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ようするに、怪異ではない。
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ようするに、怪異ではない。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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妖怪好きのハル先輩と妖怪嫌いの主人公が、日常で起こる不思議な出来事に挑戦する青春ミステリ。 早速言ってしまうが、この作者は取材や調査をほとんどしていないのではなかろうか。 舞台となる鳥取県、一人暮らしの生活感、空手、ミステリ、高校生活、妖怪etc, etc,....... とにかく「これってこういうものでしょ」程度の知識で書かれているような浅はかさがぬぐえない。 特に、「出来事が妖怪の仕業」としてしまうにはあまりにも説得力が弱く、 いくら妖怪好きのハル先輩が絡んでいるからといっても無理やりが過ぎる。 肝心のトリックも机上の空論で展開されているような仕組みばかりで、 しかも、情報開示はあまりフェアではない「実は~~でした」系の展開が多い。 特段に無理やりが過ぎるのが車のハイビームを使ったトリックで、 「そうはならんやろ」と突っ込まざるを得ない。 妖怪そのものの解説も、本で調べてそのまま書きました感が強く、 作者の中に知識として落とし込まれていないような様子もある。 また、個人的に気になる点としては空手が挙げられる。 登場人物の一人が空手の経験者で、主人公たちが暴力沙汰に巻き込まれたときのお助け役なのだが、 「殴る理由ができた」と言っては嬉々として相手を叩きのめしてしまう。 格闘技を1年でも経験すれば、「道場や試合の外で相手を殴ってはいけない」という精神が養われるはずだ。 格闘描写でも「ハイキックを繰り出した後、返す脚でかかと落とし」という描写がなされるが、 恐らく人体的に無理な動きになる。 何故なら空手のハイキックは基本的に回し蹴りだ。 弧を描く蹴り方から、どうやって鉛直方向にかかとを落とせるのか。 要するに、この作者にとっての空手は、「ニンジャが繰り出すカラテやジュージツ」レベルの認識だろう。 この作者にとっては格闘技として云々はなく、相手を叩きのめすための舞台道具なのだろうけど、 それなら喧嘩が強い幼馴染程度の描写にしておけば良いのではないだろうか。 加えて主人公が妖怪を嫌っている理由や、鳥取に転校までしなければならなかった背景が弱い。 辛い過去があったとして、それを辛いように描けていないし、 それについての主人公の心理描写がほとんど書かれていない。 結局は「主人公を妖怪嫌いにして鳥取に移動させるため」の口実以上になっていないのが残念だ。 主人公のみならず、登場人物たちの感情描写もおおざっぱであるように思う。 何か出来事があって、それに対する感情の動きが唐突すぎ、 情緒不安定まで行かずとも動機としては弱すぎるなあ……と感じた。 こういったリアリティのない描写がとにかく目についてしまい、 終始「浅はかだなあ……」と独り言ちてしまった。 正しくない描き方や、ふんわりとした心理描写、生活感、人物感等々、 総括するとこの小説は「ようするに、お粗末である」と言いたくなってしまった。 主人公やその友人たちのキャラクターを好きになれれば楽しめるのかもしれないが、 いちミステリ作として読んだ場合、私は褒められる作品ではないように感じた。 読んでいてやや不快だったので☆1。 | ||||
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タイトルから妖怪絡みのストーリーかと思っていたが、ちょっと甘酸っぱい香りがする、謎解きあり、恋愛感ありの楽しい青春ストーリー。 | ||||
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「ようするに、怪異ではない。」シリーズの第2弾。 「漂流する文車妖妃」「ヨーロピアンな迷い家」「駄菓子屋の倩兮女」「ある夏の日のがらんどん」の4話が収められている。 前巻にくらべると、ミステリ色が強くなっているように思う。しかも、それなりにレベルも高くなっているような。謎解きを十分に楽しむことができた。 | ||||
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ラストのお話は大変よかった。 だからこそなぜ一巻にこれを持ってこなかったのか問い詰めたい 多くの人は一巻で離脱し、優秀な今回の話を目にする人は少ないだろう ただ折角一巻を読んだ方はラストの話だけでもいいので見てもらいたい | ||||
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鳥取・境港にある高校を舞台とした妖怪ミステリである。 「歓迎のヤカンヅル」「コンビニの鎌鼬」「アフロの精螻蛄」「白に紛れる黒髪切」「謎を解く手の目」の5話が収められている。 いかにも妖怪っぽい事件が起こり、主人公の高校生が「怪異ではない」と解決する物語だ。話の雰囲気やネタはよく練られていると思う。 ただ、ミステリとしてはお粗末。きわめて物足りない。 | ||||
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つまらん。読み始めて直ぐにトリックがわかる。更に登場する空手の表現もコンビニの表現も、どちらも経験も取材もしていない只の想像。その想像がしょぼい。島根大学医学部より鳥取大学の医学部の方が近いし。かなりずさんな小説。 | ||||
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内容はこんなもんかな⁉️題名の通りでした。 短い時間にはいいよ | ||||
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自分が読むまで、時間がかかり、結局、続きを購入することになり | ||||
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ヒロイン・ハル先輩が、なかなかイイキャラです。 特に私は、続編「ようするに、怪異ではない。 ある夏の日のがらんどん」と二冊書店で手にして、 「あれ?、ポニーテールの女の子が、ショートカットになっている?・・・・」 で、二冊一気読み。 変人・ハル先輩も、単なる変人ではない、とても魅力的な人物です。 とはいえ!。 21世紀の現在でも、末尾に「角川文庫発刊に際して」の一文を掲げる角川文庫として、 そこ、ど~なのよ?(笑) と、ツッコミひとつ。 「白に紛れる黒髪切」は、眼の「暗順応」「明順応」を巡るトリックだと思うのですが、これムリッ!。 (ネタバレになりますので。皆さんも、ぜひ一読して、ツッコミを) 文庫として世に出る前に、編集者さんが作者にツッコミ入れて、書き直せなかったのでしょうか・・・。 「キャラクター小説」というジャンルでしょうか。もちろん、私も好きですから何冊も読ませていただいて おりますが、少々“粗製乱造”過ぎるかな・・・・という不安を、書かせていただきます。 そうそう、もうひとつ。 穴に落ちた冬目クンが見るものは!。 そこは、やっぱりハル先輩のパ〇チラでしょ~! | ||||
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角川のキャラクター文芸の広告を見てこの作品を知りました。 古典部やハルチカが好きなので読んでみたら、大当りでした。 なかなか面白かったです。 まさか、そんな事件が起きてしまうなんて! 読み終わってすぐにようするに、怪異ではない。 ある夏の日のがらんどん (角川文庫)を買いに本屋さんに行ってしまいました。 お勧めです。 | ||||
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美人オカルト大好き先輩×現実派探偵後輩の ライトな怪異ミステリ、シリーズ2作目。 基本テイストや方向性は前回同様。 ただ1作目と比べて、話し運びがよくなり 更にテンポ良く読みやすく、物語にのめりこみやくなった印象です。 また、掛け合いが増えて、さらにキャラの魅力が増してます。 一方、謎の造りは、オチがすぐに大体よめてしまい、 また厳密な論理というより”推測の延長”的な解決であるので、 解決のカタルシスが今ひとつでした。 ミステリはさらに遠いのてしまった。 | ||||
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オジサン読者としては。 そりゃあ!、海水浴ですか~と期待すれば、海釣り・・・・・。 おっ、今度こそ、浜辺でキャンプだろ~と思えば、山のバンガロー・・・・。 サービス・シーンを、ついつい期待してしまうのですが。 妖怪研究同好会の一大イベントといえば、やっぱり文化祭でしょ。 会として智恵を絞りに絞った“究極の”お化け屋敷を作るのだが・・・・・・という展開なんて、ドウデショウ?。 ホントウに。 高校3年間なんて、はるか昔のかなた。 もっと同級生の女の子たちとも、いろいろ話をしておけばよかったな・・・・と後悔しても、遠い過去。 先輩女子とも、気軽にお話できる身なんぞ、ウラヤマシ過ギル・・・・・。 ぜひ、続編でも、また楽しませてください。 | ||||
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どのキャラも「おれへんがな、そんな奴」と思いながら、近くにいると楽しい(うれしい)だろうなと思える、ほっこり系物語です。 | ||||
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まあ、ご都合主義とまでは言わないまでも、そんな奇縁はなかなかないです。 でも、それがよかったと思えるような、ほっこりとした物語ですね。 | ||||
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変態美人な先輩と探偵もどきの少年の物語 全体的な感想としては、ミステリー感はあまり強くなく、青春、日常の要素が強いと思います。 主な登場人物としては上記の2人に筋肉バカっぽい男子とおばぁちゃんっ子の少女がでてきます。 重い青春話やミステリーが苦手な方にオススメといった感じです。 言うのを忘れていましたが、非常に面白かったです。 | ||||
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ようするに、怪異ではない。 シリーズ2巻目です。 前巻同様ミステリー感はそこまで強くなく、人間ドラマに重きが置かれてるなと感じました。 この巻では前巻にさらに輪をかけて青春感がプッシュされてる感じでした。 ではその青春の出来はというと…うーんちょっとありがちな感じだなぁーと正直思いました。 それでも主人公とヒロイン的な人には重みが出たような感じがしたので、これからが楽しみです。 重い感じの青春ミステリーが苦手な人にはオススメだと思います。 手にとってみてもいいかもしれませんね。 | ||||
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不可能な事や不可思議な事を、妖怪がやったんだ!! と結論づける美人先輩と、現実を突きつける探偵役の後輩。 日常の謎でライトな怪異ミステリ。 ミステリという体裁をしている以上、犯人はまぁ妖怪ではない。 文中の怪異の扱いは、その不可思議現象をおこしそうな妖怪の名前と由来の紹介程度。 他方、謎の作りは少し雑な印象。テーマやオチが光る作品もあるものの、 不可能さや不可解さを十分表現しすぎる前に、謎解きにうつっていたり。 その推理が憶測に近く、他の可能性を排除しきれていなく、 導く情報(伏線や論拠)が乏しく、納得いかないモヤモヤ感あり。 この王道コンビと話のテンポの良さは、凄く好きなんですけどねー。 | ||||
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平凡な少年が変人の美少女に振り回されるという王道設定のミステリ。 怪異とリアルミステリの駆け引き、バランスが見事で、 どちらの要素が好きな人でも楽しめる良作。 ただ怪異小説ではないし、どちらかといえばラノベ寄りなので、 過度の完成度の期待は禁物。 ちなみに、奥付けにも書かれているが、本作、「ようするに、怪異ではない。」はエブリスタの「妖するに、怪異ではない。」の改題。 オリジナル版のほうがダサカッコよくて好きだったが、なぜ勝手に改題してしまったのか… 「よう怪」だなんて略称まで定着させているし…。 | ||||
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