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邪剣始末



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【この小説が収録されている参考書籍】
邪剣始末 (廣済堂文庫)
邪剣始末 (文春文庫)

邪剣始末の評価: 3.88/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

格好良いとは斯く言う事。

◯◯◯◯はいきなり名人だった。 かつてそう評され文壇デビューされた女流作家がいましたが、 山口恵以子氏もまさにその通りの方だと本作を読んで思い至りました。 いやはや、月下上海以前の書籍デビュー作! もっと評価されるべきです! 現代物も良いですが、時代物是非とも又手掛けて頂きたい。
邪剣始末 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:邪剣始末 (文春文庫)より
4167862018
No.4:
(5pt)

とてもおもしろかったです

時代ものはあまり読まないのですが楽しく読みました。次が読みたいです
邪剣始末 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:邪剣始末 (文春文庫)より
4167862018
No.3:
(5pt)

気っ風と蓮華

「蓮の花は強くて太い水茎を持ち、泥田の中でもこんなに美しい花を咲かせるのだ。ただ美しいだけではない。その根はおいしい食べ物になる。だからお釈迦様は、その敷物に選ばれて、蓮華の座にお座りになったのだよ。」
「れん。お前は人より辛く哀しい目に遭ってきた。だから、人より強く優しくなれるはずだ。お前はお釈迦魔に選ばれた、尊い蓮の花なのだよ。」
 蓮の花のいわれについてこれほど心を込めた文章に出会ったことはない。
 自分は、母親と同じく泥まみれでのたれ死にするはずだと思っていた少女の心が一気に転換する。

「その時、れんははっきりと心に誓った。この人のために生きよう。この人のために死のう。あたしは、この人のためならどんなことでもする。」
 こうして、新内流しをしつつ邪剣の始末にかける主人公「おれん」は生まれた。

 作者の心にも、蓮華の花が咲いているのではないか。
 活き活きしたテンポと気っ風は、その強さと優しさに後押しされているのだろう。
 だから、作中人物は、悪党までもが救われる。
 読み甲斐があった。合掌
邪剣始末 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:邪剣始末 (文春文庫)より
4167862018
No.2:
(4pt)

月下上海よりも

テレビの時代劇を見ているかのよう。登場人物が本から立ち上がって動き出しそうなくらいに、セリフも仕草もリアルだった。話題の「月下上海」より巧みかも。
邪剣始末 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:邪剣始末 (文春文庫)より
4167862018
No.1:
(5pt)

粋なおれんさんは由美かおる?!

時代物ですが、映画やドラマを見ているように、情景が浮かび、登場人物も魅力的で、面白く一気に読みました。元は脚本を書いていたとのことで、文章力もあるし、成る程です。
私は宮部みゆきが好きで、特に時代物が大好きなのですが、男女の区別なく、楽しめると思います。主人公のおれんさんのファンになりました。話の筋から、シリーズものにはならないかもしれませんが、次回作期待してます。
邪剣始末 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:邪剣始末 (文春文庫)より
4167862018

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