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使命と魂のリミット



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【この小説が収録されている参考書籍】
使命と魂のリミット
使命と魂のリミット (角川文庫)

使命と魂のリミットの評価: 3.97/5点 レビュー 245件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全181件 181~181 10/10ページ
No.1:
(4pt)

ちょうどよい緊張感が最後まで味わえます

頼もしかった最愛の父が、大動脈瘤の手術の後にあっけなく逝って10年。
当時中学生だった夕紀は、帝都大学病院で研修医として、父の執刀医だった
教授・西園に指導を受けていた。素晴らしい技術を持つ西園に対して
夕紀はひそかにある疑惑を抱いていた。
「父の手術のとき、先生は、もしかしたら…」。そしてふと思い出す中学時代の記憶。
喫茶店で執刀前の西園は、夕紀の母とふたりきりで喫茶店で話をしていた。
あのときの西園と母の表情…。
そのころ、帝都大学病院の看護師・望の恋人となった穣治は、病院で近々
財界の大物の大手術が予定されていることを知り、詳しいことを聞きたがったり
手術室をこっそり見たいと言い出す。彼は何を知ろうとしているのか?
そして、西園が執刀し、夕紀も立ち会う、運命の大手術の日がやってきた。
穣治も、ある決意を胸に秘めてその日を迎えた。
というわけで、ほぼ病院内を舞台にしたサスペンスです。心臓外科手術の緊迫感の中、
過去のしがらみを持つ人たちの思惑が絡み合い、ある事件へとつながっていく
流れはスムーズで読みやすく、東野さんらしい医療エンタテイメントとして
一気に読めます。ラスト近くでは、医師とは、人の命と対峙することとは、
というテーマにも重くならない程度に触れられており、ちょっとした感動も
ありました。映画化されそうな感じのストレートでぶれのない物語でした。
 
使命と魂のリミットAmazon書評・レビュー:使命と魂のリミットより
4103031719

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