火星に住むつもりかい?

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評判

火星に住むつもりかい?の評価:

3.63/5点 レビュー 105件。 A ランク

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平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 21〜37 2/2ページ
No.17
(3pt)

ちょっとガッカリ

久しぶりに長編を読みました。
序盤はかなり胸糞展開が続くため、展開が変わるまでに読む気が失せちゃう人もいるかもしれません。でも、いつもの伊坂作品通り、読み進めるほどに「あ!そうなの!?」「あー!さっきのアレか!」と繋がっていく快感はあります。今作もそういったうまい伏線回収が要所要所に散りばめられ、私もなかなかに楽しめました。
ただ、ちょっと雑かなぁ。この人はじゃあこれでおしまいね。次はこの人、はいはいこーしてあーして。次はこっちが…と、プラモデルを完成させるが如く部品を揃えたみたいな読後感が残念でした。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
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No.16
(3pt)

伊坂幸太郎の挑戦なのか

平和警察なる魔女狩りを合法としたような権限を持つ警察機構になじめるのかどうか。その世界に浸かれるのかは読者の側にゆだねられている。
この小説において平和警察といわれる部署は怪しいと思われる人物を徹底的に拷問し、拷問に屈服し自分がやりましたと白状すれば群衆の前でギロチンで
処刑することができる。そういった設定になっている。
この設定に説得力があるか、そこを読者が納得できるかが面白いと思えるかの境界線だと私は思いました。
この小説を読みながら、伊坂幸太郎は自分の得意な分野や人物、展開などを制限しているように思えました。
彼が得意とする80年代のミュージック、ちりばめた伏線の回収、ユーモア、どことなく村上春樹な文章。
そういったものを制限するように意図的に自分に課したような気さえするほど、この小説は伊坂幸太郎の匂いがしません。
ほかの作家の方でも、自分のスタイルに限界を感じ、今までとは全く別の作品を発表することはままあります。
また、滑らかな曲線で作風を変えていく作家も珍しくありませんが、そういった書きなれたものを捨てて、自分を制限した作品というのが
売れっ子作家さんの作品には節目節目に見られます。この作品も伊坂幸太郎の挑戦なのかもしれない。
そう思えてなりません。伊坂幸太郎としては物足りません。ゴールデンスランパーのような完成度もないですし、鴨とアヒルのような完成されないなかでも
充分といえるエネルギーもないです。ただ作家として殻を破ろうとしているのは感じました。
こういった実験的な作品、制限された作品のあとに自分を解放した作品が名著になることは、よくあると思います。
他の方のレビューを見て、本当に愛されている作家さんだなぁと思いました。
私が言うまでもないですが、次回作に期待です。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
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No.15
(3pt)

監視しあう社会の恐ろしさ・・・

住人同士が監視しあう社会。密告された者は、拷問され身に覚えのない罪を告白させられる。そして、その先に待っているのはギロチンによる処刑だった・・・。「平和警察」と呼ばれる組織は暴走を続ける。だが、その組織に敢然と立ち向かう正義の味方が現れた!はたして彼の正体は?

世の中の平和を保つため危険分子を取り除こうとする。だが、それはしだいにエスカレートし、罪のない者まで捕えられ処刑される事態となる。けれど、一般市民はそれをおかしいとは思わない。「あの人は危険人物だったのだ。」と納得してしまう。まるで、集団洗脳だ。「何が正義なのか?」その定義さえあいまいになって来る。このような状況も、そして処刑の描写も、読んでいて背筋がぞっとした。相互監視、密告、規制強化・・・。現実社会でこれほど極端なことは起こらないだろうとは思う。けれど、似たようなことは起こり得るかもしれないと思うとたまらなく怖い。
最初は読むのに時間がかかったが、後半は一気だった。逃げ場のない状況・・・。「火星に住むつもりかい?」このタイトルが特別な意味を持って重くのしかかってくるような気がした。変わってほしい! いや、変わらなければならないのだ! 強くそう願う。読後はほろ苦さが残るが、読みごたえのある作品だった。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.14
(3pt)

落ちはあってもスッキリしない

『平和警察』を『魔女狩り』に、『現代日本』を『中世ヨーロッパ』に重ねた発想と設定は流石と言うほかにない。現代であっても、どこかの国に重ねれば作中のような集団心理も『魔女狩り』もあるだろう。しかし現実味はあったが、平和警察の処刑方法がなんとも受け入れがたく、そこでつまずいてからはとにかく読み進めることが苦痛だった。

これまでの次々と伏線が回収され読後には爽快感のある著作と比べると、最終的には腑に落ちる終わり方だが、始終重々しさの付きまとう、暗すぎるストーリーだったように思う。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
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No.13
(3pt)

そこじゃないだろう

根拠がないのに好き勝手言っているので気分を悪くするかもしれません。自己判断で読んでください。

伊坂作品のレビューに毎回のように見受けられるのは強烈なキャラクターがどうこうだったり皮肉の利いたユーモアがどうこうだったりするけれど、少なくとも今の伊坂幸太郎はそういうところを小説に求めていないと感じる。小説の面白さってそういうところじゃないだろうっていう主張を感じる、個人的には。また、そこに一部の読者と伊坂幸太郎の溝が生じているのだと思う。この「火星に住むつもりかい?」でもそう感じた。

たとえば登場人物としては凡庸な人物像が多くなった。これは評価すべき点だと思う。過激な人物像は読んでいて派手で楽しめるけれど、そこには何も残らない。ああ、爽快だった、で終わってしまう。それにこれはあまり客観的な意見ではないけれど、これは僕の住む世の中とは別の話なんだなと冷めてしまうこともある。面白いけれど結局自分とは関係ない話なんだと思ってしまう。そういう部分が今の伊坂幸太郎からは無くなってきていると感じる。だから評価できる。でも凡庸な人がある出来事に対して凡庸な反応をするのは小説の面白みではないと思う。全体の設定の割には各個人の生き方というか描写はかなりないがしろにされすぎているのはたしか。

ユーモアが少なくなったというのはそこまで小説に影響しないと思う。もしユーモアが好きならばユーモアが集まっているような場所が他にあるんじゃないかと思うし。小説はお話なので話し全体として読者にどのような感じ方を与えられるかが問題だと思うし。ユーモア云々は些細な部分に横着している気がする。ただユーモアがないと物語に牽引力がなくなるというのは明白な問題だとは思う。がんばってほしい。

もう何作も前から伊坂幸太郎には変わろう変わらないとという意識が見られている。その挑戦がすべて上手くいっているわけではないのが惜しいところだ。しばしば(この小説は伊坂幸太郎が書く必要があるのか? 他の人でも書けるんじゃないか?)と思ってしまう。苦闘しているのはわかるので、何とか挑戦し続けていってほしい。もちろんこれは個人的な意見なので好き勝手言っているわけだけれども、それでもやっぱりがんばってほしいと思う。
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No.12
(3pt)

読むのがツライ

平和警察による拷問、理不尽な死刑。読んでいるとムカムカしてくる。早く何か起こって、スカッとさせて!  小さな進展はあるが、ずっとムカムカ、モヤモヤが続く。ラストに来てやっと「そうだったのか!」となるが痛快とまでは行かない。現在の世相に警鐘を鳴らす意味では良いのか? あまり楽しめない本だった。
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No.11
(3pt)

伊坂は裏切らない!

伊坂節全開の伊坂ワールドで、伊坂ファンとしては安心して読める作品でした。
伊坂ファンなら1度は読んでおきたい作品じゃないでしょうか!
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No.10
(3pt)

タイミング

残念なのはこの本と最近の事件が重なること
まんまISだよこれ
内容はテンポもよくいろいろな伏線がありさすがの伊坂幸太郎
ただ結末はある人の死亡報告から察しがつくし
その結末ではなにも解決しないし、あの人がそうする可能性は100%ではないような
ちょっとご都合主義かな
ただスピンオフが作れるくらいの良いキャラが誕生した
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No.9
(3pt)

伊坂さんの限界

伊坂さんのスケールの小ささというか、テーマと内容のギャップを感じてしまう。
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No.8
(3pt)

重くも軽い。

閉塞された社会での、群衆、心理、人間性など、また個々人の生活内での交々。
など伊坂さん得意の、権力と日常の危険性が軸のお話しでした。

どうしても、この作者は傑作を多く発表しており、すばらしい感動や爽快感を
我々が得てきただけに、それらがベンチマークとなってしまうのはつらいところ
なのでしょうね。

本作品内での取り巻く状況は「重い」のですが、登場人物同志の関係性や人物設定
が軽いため、感情移入というか、ひっかり感が薄いため結末を迎えたからと言って
爽快感も含め、うまく腑に収まらないなあと感じました。
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No.7
(3pt)

伊坂さんの最大の武器は、絆やユーモアの描き方だとあらためて実感しました

歴代の作品はほとんど読んできましたが、
本作は読み終わるまでにとても時間がかかってしまいました。
冒頭50ページに20名もの人物が出てきて、頭の中を整理するのに苦労しました。
救いようのない悪の登場も多く、気持ちが重くなります。
「正義の味方」はだれなのか、というリーダビリティはありましたが、
真相があきらかになった時の驚きが、残念ながらあまりありませんでした。

重たい話はこれまでもたくさんありました。
「重力ピエロ」「ゴールデンスランバー」「死神の浮力」、、、
どれも名作です。あれらには読ませる力がありました。
家族や友情など、強い絆が描かれていて、
そしてユーモアもふんだんにちりばめられていました。
本作はその点で少し物足りなかったかな、と。
同時に、これまでの名作の完成度の高さをあらためて感じました。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
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No.6
(3pt)

シルエットだけの劇(多分にネタバレにもなります)

伊坂幸太郎の最新作。警察による「魔女狩り」が社会に蔓延する近未来の日本を描いた、SFっぽいミステリー。

久しぶりに読んでみて、やっぱり伏線のばらまき方と回収の上手いなぁと。まぁ今作は後半一気にオラオラ回収、というより徐々に点と点が線でつながっていく形で、最後の方は落ち着いちゃっていましたが。

「平和警察」「ギロチン」などの設定については、まぁとやかく言いません。フィクションに「ありえない」というのもあれですし、もしもそうなったときの人間の反応もやっぱりフィクションなので「ん…」と思いつつそこは流していったのですが……登場人物たちまでがこんなにもスカスカと通り過ぎていくものかと。
唯一、真壁鴻一郎は目立ってはいましたが、他の誰もほとんど印象に残らず。第二部と第三部では、それぞれ「警察」「正義の味方」からの視点で物語が重点的に描かれるものの、それだけ長くその視点に付き添っても「なんだったんだろうこの人」という感じでした。真壁についても目立っていたというだけで、共感できたわけではありませんし。伏線、ストーリー重視で、自然多くなってくる登場人物ひとりひとり掘ると大変なことになってしまうでしょうが、にしても。

あと、最初の方から「正義の味方」が登場するので、最後にもう一ひねり、来るか!?と思いつつも来なかったり(そうするととても救われない物語にはなりますが)。全編通して「正義とは」と悶々と投げかけてくるものの、結局「正義の味方」は、最後の最後までおおむね「正義の味方」として終わっていきました。

僕にとって、読ませる力は健在なのでエンタメとしては良かったのですが、テーマがテーマなだけに流れる空気はどんより。新機軸の一発目はちょっとあれこれと違和感の残る作品だったと思います。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
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No.5
(3pt)

楽しく読みました

魔女狩り系の話に関しては、そんなことがあるのか、より、あって当たり前…と、いうか根絶は出来ないだろうな、「さもありあん」みたいに捉えてるんで「怖さ」は余り感じません。とてもとても理不尽だけど、「なくならない」が前提だから、根絶する方向より、どう逃れて立ち回ろうか、の方向に思考が展開するタチなのでwま、自分はこの世界にいたらうまく立ち回っているつもりでいきなり予想外なトコで「ババひくタイプ」ですがw

「無実だが態度が悪かった」の絶妙の言い回しで、流れに乗った。で、ラストまでノリのままに楽しみました。

しかし、アクションシーンが3部に来るまでピンと来なかったw
人間に激突する玉…っていうと、大玉ころがしみたいなサイズをつい連想してしまってw
武器の詳細を説明されてから、やっと前に出てたアクションシーンが理解できた。みたいな。
ここのトコの時事問題を彷彿とさせる部分も、間をおかずにぱっと取り入れる、そのタイミングが凄いと思ったりする。
時事問題って間を置くと、どんなに深刻な事でも「まだその話してんの?」って感じる方なんで。
また、嗜虐性が強い人って「それを仮に自分に降りかかって来るとは考えの外なのかなあ?その楽天性はどこからくるんだろう」と本論とは違う方向性にも思考が向かった読後感です。
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No.4
(3pt)

素敵なキャラが一人いるけど出番が…

伊坂さんの本は全て素敵で個性的なキャラが何人が出てきて話す度にどんどん引き込まれていくのだけれど、今回は素敵なキャラと思えるのが一人しか出てこなかった気がする。
毎回伊坂さんの作品で引き込まれてしまう始まりの一文はすごく良かったです!
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
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No.3
(3pt)

方向転換?

伊坂幸太郎さんの作品を全て読んでいますが、今までの作品から方向転換がされた気がします。

この作品では伊坂さん特有のジョークやユーモアが今までと比べると明らかに減っています。意図的なもののようにも感じます。
陣内や西嶋などの強烈なキャラがいないにしても、過去の作品では登場人物の思考や会話がユーモアに溢れていたのですが、この作品ではそういう部分が減らされている気がします。

序盤は情報が山積みされていくだけの少し読みにくい内容で、中盤から要所要所にテンポの良さやユーモアが含まれており、終盤で伏線が繋がっていくのですが、んー少し物足りなかったです。

内容は複数人の目線から進んでいく事を除けば、王道のミステリー小説と言えると思います。
読み進めていく中で情報を集めて結末を予想していく事を楽しむような小説でした。
事件、伏線、結末がはっきりしているだけに、ある意味オーソドックスな内容でした。

今までの雰囲気を消した分、内容重視?と思っていたら、意外と普通だなーという感じでした。

題材は違いますが、サンダーボルトと似た雰囲気を感じました。
すごく映画向きな感じがします。

過去のキャラクターが登場することも無くなりましたし、伊坂さんがこれまでの作品から方向転換しようとしているのかなーと思いました。
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No.2
(3pt)

ヒーロー?

発売前の宣伝文句を真に受けてしまったのか?
あるいは、誤解していたのか?
完全に自分の想像を逸脱していて
読み終わった後の爽快感は皆無だった。

ヒーローが巨大組織と戦う!!

勝手に思い込んでいたストーリー
確かに相手は巨大組織ではあるが
主人公は立ち向かったのか?

勝手なジメージや
思い込みで読み始めると
落ち込むよ!!
と 言う教訓になった作品
モチロン、作品としては素晴らしいと思います!!
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.1
(3pt)

人や物語の焦点が掴みづらくて…

『破格の娯楽小説』や『正義の味方』といった煽り文句から期待される爽快感はなく,
国家権力の横暴や監視システムへの畏怖や嫌悪など,どちらかと言えば重ための雰囲気.
また,幼稚な印象さえも受ける組織の名称が,却ってその思いを引き立たせているようで,
荒唐無稽とは思いながらも,近くに起きそうな想像のしやすい世界に複雑な感情を覚えます.

ただ,物語の入り方,細かい視点変更や区切りのアイコン,小さな点が繋がる終盤など,
この著者らしい雰囲気は随所に見られるものの,今ひとつ人物や物語の焦点が掴みづらく,
正義や偽善といったテーマとおぼしき部分も,どこかありがちで説明的に感じてしまいます.

終盤以降に語られる真実やその後も,確かにうまくまとまって畳まれてもいるのですが,
何か捨て置かれたものがあるようにも思え,苦々しさと違うモヤモヤが残ってしまいます.
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893