砂の器

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評判

砂の器の評価:

4.05/5点 レビュー 172件。 A ランク

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平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全147件 41〜60 3/8ページ
No.107
(4pt)

小説は意外とシュール

私が中学生だった頃、松本清張・野村芳太郎のコンビの映画「鬼畜」と「砂の器」の2本立てを観に行きました。「鬼畜」は、子供の虐待から捨てられるシーンが可哀想過ぎて映画館で大泣きしました。対して「砂の器」の方はその時は感動する程でも無かったのですが、周りの大人の観客は殆どすすり泣いていた記憶があります。
その後、テレビでも映画版を放映されているのを観て成る程あの時の大人たちが泣いていたことがある理解出来ました。

小説でも20年以上前に読みました。ストーリーが良く分かっているので、上下巻を1日で読んだのでしまって実は余り記憶にも留まりませんでした。今回これを1週間掛けてじっくり読んでみました。

先ず小説は映画とは違った作品と言えるでしょう。(因みにテレビドラマは全て全く観ていませんが。)

映画はハンセン病に冒された父と幼い息子がお遍路参りで放浪するのをクローズアップしています。これがこの映画の泣き場面。シナリオは、余計な話しを削ぎ取った2時間半に収まるようにまとめています。放浪する場面での日本の四季折々は観客を涙させるのには十分で映画賞を受賞するのは当然と言える作品です。

それに対して、小説は無駄な話しが多いです。本筋は映画と同じ蒲田操作場殺人事件からその解決までなのですが、もう一つの筋はヌーボーグループの不審死。やがてこの2つの事件が絡み合ってくるのですが、不審死には相当無理がある話しでシュールと言うか、どちらかと言えばS F的な要素があります。
本筋が社会派でシリアスなのに、もう一つがあり得ない話しなので、評価的にはどうなのかなと思います。。。超音波で人を殺すかって話しです!

本筋の方は本格的な推理小説です。これは評価出来ます。特に「カメダ」の解明や映画館への地道な捜査に至っては今西刑事の粘り強い聞き込みや推理が読み手を引き付けます。

不審死の話しは、折角の本筋の事件の足を引っ張っているようにしか思えませんでした。
なのでレビューは星4にします。

あと余談ですが、宮部みゆき氏は松本清張の大ファン。今回読んで彼女の代表作「火車」は本作品のオマージュであると気が付きました。主役の刑事が犯人の足取りを求めて各地方に聞き込みするのもそうですが、本作品でも行った大阪や伊勢にも行っている。それとラストシーンの犯人逮捕の情景は、空港と喫茶店との差があるが、非常に似ている。結構驚かされた次第です。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.106
(4pt)

音楽あるいはその才能について

戦争が終わって娯楽を求め始めた人々の要求に応えて出てきたのが、松本清張という巨人だった。時代を代表する名作であることは間違いない。読みやすい文章。読む者を引き込まずにはいない筋書き。昭和30年代という時代の雰囲気をよく写し取っている。戦後の荒廃からしだいに繁栄の兆しを見せて行く社会。庶民にも豊かな暮らしが待っているという夢を見させてくれる。さらにもっと先には和賀英良の婚約者の一族のような上流社会の人間にだってなれるかもしれない。しかし物語は、捜索が進むに連れて、秀夫という少年の生い立ちが語られ、読者は一気に戦前の世界に引き込まれる。病気の父と一緒に山陰の村々をさすらい歩き、6歳で駐在所に引き取られたあと姿を消してしまった。そしてこの少年が事件の鍵となる人物であることが次第に明らかにされて行く。その後30年経って、まさにこの男が上流階級への階段を駆け上がって行こうとするときに事件は起きた。6歳から30年の歳月の間には、大空襲で戸籍が焼け、終戦があり、自分が本当は誰であるかを意図的にはっきりさせないで人生を立て直して行こうとする人物の努力があった。発売直後に人々は、自分の人生に重ね合わせて涙を流しながら、あるいは溜め息をつきながらこれを読んだかもしれない。よくできた推理小説である。
しかしたった一つ、作者は大きな設定ミスを犯したと私は思う。この設定があったために、まるでこの小説の題名の砂の器のように全体がモロモロと崩れてしまうのである。それは音楽あるいはその才能というものがどういうものであるかについての認識である。戦後70年も経ち、街中には音楽教室が溢れ、たくさんの子供達が音楽教育を受けている。私もかつてはそうした子供達の中の一人だった。音楽を職業とすることはなかったが、音楽の上達というものがどんなことなのか、友人たちをずっと見てきた。音楽は3歳までに始めないと大成することはできない。才能があるというのはすなわち幼い時に始めたということである。脳の機能の研究からも今ははっきりわかっている。この小説のように6歳までさすらいの生活をしていた子供の脳に染み付いているのは、いわゆる民謡、村祭りの笛や太鼓の音だったろう。そのあとの年月で、どんなに頑張って西洋音楽を勉強しても、指導者に愛されるほどの才能が出てきようがないし、映画化された中のピアノ協奏曲の作曲や演奏は無理だ。ましてや原作で書かれているミュージックコンクレートにまで進めることなどない。作者は戦後の日本人が、頑張れば西洋音楽だってやれるんだと思ったのかもしれないが、文化の深さというものは付け焼き刃ではダメなんだということが、当時は分かっていなかったということであろう。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.105
(5pt)

秀作

モチーフは音

会話、方言
音楽(前衛音楽)
批評、言論
近所のうわさ
火災(空襲)

大作なので、少しずつ読むのがかんじん。
砂の器―長編推理小説 (1961年) (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 砂の器―長編推理小説 (1961年) (カッパ・ノベルス)より
B000JAMDRO
No.104
(5pt)

秀作

モチーフは音

会話、方言
音楽(前衛音楽)
批評、言論
近所のうわさ
火災(空襲)

大作なので、少しずつ読むのがかんじん。
砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9) Amazon書評・レビュー: 砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9)より
4334030092
No.103
(4pt)

読みやすい字体、字間、行間で気に入りました。

さくさく読み終えて、そのまま下巻も購入しました。ドラマ「砂の器2019」の前に読めてよかったです。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.102
(5pt)

砂の器2019年版のドラマを鑑賞する前に・・・

今回、砂の器2019版のドラマ化が決定したという事で、ドラマを観る前にどうしても原作を読んでみたかった。購入いたしました。
砂の器〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.101
(5pt)

『砂の器』2019年版のドラマ化を鑑賞する前に・・・

次世代に引き継がれる『砂の器』がドラマ化されるのでその前に原作を読みたいと思いました。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.100
(5pt)

清張先生が映画版を絶賛されたとか

よく映画の原作になりますが、この映画版だけは清張先生が絶賛されたとか。

映画版と比較されると、読み応えがあります。

米粒写経さんのネタでもよく出てくるので、お笑い好きさんにもおススメです。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.99
(5pt)

刑事&警察がいいなあ

松本清張の代表作でいまさら言うこともないのですが
私は交互に描かれる警察の捜査がワクワクでヌーボーグループは飛ばして
何度となく読みました。
のちに、横山秀夫のように警察内部の階級闘争とかいがみ合い
刑事たちの家庭的な悩みとか複雑にに絡み合うのを読んで
そう、警察官だって人間だもの と深く納得はしましたが
清張作品に登場する刑事はそういうの一切ないです
刑事たちは粉骨砕身犯人をあげるために一致協力して努力し
上司は部下を暖かく見守り家庭は円満、
いつもワンパターンにシンプルだからこれで事件の謎解きに集中できる
清張の刑事警察ものはどれをとってもほのぼのとした気持ちになれます。
砂の器―長編推理小説 (1961年) (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 砂の器―長編推理小説 (1961年) (カッパ・ノベルス)より
B000JAMDRO
No.98
(5pt)

刑事&警察がいいなあ

松本清張の代表作でいまさら言うこともないのですが
私は交互に描かれる警察の捜査がワクワクでヌーボーグループは飛ばして
何度となく読みました。
のちに、横山秀夫のように警察内部の階級闘争とかいがみ合い
刑事たちの家庭的な悩みとか複雑にに絡み合うのを読んで
そう、警察官だって人間だもの と深く納得はしましたが
清張作品に登場する刑事はそういうの一切ないです
刑事たちは粉骨砕身犯人をあげるために一致協力して努力し
上司は部下を暖かく見守り家庭は円満、
いつもワンパターンにシンプルだからこれで事件の謎解きに集中できる
清張の刑事警察ものはどれをとってもほのぼのとした気持ちになれます。
砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9) Amazon書評・レビュー: 砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9)より
4334030092
No.97
(5pt)

秋田への旅行に合わせて上下巻続けて読了。

読み進めて行くうちに、続きが気になって読むのを止められなくなる良いミステリー小説。
東京蒲田で起こった事件に対して、全国各地に捜査が広がり、また、日本の格差差別にまで切り込んでいくストーリー展開に感激。
砂の器〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.96
(5pt)

秋田への旅行に合わせて上下巻続けて読了。

読み進めて行くうちに、続きが気になって読むのを止められなくなる良いミステリー小説。
東京蒲田で起こった事件に対して、全国各地に捜査が広がり、また、日本の格差差別にまで切り込んでいくストーリー展開に感激。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.95
(4pt)

作者の代表作品の一つで、当時としては画期的だった筈。

思うようには進まない(結果が)小説と思った。
主人公の刑事が、線路沿いに探すシーンで
昔、ドラマで見たことを思い出した。
砂の器〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.94
(5pt)

凄い小説

何も言えないです。松本清張の最高傑作であることは間違いないです。
砂の器〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.93
(5pt)

40年振りに映画を見直して...堪らんですな。

立派な本です ! 見た目も中身も♪ 心に余裕がある時にじっくり読みふけりたい.....いつに成ることやら
松本清張全集〈5〉砂の器 (1971年) Amazon書評・レビュー: 松本清張全集〈5〉砂の器 (1971年)より
B000J97TUQ
No.92
(4pt)

今西刑事の事件解明に対する執念が印象的

この作品を読んで一番印象的だったのは、主人公今西栄太郎刑事の事件解明に対する執念である。自分の休暇を使って、自費で遠方まで調査に出掛ける仕事中毒ぶりが描かれている。ちょっとした事柄から、事件の鍵になりそうなことを次々と思いつき、遠方まで出張したりするが、それがことごとく空振りに終わっている。何度も挫折を味わいながら、あきらめずにとことん突き詰めていき、真相にたどり着くまでの長い道のりは読み応えがある。所轄の蒲田署の担当刑事である吉村との友情も作品を味わい深いものにしている。
今西刑事の執念の捜査を描いた警察小説の比重の大きい作品と感じたが、事件の背景には、現代でも問題になっているらい病のことや、戸籍制度の闇の部分など、社会派推理小説としての問題点の指摘もある。
さらに、現実的に可能かどうか、疑問を感じる部分もあるが、前例のない特殊な殺人方法が示されている点にも興味を引いた。
しかしながら、列車から線路に白いものを撒く女の記事から血の付いた衣服の処分を連想したり、近くのアパートに住んでいる自殺した女を列車の女と結び付けたり、押し売り撃退の話とトリックとを結び付けたりなど、ちょっと無理がある、強引ではと感じる箇所もあった。
砂の器〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.91
(4pt)

抜群のエンターテイメント性。ただ。。。

時代設定は古いが、2018年に読んでもエンターテイメント性は高く、読み出すと止まらない。犯人の動機、登場人物同士の関係など、読み終わってから振り返ると精巧な機械仕掛けのようで、「あれはこういうことだったのか」と何回も驚かされた。
ただ、「こんな偶然の出来事から手がかりを得られるのか?普通はないやろ」というようなところが何ヵ所もあるので、ミステリー通が評価するとどのようなものになるのかは少し興味がある。自分としては、そのような「偶然性」に依存した謎解き、ストーリー展開も含めて小説の形のひとつかと理解することにした。
砂の器〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.90
(5pt)

【猿のごとく読み、人のごとく考える・その329・322冊目】

・サノーさん一言コメント
「社会派推理小説という新ジャンルを拓いた巨匠が描く、人間の怒りと憎しみの連鎖と矛盾」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「老練な刑事とともに、複雑な事件を紐解いていきましょう。昭和の情景、当時の日本の旅情も楽しめる一冊です」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】

・サノーさん、ウノーさん読書会

サノーさん(以下サ):何百年、何千年と変わらない「人間という生き物」がいる一方で、人間を取り巻く社会やインフラ、テクノロジーは、ほんの数十年で「激変」する。
ウノーさん(以下ウ):昔、読んだ作品だと思ったのですが、いま読むと「昭和の世の中」が遥か太古のように感じられました。
サ:いかに、ここ数十年の「変化」が大きいのか、こういう「時代を超えた傑作」を読むと、はっきり認識できる。
ウ:やっぱり「インターネット」の発現と普及は、ほんの数十年前を「太古」にしてしまうほど「変化」だったんですね。
サ:通信手段も同じだ。固定電話も普及してないところから、一家に一台となり、電話ボックスにより外で会話できるようになり、衛星電話、携帯電話、ガラケーとなって「スマホ」に至ったわけだ。
ウ:この作品では、「昭和中期の社会」とインフラ、世相を楽しみながら、わずかな「手掛かり」から、真相に迫っていく推理小説の楽しさを堪能できます。
サ:重要な「証拠」だった「証言」や「物証」が「おとり」となり、些細な気づきや発想が「証拠」へと昇華していくストーリー展開は、名人の芸だといっていい。
ウ:時代の寵児、松本清張を楽しむには、うってつけの一冊です。
サ:日本の方言、言語の特性を「トリック」に利用し、読む人を惑わしていく。
ウ:伏線の貼り方も絶妙です。物語の「その時点」では、全く意味をなさない「描写」が、真相に迫った後に「重大な意味」をもつように仕組まれた構成は、真似できるものではありません。
サ:でも、読んでいて、つい思ってしまう。「これって、検索すれば、すぐわかるよな」と。
ウ:「もし、今西刑事がスマホを持っていて、地図検索できたなら」とか、どうしても連想してしまいました。
サ:さすがの清張さんも、よもや60年後のネットワーク社会を想定することはできなかった。
ウ:想定する必要もありませんし。その時代を写し取り、その時代の矛盾を「推理小説」という形式で発表しつづけたのですから、いま読んでも「別の面白さ」が響くわけです。
【了】
砂の器―長編推理小説 (1961年) (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 砂の器―長編推理小説 (1961年) (カッパ・ノベルス)より
B000JAMDRO
No.89
(5pt)

【猿のごとく読み、人のごとく考える・その329・322冊目】

・サノーさん一言コメント
「社会派推理小説という新ジャンルを拓いた巨匠が描く、人間の怒りと憎しみの連鎖と矛盾」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「老練な刑事とともに、複雑な事件を紐解いていきましょう。昭和の情景、当時の日本の旅情も楽しめる一冊です」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】

・サノーさん、ウノーさん読書会

サノーさん(以下サ):何百年、何千年と変わらない「人間という生き物」がいる一方で、人間を取り巻く社会やインフラ、テクノロジーは、ほんの数十年で「激変」する。
ウノーさん(以下ウ):昔、読んだ作品だと思ったのですが、いま読むと「昭和の世の中」が遥か太古のように感じられました。
サ:いかに、ここ数十年の「変化」が大きいのか、こういう「時代を超えた傑作」を読むと、はっきり認識できる。
ウ:やっぱり「インターネット」の発現と普及は、ほんの数十年前を「太古」にしてしまうほど「変化」だったんですね。
サ:通信手段も同じだ。固定電話も普及してないところから、一家に一台となり、電話ボックスにより外で会話できるようになり、衛星電話、携帯電話、ガラケーとなって「スマホ」に至ったわけだ。
ウ:この作品では、「昭和中期の社会」とインフラ、世相を楽しみながら、わずかな「手掛かり」から、真相に迫っていく推理小説の楽しさを堪能できます。
サ:重要な「証拠」だった「証言」や「物証」が「おとり」となり、些細な気づきや発想が「証拠」へと昇華していくストーリー展開は、名人の芸だといっていい。
ウ:時代の寵児、松本清張を楽しむには、うってつけの一冊です。
サ:日本の方言、言語の特性を「トリック」に利用し、読む人を惑わしていく。
ウ:伏線の貼り方も絶妙です。物語の「その時点」では、全く意味をなさない「描写」が、真相に迫った後に「重大な意味」をもつように仕組まれた構成は、真似できるものではありません。
サ:でも、読んでいて、つい思ってしまう。「これって、検索すれば、すぐわかるよな」と。
ウ:「もし、今西刑事がスマホを持っていて、地図検索できたなら」とか、どうしても連想してしまいました。
サ:さすがの清張さんも、よもや60年後のネットワーク社会を想定することはできなかった。
ウ:想定する必要もありませんし。その時代を写し取り、その時代の矛盾を「推理小説」という形式で発表しつづけたのですから、いま読んでも「別の面白さ」が響くわけです。
【了】
砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9) Amazon書評・レビュー: 砂の器 (カッパ・ノベルス 11-9)より
4334030092
No.88
(5pt)

大変喜んでおります。

母に頼まれて、購入しました。
「こんな立派な本が来ると思わなかった。」と、大変喜んでおります。

また、別の作品を購入したいと思います。
松本清張全集〈5〉砂の器 (1971年) Amazon書評・レビュー: 松本清張全集〈5〉砂の器 (1971年)より
B000J97TUQ