砂の器

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評判

砂の器の評価:

4.05/5点 レビュー 172件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全147件 141〜147 8/8ページ
No.7
(5pt)

TVドラマと比べてみましょう!

現在スマップの中居君主演で始まったTVドラマ、原作を呼んでみたくて購入しました。戦後の混乱が関連している内容ですが、ドラマは現代の内容でリメイク、オリジナルのストーリーがどのように今にあわせて演じられるのか、、、原作を知るとTVのほうにも更に興味がでてきますよ。それにしても原作の面白さには参りました。一度読み始めると上下終わるまで他のことが手につかないほど集中して呼んでしまいました。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.6
(5pt)

宿命

テーマは宿命である。生れながらにして前世により決まり、自分の力ではどうしようもないめぐり合わせである。名声を手に入れたものの地位を失うことの代償・固執。人間の姿が表されている。作者は犯人の内面心理を描くことよりも、刑事の捜査という謎解きの方に焦点を当てている。最後の最後まで読者は犯人の見当はつくものの、先述された出来事・事実は過去に何があったか明らかにされていないので数珠繋ぎのように一つ一つ点を線にし推理をする楽しみがある。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.5
(4pt)

加藤剛と昔日の日々を思い出す。

加藤剛主演で映画化された作品を学生時代に見ておりとてもなつかしく、再び購入して再読しました。後半の謎解きは文学生が低くなるものの、ハンセン病や社会の差別があったことを考える良い機会になりました。風化しない作品とはこのような作品でしょう。「白い巨塔」といい昔は問題を提起する素晴らしい作品があったとつくづく考えさせられました。清張作品でもベスト3に入る作品だと思います。
砂の器〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.4
(5pt)

社会派ミステリの傑作

単なる謎解きに終始するのではなく、そこに描かれた「人間の業」と深い悲しみは、読了後に読者の胸を深く打ちのめす迫力を備えている。「清張以後」という言葉すら産み出した氏の登場により社会派ミステリは一気に隆盛を迎え、その後に続く数多の傑作が生まれているが、同氏の描いた作品にはいつも息を呑むような精緻な心情描写があり、読了後の爽快な達成感とは程遠い「心の澱」が横たわる。溢れる涙で行間を濡らしたことも幾度かあれど、なお読み進めるのを止められない魅力が-この作品にはあるのだ。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.3
(5pt)

これは松本清張の傑作の一つ

 社会派推理小説家としばしば呼ばれる松本清張の代表作の一つに数えられてる秀出た作品と云っても過言ではないでしょう。かつて我が国にみられたハンセン病に対する過度の恐怖感と差別心、それが原因で殺人に至らざるを得なかった主人公の不幸な運命、と執筆当時にはまだまだ生々しい現実だったものが時間の経過とともに風化していきつつある今日、本書を今一度読み返してみる価値は十分にありましょう。
砂の器〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.2
(5pt)

社会問題と人間の心理をえぐり出す

以前映画で見たものであるが、原作のほうが緻密な展開である。また、映画では社会問題風のところが強調されがちであったような気がするが、原作ではあまりそうでない気がした。ただ、昔の作品なので、今の常識では若干異常と思われるような点も存在した。この小説はもとはミステリーものとしてあり、そこに社会問題を潜り込ませたような感じだ。あまりに善良な被害者をも殺してしまうようなほどに犯罪者の動機を形成させてしまうほどの圧力、または、出世主義にとらわれた人間の恐ろしさ、というものを感じさせる。もし自分だったら、確かに殺るだろう、ということを考えさせられる。いずれにせよ、出身などによって差別されない社会ができればいいのだが。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.1
(5pt)

この国は愛すべき国だったのだろうか

松本æ¸...張の推理小説で映ç"»åŒ-された作å"ã¯æ•°å¤šãã€æ¨ªæºé‡'ç"°ä¸€ã‚·ãƒªãƒ¼ã‚ºã¨æ¯"較ã-ても引ã'ã‚'とらない。作å"æ•°ã®å¤šã•は、それだã'多くのファンã‚'é­...了ã-ていたã"との裏づã'でもあろう。ã-かã-、陰影な映像というå...±é€šç‚¹ã‚'持つものの、é‡'ç"°ä¸€ã¨ã„うä¸-ä¿-離れã-たãƒ'ーローの存在がラストシーンで飄ã€...とã-た安堵感ã‚'残すのに対ã-て、æ¸...張のそれは、見たものの心に深いæš-é-‡ã‚'残す。推理作家というよりも社会æ'¾ä½œå®¶ã¨è©•される通り、松本æ¸...張は推理小説という形ã‚'とって、人é-"ã‚'追い詰める社会の構造や、追い詰められた人é-"の心のé-‡ã‚'描き出す作家であった。ï¼'00ï¼'å¹'の現在からï¼'8å¹'前のï¼'9ï¼-ï¼"å¹'に発表された「砂の器」は、映ç"»åŒ-されたその作å"ç¾¤ã®ä¸­ã§ã‚‚、特にå‚'出ã-たæ-¥æœ¬æ˜ ç"»å²ä¸Šã«æ®‹ã‚‹åä½œã¨ã„えるだろうã!€‚!è­¦è¦-庁会議室、コンサート会å '、父と子のæ"¾æµªã®ï¼"つシーンが交錯するクライマックス、åˆ'事役ã‚'æ¼"じる丹波å"²éƒŽãŒã¤ã¶ã‚„く「彼はもう音楽の中でã-か、父親に会えないã‚"だ」という台詞は、見たè€...の心ã‚'いつまでも離れずに余韻ã‚'残す。ã"の映ç"»ã§ã‚‚描かれるハンセン氏ç-...に対するéš"離治療は、欧米では実æ-½ã•れなかったものだが、æ-¥æœ¬ã§ã¯é•·æœŸé-"に渡って続ã'られて来た。現在ではまたè-¬ã«ã‚ˆã‚‹æ-©æœŸæ²»ç™‚でå...¨å¿«çŽ‡ãŒéžå¸¸ã«é«˜ããªã£ã¦ã„ã‚‹ãŒã€é•·å¹'に渡り適正な治療措置が採られなかったのは、社会的偏見が極めて強かったという背景がある。さらに、ã"のような映ç"»ãŒå­˜åœ¨ã-ながら、熊本地裁の原å'Šå›£å‹è¨'判決に対ã-て小泉総理が控è¨'å-りやめの決æ-­ã‚'下ã-たのは、ï¼'ï¼'ä¸-ç'€ã«å...¥ã£ãŸã¤ã„è¿'å¹'の出来事とã-て記憶にæ-°ã-いã€!‚<!P>å...ˆæ-¥ã‚る座談会で、å¹'é...ã®ãƒ'ネラーが「渋谷のé"端に座り込ã‚"だé‡'髪の若è€...の姿ã‚'見るととても悲ã-い、彼らはã"の国が嫌いなのではないか」と語っていた。その通り、きっと彼らの多くはã"の国が嫌いなのである。ï¼'8å¹'の月æ-¥ãŒéŽãŽåŽ»ã£ãŸä»Šã€é«˜åº¦æˆé•·æœŸã«æã‹ã‚ŒãŸã"の映ç"»ã‚'見て思うã"とは、ã"の国は愛すべき国なのだろうか、愛すべき国だったのだろうか、というã"とである。交響曲「運å'½ã€ãŒæ¼"奏される中、æ"¾æµªã™ã‚‹è¦ªå­ãŒå‡ºä¼šã†æ-¥æœ¬ã®é¢¨æ™¯ã¯ã€ã‚まりに悲ã-いã"の国にç"Ÿãã‚‹äººé-"の原型ã‚'描いている。ã"の国には、物が溢れ、人が溢れ、æƒ...報が溢れている。ã-かã-、そã"に暮らす人ã€...の心は幸せに溢れているだろうか。決ã-てå......たされるã"とのない砂の器というæ¯"å-©ã«ã€ä»Šã‚‚変わらないã"の国の姿があてはまã!‚‹!ように思えてならない。æ¸...張が、ã"の映ç"»ãŒæã„た「砂の器」とは、ã"の国にç"Ÿãã‚‹äººã€...の乾いた魂のã"とã‚'指ã-ているのではないのか。何æ•...ならば、そうã-た出来事が今æ-¥ã‚‚続いている。扉のå'ã"う、扉の中で、そのような出来事がかつてなくå¢-え続ã'ているようなæ°-がã-てならないのだ。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249