日はまた昇る

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評判

日はまた昇るの評価:

4.10/5点 レビュー 59件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 41〜60 3/4ページ
No.27
(4pt)

儚く美しいアメリカンバブルの記録。

二十世紀初頭パリに集った若きアメリカ人たちの酒と女と遊びの日々。旅と祭りの日々。

解説によれば、そんな狂騒が可能だったのはドル高を背景にアメリカより楽に暮らせたから。
まだ二十代のくせにみなやたら金払いがいい。

不況日本しか知らない日本の若者はどう読むんだろ。
主人公の年齢を一回り以上越え、暮らしに追われる身となったいま読み返してみると、共感はできない。
ちっ。おまえらもっと働けよ。

でも、自然描写の瑞々しさはやっぱりいい、と思った。
もっと抑制的な文章のような気がしてたけど、意外に冗長で甘い。
それも含めての瑞々しさなのかも。むだなところまで目と心が届いている、そんなあり方自体が若い。

二十代の日々の輝きややるせなさ、どうしようもなさをすべてひっくるめて見事に封じ込めた作品だと思います。
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
410210013X
No.26
(4pt)

男性性の回復を主題にしたと思われるヘミングウェイの処女長編

パリで主人公の男が友達と遊んだり、釣りにいったり、スペインで闘牛を観るというお話でした。が、私は最初全編を通読した時、個々のエピソードは明確で判り安いけれど、全体として何がテーマの小説なのかよく判らなかったので、後ろの解説を参照しながら読み返して何となくわかったつもりになりました。
全体のテーマとしては失われた男性性の回復が主題になっているようです。戦争で体の機能の一部が失われた主人公が男として復活できるかがこの小説の要諦になっていて、主人公が体験することも、例えばボクシングを観たり、釣りをしたり、闘牛を観たり、自転車競走のことを聞いたりとこの当時の男性向けスポーツが多数描かれていたり、男性性を強調するところが多く、また去勢牛についての雑談や釣りの「竿」、途中で主人公が読んでいるA・E・W・メイスンという作家が男のロマンを主題にした冒険小説を得意としていた人だったりということが「男性」の暗喩になっているようです。また最後に暗示されるエピソードも主人公のその後の未来をポジティブに描いているらしいです(が、ここら辺は読んだ人それぞれ意見が判れそうですが)。
これも解説に書いてあることですが、著者は氷山の海面にでている8分の1を描くことで水面下の8分の7を書くという作風だそうでかなりの精読を要しますが、それだけの苦労をして読む価値は十分あると思いました。個人的にはラウリー「火山の下で」以来の疲弊を感じました。新訳だそうですが、昔の訳は読んでないし原書も読めないので比較はできませんが、スラスラ読めていい訳だと思いました。ただ、一寸だけ出てくる伯爵のセリフで「〜じゃよ」という部分がありましたが、実際にこういう喋り方をする人はいないと思うので少し不審に思いました。この辺は訳者の方と編集者の方の見識を問いたいです。
ヘミングウェイは中学の頃ダラダラと読んで以来何十年かぶりで読みましたが、大変面白かったです。この人とフォークナーは新訳で且つ文庫で全部読めるといいですね。
日はまた昇る〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)より
415120069X
No.25
(5pt)

青春は二度と昇らない

自分にとってのヘミングウェイのベスト3の1つ。

スペインに行ったときに,ヘミングウェイの足跡をたどる時間がなかったのが残念。

一見、暗そうな話の中に、希望が見えて来るのがヘミングウェイの人間性の証しなのだろうか。
日はまた昇る Amazon書評・レビュー: 日はまた昇るより
4894569132
No.24
(5pt)

青春は二度と昇らない

自分にとってのヘミングウェイのベスト3の1つ。

スペインに行ったときに,ヘミングウェイの足跡をたどる時間がなかったのが残念。

一見、暗そうな話の中に、希望が見えて来るのがヘミングウェイの人間性の証しなのだろうか。
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
410210013X
No.23
(5pt)

人生に対する既視感と諦念、しかし、日はまた昇る

思いもよらぬことが起こっても、それはすでに知られていることである
人生に対するこんな既視感が小説全体をおおっている。
しかし、それでもなお人生が愛に見合う代物であることが感じられる作品になっている。

思いのままに過ごす若者が持つ虚無感とその中でなお湧きたつ生命の躍動を
誇張のないありのままのかたちで伝える文章。

いっそ爽快なくらいのショック
初めての闘牛で退屈したりしたら恥だぞ、ロバート
恋人を旅立たせて、ある男と馴染ませる

といった高見浩の訳語も良い。

戦傷で性行為不能となった主人公ジェイクが
享楽的に生きる奔放な友人たちをシェイクして、エゴの闘いの場にいざなっていく。
かれの人生観は、雄牛どもを闘牛場にいざなう去勢牛のものとも言える。

本当は、事態は不可避的に進み、主人公は常に受け身であるのに
むしろ蚊帳の外にいることさえあるのに
終盤で、自分が打算的にヒロインや仲間たちをわざと闘牛場にいざなったかのように言うさまは
人生に対する彼の大きな諦念を感じさせる。決して嫌味になっていない。

読後感が爽やかなのも
登場人物がみな魅力的であるからだろう。
ただ自堕落なわけではない、信頼を寄せるに足る善良さを芯に備えている。
日はまた昇る Amazon書評・レビュー: 日はまた昇るより
4894569132
No.22
(5pt)

人生に対する既視感と諦念、しかし、日はまた昇る

思いもよらぬことが起こっても、それはすでに知られていることである
人生に対するこんな既視感が小説全体をおおっている。
しかし、それでもなお人生が愛に見合う代物であることが感じられる作品になっている。

思いのままに過ごす若者が持つ虚無感とその中でなお湧きたつ生命の躍動を
誇張のないありのままのかたちで伝える文章。

いっそ爽快なくらいのショック
初めての闘牛で退屈したりしたら恥だぞ、ロバート
恋人を旅立たせて、ある男と馴染ませる

といった高見浩の訳語も良い。

戦傷で性行為不能となった主人公ジェイクが
享楽的に生きる奔放な友人たちをシェイクして、エゴの闘いの場にいざなっていく。
かれの人生観は、雄牛どもを闘牛場にいざなう去勢牛のものとも言える。

本当は、事態は不可避的に進み、主人公は常に受け身であるのに
むしろ蚊帳の外にいることさえあるのに
終盤で、自分が打算的にヒロインや仲間たちをわざと闘牛場にいざなったかのように言うさまは
人生に対する彼の大きな諦念を感じさせる。決して嫌味になっていない。

読後感が爽やかなのも
登場人物がみな魅力的であるからだろう。
ただ自堕落なわけではない、信頼を寄せるに足る善良さを芯に備えている。
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
410210013X
No.21
(5pt)

最後まで読め

普段あまり本を読まない人にもおすすめできる。
自分は文学的な批評は出来ないので、単純に言いたいことは「最後まで読め」です。
最終章は、本当にこの作品の総括。最後の台詞に鳥肌が立った。

『日はまた昇る』
The sun also rises.
日はまた昇る Amazon書評・レビュー: 日はまた昇るより
4894569132
No.20
(5pt)

最後まで読め

普段あまり本を読まない人にもおすすめできる。
自分は文学的な批評は出来ないので、単純に言いたいことは「最後まで読め」です。
最終章は、本当にこの作品の総括。最後の台詞に鳥肌が立った。

『日はまた昇る』
The sun also rises.
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
410210013X
No.19
(4pt)

ただよう哀愁

今まで、ゲームやテレビにはまってて読書とは小学生低学年以来疎遠になっていた自分。
このままじゃ良くないということで、なんとなく図書館でこの本を借りてきました。

ヘミングウェイにした理由は、名前は知ってるけど本を読んだことはなかったから。
で、読んだ感想ですが、正直なとこ、淡々とした語り口で読書始めには敷居が高かった;;

でも、巻末の解説で当時の時代背景を知ったことで、
第一次世界大戦後のアメリカに生きる30代前後のロスト・ジェネレーション感が伝わってきた。

そして、この本に出てくる登場人物はその後も同じような感じで生きていくんだろうなと。

晩年、ヘミングウェイは躁鬱により命をたったとのことですが、
この小説からもヘミングウェイの躁鬱感を感じました。
哀愁ともいえるのだろうけど、たまに読むぐらいがちょうどいいかも。
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
4102100059
No.18
(5pt)

再読で面白さ再発見!

初めて読んだのが、高校生の頃だったから今からもう数十年前のことになる。その時は、まだまだ洟垂れ小僧だったので、この本の面白さはからきしわからなかったし、読む終わるのに結構時間がかかったような気がする。再読してみてこの本の面白さに改めて気がついた。

 この数十年、個人的にいろいろと学ぶことがあったし、いろいろな経験を積んできた。いろんな本を読んできたし、この本の背景になっている歴史的状況もわかってきた。フランス、スペインの地名にも聞き覚え、見覚えのあるものが少なくない。
 だから、今回は一気に読み終えることができたのだと思う。それも、多くの興味と感慨を持って。

 恋多き女性ブレット・アシュレイと彼女を取り巻く元カレ、婚約者、元夫、行きずりの若き恋人、そして「僕」、個性的な彼らの熱情がスペイン・パンプローナのサン・フェルミンのフィエスタの始まりと呼応するかのように爆発し、そしてフィエスタの終わりとともに急速に冷めてゆく・・・・・。

 登場人物はそれぞれが何らかのコンプレックスを抱いている「失われた世代」の若者たちである。
その後、20世紀にはさらに大きな戦争があったし、21世紀までに、我々は何度かの局地的な戦争を経験することになる。いつの時代も若者は何かを得、何かを失っていく。

 私が読んだこの岩波文庫版は、1958年リリース時のものであるのにかかわらず、日本語訳が決して古臭く感じられない。それは、作家ヘミングウェイのたたみかけるような短いセンテンスのせいであろう。こういう簡潔な訳になってしまうのだ。

 時間をおいて何度か読み返したい名作の一つである。
日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)より
4003232615
No.17
(4pt)

この翻訳では、もう読めないの?!

当方にとっては、つつましやかながらもやや多感な10代後半に読んで以来、時々思い返すように拾い上げて新たに想いふけるという楽しみをもたらしてくれる名著だった訳ですが、最近「新訳」が出たことを知り、そちらと比較しながら「それじゃぁ、原文は?」ってんで、英文も買って読み、その結果、3冊所有という状態になりました…もぅ40代にもなったのに(苦笑)。
ズバリ言うと、最近の翻訳も良いのですが、大久保氏の翻訳も<かなりイケてる>と思うのです…私の印象+言語感覚だと。でもそれは恐らく、具体的な個々のセリフや訳の正確さといったレベルのみならず、レイアウトやフォントのスッキリ加減や読み手の立ち位置にも関わるモノでもある気がするので、万人に向けたレビューの公平性には欠けると思いますが、もし仮に「この翻訳/装丁では、今後入手できない」のであれば、寂しいと同時にももったいない、と思うのです…どうでしょうか?新潮さん?
あー、直接関係ないですが、この作者の他の有名な作品は、(日本語も含めて)あんまり好きでは無いんですよね…たぶん「重たい」からだと思いますが。
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
4102100059
No.16
(4pt)

これなら原典の良さを味わえるかも…

日本語訳を2種類読んだ後に「原文だと、どうなの?」との想いが消えず、原典を当たろうとペーパーバックなどを調べていたら、本書が<日本製>で買えると発見し購入しました…新刊でも安かったし(笑)。しかし、予期せぬ最大のポイントは、巻末に難しい(?)表現の「参考訳」がついていることで、私のような素人には大変にありがたいです〜!
この著作は(一般に)シンプルな表現がウリであると語られていますが、英文だと更に「力強さ」を感じる気がします。こんな簡素な単語/表現の羅列で「このような素晴らしい話」が描けるという事実に改めて感動…とは言っても「奥深さと難しさ」もありまして、英語力の弱い当方が読み進むのはいまだ難航中です(やや泣)。
日はまた昇る - The Sun also Rises【講談社英語文庫】 Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る - The Sun also Rises【講談社英語文庫】より
4770040555
No.15
(5pt)

*闘牛の熱気と釣りと人生!

『日はまた昇る』はあまりに有名な作品ですが、
大人になってはじめて読みました!
 最初、英語を朗読を聞きながら読みました。
そのあと意味の確認のために日本語訳も読みました!
 どこがどうという事はひと言では言えませんが、
心に残る作品!そこが名作の名作たるゆえんなのでしょうか、、、
 ともかく一度読むと忘れられない作品です。
『老人と海』が好きな方はぜひとも、、、
日はまた昇る - The Sun also Rises【講談社英語文庫】 Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る - The Sun also Rises【講談社英語文庫】より
4770040555
No.14
(5pt)

「男とは」!

いわずとしれたヘミングウェーの名作ですが、、、
女の立場で読むと、、、
ひたすらに「男の体臭」のようなものを感じます!
当たり前ですが、女性的感性をまったく感じないことに、
逆に驚きます!
軟弱な文学が多い昨今、真のハードボイルドを感じることができました!
日はまた昇る Amazon書評・レビュー: 日はまた昇るより
4894569132
No.13
(5pt)

「男とは」!

いわずとしれたヘミングウェーの名作ですが、、、
女の立場で読むと、、、
ひたすらに「男の体臭」のようなものを感じます!
当たり前ですが、女性的感性をまったく感じないことに、
逆に驚きます!
軟弱な文学が多い昨今、真のハードボイルドを感じることができました!
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
410210013X
No.12
(5pt)

熱気の舞台、傷ついた主人公

ヘミングウェイによる彼の代表作の一つ。
著者自身の実体験をモチーフにした作品。

「戦争で負傷し性行為不能になった」という主人公ジェイク。
彼を軸に元恋人や友人グループ達の人間模様を、
フィエスタに湧くスペイン、パンプローナを主な舞台に描く。

心にも体にも重い傷を負った主人公ジェイクと、元恋人のブレット。
お互い愛する人からその証を決して得ることができない。
苛立ち、諦め、そして絶望。
付かず、離れず、紛らわす。
その二人の微妙な距離感が何とも絶妙だった。

また、フィエスタの躍動感溢れる描写が素晴らしい。
活字からその熱気が、砂埃を通してビシビシ伝わって来るようだ。

さらにカフェと葡萄酒、そしてバラエティー豊かな料理の数々が非常に食欲を掻き立てる。
読んでいる間中、食べたくなり、飲みたくなった。
日はまた昇る Amazon書評・レビュー: 日はまた昇るより
4894569132
No.11
(5pt)

熱気の舞台、傷ついた主人公

ヘミングウェイによる彼の代表作の一つ。
著者自身の実体験をモチーフにした作品。

「戦争で負傷し性行為不能になった」という主人公ジェイク。
彼を軸に元恋人や友人グループ達の人間模様を、
フィエスタに湧くスペイン、パンプローナを主な舞台に描く。

心にも体にも重い傷を負った主人公ジェイクと、元恋人のブレット。
お互い愛する人からその証を決して得ることができない。
苛立ち、諦め、そして絶望。
付かず、離れず、紛らわす。
その二人の微妙な距離感が何とも絶妙だった。

また、フィエスタの躍動感溢れる描写が素晴らしい。
活字からその熱気が、砂埃を通してビシビシ伝わって来るようだ。

さらにカフェと葡萄酒、そしてバラエティー豊かな料理の数々が非常に食欲を掻き立てる。
読んでいる間中、食べたくなり、飲みたくなった。
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
410210013X
No.10
(5pt)

カッコ良かった、と思います。

P273〜の、主人公が人生観を語る部分が良い!と思います。言葉の使い回しがカッコ良く、考えさせられ、人生の一面をうまく表現していると思います。
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
4102100059
No.9
(5pt)

傑作

ざわめきと焦燥の文学。

主人公ジェイクの姿はヘミングウェイー自身か?

時に苦悩し自信回復したりを繰り返す。

「人生は祭りだ・・」この言葉の意味は、本書読んで初めて理解できるではないか? 

拳闘、牛追い祭り、恋愛、葡萄酒、渓流釣りと印象的なシーンが多い中、私は登場人物達がうまそうに飲む葡萄酒が印象に残っている。

いつか渓流釣りをしながら、冷やした葡萄酒を飲みたいと思いながら果たせないでいる。
日はまた昇る Amazon書評・レビュー: 日はまた昇るより
4894569132
No.8
(5pt)

傑作

ざわめきと焦燥の文学。

主人公ジェイクの姿はヘミングウェイー自身か?

時に苦悩し自信回復したりを繰り返す。

「人生は祭りだ・・」この言葉の意味は、本書読んで初めて理解できるではないか? 

拳闘、牛追い祭り、恋愛、葡萄酒、渓流釣りと印象的なシーンが多い中、私は登場人物達がうまそうに飲む葡萄酒が印象に残っている。

いつか渓流釣りをしながら、冷やした葡萄酒を飲みたいと思いながら果たせないでいる。
日はまた昇る (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 日はまた昇る (新潮文庫)より
410210013X