノ探偵シリーズを通しで2回読み、他のシリーズにも手を出しています。ちょうど読んだタイミングも良かったのでしょう。登場人物、舞台、世界観、文体等、「何で今まで読んでいなかったんだ」というくらいのはまりようです。ただ、読者は選ぶでしょうね。お酒を飲まない、あるいはあまり好きではない人が読んだら、どう思うのでしょうか。私はバーボンのストレートを片手に読んでいます。バカですね。内容に関するネタバレはしたくないので、この程度で。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.32
(4pt)

酒が飲みたくなります

札幌、ススキノを舞台に、探偵というか便利屋というか職業やや不詳の「俺」という主人公が、人捜しをきっかけに、ある殺人事件にどっぷりと関わっていきます。

主人公が酒を飲むシーンがたっぷり出てきて、読んでいるととにかく酒が飲みたくなります。また、読んでいて気がついたのですが、まだ携帯電話が普及する前の時代(80年代前半頃)で、話の中に固定電話が度々出てきますが、携帯電話は全く出てきません。そのあたりも時代を感じさせて、面白いです。

色々なご意見はあるでしょうが、私は日本国内の話としてハードボイルドを描くのはそれほど容易ではないと思います。そのような中で本作は善戦していると思いますし、読んでいてとても楽しめました。

「探偵はBARにいる」という映画がありますが、映画の原作はこの作品ではなく、シリーズ第2弾(本作は第1弾)の「バーにかかってきた電話」だそうで、本作とは違う話のようです。この映画も見てみたいと思いますが、まずは原作の「バーにかかってきた電話」を読んでみたいと思います。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.31
(4pt)

酒が飲みたくなります

札幌、ススキノを舞台に、探偵というか便利屋というか職業やや不詳の「俺」という主人公が、人捜しをきっかけに、ある殺人事件にどっぷりと関わっていきます。

主人公が酒を飲むシーンがたっぷり出てきて、読んでいるととにかく酒が飲みたくなります。また、読んでいて気がついたのですが、まだ携帯電話が普及する前の時代(80年代前半頃)で、話の中に固定電話が度々出てきますが、携帯電話は全く出てきません。そのあたりも時代を感じさせて、面白いです。

色々なご意見はあるでしょうが、私は日本国内の話としてハードボイルドを描くのはそれほど容易ではないと思います。そのような中で本作は善戦していると思いますし、読んでいてとても楽しめました。

「探偵はBARにいる」という映画がありますが、映画の原作はこの作品ではなく、シリーズ第2弾(本作は第1弾)の「バーにかかってきた電話」だそうで、本作とは違う話のようです。この映画も見てみたいと思いますが、まずは原作の「バーにかかってきた電話」を読んでみたいと思います。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.30
(4pt)

重すぎないハードボイルドで、自分にはちょうどいいのないかな。

主人公の「俺」酒をいつでもあおっている。
朝食でもウィスキーストレート、ベーコンエッグとホットサンド。(もしかしたら美味しいかも、、、と思わないこともないが)
また、喧嘩も強い。
このあたりはハードボイルド的な主人公ですが、ストーリーは重すぎないハードボイルドという感じです。
あまり複雑にし過ぎてなく、素直に読み進めることができました。
一日で一気に読んでしまったことを考えると、面白かった、ということになります。

私は著者の作品を読むのは初めてでしたので、試しにもう一冊何か読んでから、再度評価します。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.29
(4pt)

重すぎないハードボイルドで、自分にはちょうどいいのないかな。

主人公の「俺」酒をいつでもあおっている。
朝食でもウィスキーストレート、ベーコンエッグとホットサンド。(もしかしたら美味しいかも、、、と思わないこともないが)
また、喧嘩も強い。
このあたりはハードボイルド的な主人公ですが、ストーリーは重すぎないハードボイルドという感じです。
あまり複雑にし過ぎてなく、素直に読み進めることができました。
一日で一気に読んでしまったことを考えると、面白かった、ということになります。

私は著者の作品を読むのは初めてでしたので、試しにもう一冊何か読んでから、再度評価します。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.28
(5pt)

歓楽街に住む人々を活写した秀作

本作品は、<ススキノ探偵シリーズ>の第1作で、1992年に発表されたものを、1995年に文庫化。
なお、私の読んだ2011年第31刷の「巻末解説」は、2011年の本シリーズ第2作の映画化を踏まえて書かれています。

本作品の舞台は、1980年頃の札幌の歓楽街「ススキノ」。
ここで探偵のような仕事をして暮らしている<俺>は、バーで大学の後輩から事件の依頼を受ける。
同棲している短大生の彼女が4日間も行方不明だというのだ。
調査を始めた<俺>は、預金口座への入金回数の多さから、彼女が性風俗の世界に足を踏み入れていると感づく。
さらに、数日前に起きたラブ・ホテルでの殺人事件と何らかの関わりがあることも分かってくるが…。

−−という設定ですが、2012年の現在の眼でみると、ありきたりな設定のような感じがします。
でも、1980年代初頭という時代では、親から十分な仕送りを受け、金銭的に苦労している訳でもない女子大生が、「いとも簡単に」性風俗の世界に入っていく、ということは、一般的ではなかったのでは。
「素人らしさが売りの性風俗」のはしりと言えるのではないでしょうか。

冒頭の「0章」というたった2行に記されているのは、当時の「性風俗」の状況、ということで、「性風俗」に着目しましたが、想像するに、ススキノに住む<俺>を取り巻く人々が携わっている様々な業態についても、当時の状況を活写しているのではないかと感じています。

「歓楽街」は、「外側」に住む人間にとっては、「客」としてお金を使うことを条件に、ほんのひとときだけを過ごすことが許される場所。
本作品は、その「内側」に住む<俺>が、「歓楽街」の「内側」を駆け回り、そこに住む人々の「喜怒哀楽」を道案内してくれます。
迎え酒も厭わない「酔っぱらい」である<俺>と、一緒に「酔う」ことのできる小説がここにあります。

探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.27
(5pt)

歓楽街に住む人々を活写した秀作

本作品は、<ススキノ探偵シリーズ>の第1作で、1992年に発表されたものを、1995年に文庫化。
なお、私の読んだ2011年第31刷の「巻末解説」は、2011年の本シリーズ第2作の映画化を踏まえて書かれています。

本作品の舞台は、1980年頃の札幌の歓楽街「ススキノ」。
ここで探偵のような仕事をして暮らしている<俺>は、バーで大学の後輩から事件の依頼を受ける。
同棲している短大生の彼女が4日間も行方不明だというのだ。
調査を始めた<俺>は、預金口座への入金回数の多さから、彼女が性風俗の世界に足を踏み入れていると感づく。
さらに、数日前に起きたラブ・ホテルでの殺人事件と何らかの関わりがあることも分かってくるが…。

−−という設定ですが、2012年の現在の眼でみると、ありきたりな設定のような感じがします。
でも、1980年代初頭という時代では、親から十分な仕送りを受け、金銭的に苦労している訳でもない女子大生が、「いとも簡単に」性風俗の世界に入っていく、ということは、一般的ではなかったのでは。
「素人らしさが売りの性風俗」のはしりと言えるのではないでしょうか。

冒頭の「0章」というたった2行に記されているのは、当時の「性風俗」の状況、ということで、「性風俗」に着目しましたが、想像するに、ススキノに住む<俺>を取り巻く人々が携わっている様々な業態についても、当時の状況を活写しているのではないかと感じています。

「歓楽街」は、「外側」に住む人間にとっては、「客」としてお金を使うことを条件に、ほんのひとときだけを過ごすことが許される場所。
本作品は、その「内側」に住む<俺>が、「歓楽街」の「内側」を駆け回り、そこに住む人々の「喜怒哀楽」を道案内してくれます。
迎え酒も厭わない「酔っぱらい」である<俺>と、一緒に「酔う」ことのできる小説がここにあります。

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218