銃・病原菌・鉄
評判
銃・病原菌・鉄の評価:
4.07/5点 レビュー 476件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全972件 221〜240 12/49ページ
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銃・病原菌・鉄の評価:
4.07/5点 レビュー 476件。 B ランク
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■本書の結論
歴史は、異なる人々によって異なる経路をたどったが、それは人々のおかれた環境の差異によるのもであって、
人々の生物学的な差異によるものではないということが本書の結論。
■1章
狩猟採取時代の生活については人類史の学者間でも意見が異なることがある。つまり、本書の主張が今後の研究
によって否定される可能性があることを頭に入れておく必要がある。
■2章
人間社会が環境によって多様化することは、ポリネシア(南太平洋の小さな島の集まり)のチャタム諸島とニュ
ージーランドの例でわかる。モリオリ族の住むチャタム諸島は寒くて農業に適した環境ではないため、彼らは狩
猟採取生活をしていた。一方ニュージーランドに住むマオリ族は農業をして生活をしていた。モリオリ族もマオ
リ族も、元々はアフリカから移住した同じ祖先と言われているため、マオリ族のほうが生物学的に優れていると
は考えられない。
■3章
スペイン人のピサロは黄金の都市と言われているエルドラードと呼ばれている地を目指して航海をしたところ、
インカ帝国に到達をした。インカ帝国に到着した彼らは、インカ帝国の王であるアタパルトをだまして処刑する
ことに成功した。インカ帝国は約8万人の兵士に対してピサロ率いるスペイン兵士は160人しかいなかったが
、文字文化・銃器・馬・鉄剣といった圧倒的な文明の差によりインカ帝国は制圧されてしまった。
■4章
帝国という政治形態が成立するにあたり、その地域に栽培可能な植物があることや家畜として育てられる動物が
いることが必須条件としてあげられる。狩猟採取時代は移動生活をしていたため、子供をたくさん産むことがで
きなかったが、農業によって定住が可能となったため人口が爆発的に増えたといわれている。
■5章
農耕文化の多くは独自に生み出されたものではなくて、他所から持ち込まれたものであると考えられている。
■6章
どのようにして、狩猟採取から農耕に生活をシフトしたのだろうか?
人々は、農耕を始めると同時に狩猟採取をやめたわけではない。つまり農耕を始めた当初は狩猟採取も継続して
いて、だんだんと狩猟採取の割合が減って農耕生活になったと考えられている。
農耕が広がった理由として主に3つ考えられる。
①狩猟可能な動物の絶滅
②農耕のノウハウの蓄積や道具の開発
③狩猟採取民族は農耕民族によって滅ぼされた。農耕民族は余暇が生まれて、暇な人が武器を作り始めた。
■7章
野生種のアーモンドは毒があり苦いが、栽培種のアーモンドは毒がない。これは、突然変異をした個体を人間が
掛け合わせたためといわれている。栽培種の植物は人間が食べるために、人間の都合のよいように品種改良がさ
れている。果物が甘い理由として、実を動物に食べてもらって、自分自身の種を遠くに運んでもらおうとするこ
とによって種の生存を目的としているため。
■9章
ユーラシア大陸では大型家畜が沢山種類がいたがアフリカやオーストラリアにはほとんど生息していなかった。
現代までに人類が家畜化に成功をしたのはメジャー5種と、マイナー14種しかいない。殆どの動物が家畜にな
れなかった理由の例として
①肉食動物はエサのコストが高いのでお金がかかる。
②成長速度が遅い動物は捕食までに時間がかかる。
③シマウマは人間が近づくとパニックを起こす。気性が荒い個体もいる。
④鹿などの群れを作る習慣のない動物は、人間に服従しようとしない。
などがあげられる。
■10章
南北に土地が広がっている南北アメリカ大陸やアフリカ大陸は、農業のノウハウの伝達に時間がかかったのに対
して、東西に土地が広がっているユーラシア大陸は、農業のノウハウ伝達にそれほど時間がかからなかった。東
西に土地が広がっていると、日照時間や気温気候、季節が大きく変わらないため農業のノウハウを流用しやすい
ため。また、ユーラシア大陸は農業のみならず、車輪や文字といった技術の伝達速度も速かった。
■11章
ヨーロッパでは狭い土地で家畜を育てていたので、歴史を通じてしばしば病原菌が流行することがあった。これ
によりヨーロッパの人々は世代をたつにつれて病原菌の抗体を作ることに自然と成功した。ピサロがインカ帝国
を制圧した時のインカ兵士の死因として、戦争による死よりもスペイン兵士による病気の持ち込みが原因で病死
した人の方が多いといわれている。スペイン人は自然と抗体を身に着けていたので死ななかった。
■感想
個人の能力や努力とは全く関係なく、偶然その環境に身をおいていただけで成功することって、日常生活でもよ
くあると思う。私は現在IT企業に勤めているが、IT業界に将来性を感じたからこの業界を選んだのではない。大
学受験でたまたまコンピューター系の学部しか受からなかったので、IT業界を選んだ。同じ大学のいろいろな学
部を受験したが、他の学部は全部不合格だった。私が受験生だった10年前はIT業界はあまり見通しが良くなかっ
た。しかし現在IT業界はAIや5Gといった10年前は想像がつかなかった新技術が登場し将来性が高い業界と言わ
れている。IT業界に身を置いているだけで、個人として優秀ではなくても下駄をはかせてもらえることが多く、
私は現在比較的イージーモードな生活享受できている。IT企業ならではの在宅勤務でコロナの心配もないし、通
勤がない分自分の自由な時間を確保できる。
ヒカキンさんをはじめとした古参Youtuberは、たまたまYoutubeというサービスをほかの人よりも早く使っていた
から成功したに過ぎないと思う。何が当たるかわからないのでとりあえずいろいろなことに手をだしてみるって
いうのも大事なのかなって思った。