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神話の遺伝子
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神話の遺伝子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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5~6年前にマスマーケットで『Pulse』を読んだ時は、日本語訳が出るとは夢にも思いませんでした。 Jeremy Robinsonは、James Rollinsと同系列に属するスリラー作家ですが、その才能は遠く及びません。 率直に言えば「B級作家」の域を出ず、James Rollinsが書いたベストセラー作品群のようなスリルを期待すると肩すかしを食らいます。 作風は、日本人作家に例えると、『リアルなんとか』でデビューした某山田さんみたいで、ストーリーにリアリティのカケラも感じられません。 要は書き方が下手なので、奇抜な発想を生かすことができず、導火線が湿ったまま凡庸なラストを迎えるワンパターン作家です。 もしJames Rollinsが同じ題材を扱えば、スリル満点の傑作になったでしょう。 先日、『神話の遺伝子』という邦題で翻訳が出たことを知り、読んでみました。 ネタバレしたくないので、ストーリーには触れません。 『神話の遺伝子』は、デルタ・フォースに所属する「チェス・チーム」の隊員が主人公です。 わずか5名のチームなのに、描き分けがいい加減なせいで、感情移入することは困難です。 そのため、シグマフォースの面々が頭に浮かぶと、チェス・チームは人類の危機には対処できそうもないボンクラ集団であることがよくわかります。 どんな危険が待っているのかわからないのに、予備の弾倉を携帯しないのは、軍人として失格でしょう。 読んでいると、確実にイライラしてきます。 なお、原書で読んだ場合の評価は星3つですが、日本語訳は星2つになります。 減点の理由は、翻訳が良くないためです。 同じ表現や訳語が繰り返し使われたり、日本語として不自然な文章が目に付きます。 また、翻訳者が女性だからかもしれませんが、銃器などの説明文に適切とは言えない表現があります。 「口径」などの意味を完全に理解されているのでしょうか? Jeremy Robinsonの英語は平易なので、ぜひ原書を読みましょう。 | ||||
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