■スポンサードリンク
(短編集)
黒笑小説
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
黒笑小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 81~93 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ありそうでなさそうな、あるいは本当にありそうな話を集めた13編の短編集。爆笑と言うよりはクスリと笑うという感じだろうか。作品のテイストとしては、奥田英郎の「空中ブランコ」に近い。アニメのキャラクター商品に振り回される「臨界家族」は、身につまされた。2時間程度の移動のお供に最適な作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾のユーモア短編集は以前「快笑小説」を読んだ事があるが、そちらの方がはるかに面白かった。今回は文壇ネタが多すぎる。普段文芸誌等を愛読しているファンにとってはシニカルな内容でニヤリとさせられるのも多いだろうが、一般ファンにとってはつまらないのではないか?文学賞受賞をめぐっての虚虚実実のかけひきなど、内輪ネタになっている気がする。僕は「モテモテスプレー」「ストーカー入門」が面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
毒筆が冴え渡る13の短編集です。下ネタから文壇裏事情まであり、とても気楽に読める一作です。笑いがほしい時お勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリアスな東野作品しか読んだことがなかったので、新鮮でした!「黒笑小説」とはうまいタイトル!笑うに笑えないブラックな短編集。文壇の裏事情を描いたいくつかの短編は出版社の方でも冷や汗モノだったと思いますが、それでも出版に踏み切った集英社さんに拍手~!!中でも感性の古くなったベテラン作家を切るべく、感性を見極める偽の“新人賞選考会”を開く「選考会」と、次々とアニメキャラクターの玩具が売り出され、すべてを買わざるを得ない状況に追い込まれていく「臨界家族」は確かに“黒笑”してしまいました。「線香花火」のタイトルのうまさも光ります。ただし・・・おふざけが過ぎているというか、暴走気味なものがあったことも確か。「インポグラ」「モテモテ・スプレー」あたりは別の意味での“黒笑”・・・。良くも悪くも黒笑させる、これって狙ってるんでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もともと「毒笑小説」「超・殺人事件」など、ブラックユーモアにも冴えを見せる東野さんの、一段と過激な濃い濃いブラックな笑い。まさに黒笑、絶妙のタイトルです。 一つ一つのエピソードは短いのでさくさく読めます。お勧めエピソードは「線香花火」「ストーカー入門」「笑わない男」「選考会」どれも笑いの中、意味深なラストを迎えます。一のお勧めは「シンデレラ白夜行」なんかこれの長編が読みたいのは私だけでしょうか(笑)。 あとおまけで唐傘ザンゲ「虚無僧探偵ゾフィー」たる小説も読んでみたいなあ。まあ無理でしょうけど(笑)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルどおり、実にブラックな作品ばかりの短編集です。「白夜行」の作風をシンデレラの世界観に適用した「シンデレラ白夜行」や、はじめからキャラクター商品を売り出すことを前提にしてアニメを製作する玩具会社の陰謀に振り回される家族を描いた「臨海家族」あたりもインパクト抜群ですが、やはり特に黒いものを感じるのは、作家や編集者たちの思惑を描いた文壇事情関連の作品ですね。運良く小説の新人賞を受賞しただけで編集者からはまったく注目されていないのに、自分は大作家の仲間入りを果たしたと錯覚し、勤めていた会社を辞めて創作活動に専念しようとしてしまう新人作家の話。何度か文学賞の候補になったことがあるが結局受賞したことはなく、最近では感性が鈍ってきたとして編集者からは「過去の人」として扱われているが、本人としてはまだ売れてた頃と同じ感覚をもってしまっているベテラン作家。細かいところだと、ある女性作家で、文章は稚拙でストーリーの構成力もないが若くて美人であるため、最大限彼女をバックアップしてアイドル作家に仕立て上げようと企む編集者の描写なんかもありました。さすがに・・・ちょっと笑えませんでした、はい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
確かにさくさく読める。……けど、小松左京筒井康隆星新一を読み返してりゃいいや、と思ったのは私だけだろうか。よくも悪くもノスタルジック。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ブラックユーモア?はたまた痛烈な皮肉話とでも言おうか。作者の毒舌ならぬ毒筆が冴え渡る。読んでいて胸にグサッとくる人もいるのでは?どの話も笑える。だが、おかしいだけではない。その中にはよく読むと恐ろしいことまで書いてある。ある薬の話・・・。もしこういう薬が本当に出来たなら、世の男性たちはパニックに陥るだろう。もちろん女性は大歓迎♪「東野さん、ここまで書いてしまっていいの?」この作品を読んだ人は、きっとそう問いかけたくなるに違いない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野作品を初めて読んだのが短編だったので少し懐かしかったです。短編なのに次の話が気になって一気に読んでしまいました。東野作品にはいつも寝不足にさせられます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まずは各編のタイトルを見てびっくり。『巨乳妄想症候群』『インポグラ』『シンデレラ白夜行』…。「ちょっと暴走気味?」との第一印象を受けましたが、『笑うセールスマン』を髣髴とさせるブラックユーモアにあふれる滑稽、意外に奥深い短編の数々でした。一度の受賞で大物気取りの新人作家、過去の栄光にすがる小説家など「こういう人、いるよね」的な人々の悲劇が描かれており、「自分もこんな風に思われていたら…?」と思わず胸に手を当てたくなります。あらゆるモノが巨乳に見える病気に罹った男を描いた『巨乳妄想症候群』、逆バイアグラのもたらす新たな社会現象を描いた『インポグラ』では、男の単純な心理が描かれており、思わず苦笑してしまいます。すでに『白夜行』を読まれた方、『シンデレラ白夜行』は必見です。あの雪穂がシンデレラとして蘇ります。短編集ということもあり、とても気楽に読めるお勧めの一作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ブラックユーモアたっぷりの怪笑小説に続く第2弾?現実世界を風刺した作品や読後しんみりしてしまう作品らを集めた短編集。シリアスな作品が真骨頂の東野さんはユーモアもまた絶品です。東野さんが作品中で作り出す造語はセンスよくしかも笑える。いままで東野さんのシリアスな作品ばかりを読んできた人にはぜひ読んで欲しい作品。前作「怪笑小説」のように各作品の最後に「あとがき」がないのが残念! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「冷蔵庫を開けたら巨乳が二つ並んでいた。」(巨乳妄想症候群より)「下半身? というと、あっちのほうか」 (インポグラより)などなど、今までにない下ネタ満載のブラックな短編集です。文壇事情が5本と多い気もしますが話はリンクしており、『選考会』では、え!マジ!?そう来るかー、寒川先生・・・。という内容です。文中の『虚無僧探偵ゾフィー』がとっても気になります。僕的には『臨界家族』がおすすめです。3年後の自分家を見ているようで・・・。うちは男の子ですが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾さんの短編集。20ページ程度の短編が13編あり。楽しめました。小説の賞の受賞者発表のお話では編集者の本音と建前があらわれていました。実際水面下ではこういうやりとりがあるんだなーと思いました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!